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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

7.6.4 オフラインバックアップ基本情報ファイル

オフラインバックアップに関する基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「オフラインバックアップ基本情報ファイル」と呼びます。

注意

クラスタ構成の環境では、環境設定ファイルを直接作成・編集することはできませんので、クラスタ構成の場合の環境設定ファイルに関する説明は省略してあります。

オフラインバックアップ基本情報ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。

installdir/conf/confname/rmfo_bkcom.ini

installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名

オフラインバックアップ基本情報ファイルには、1行につき1つのパラメーターを指定します。

各行は、パラメーター名とパラメーターを「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。

パラメーター名=パラメーター値

オフラインバックアップ基本情報ファイルに設定するパラメーターを、以下に示します。

パラメーター名

説明

パラメーター値

BK_TYPE

データベースバックアップ方法

データベースファイルのバックアップ方法を、以下の数値で指定してください。

  • 5 : 標準(OSコピー)

  • 6 : ACM(レプリケーション管理)(※1)

DBF_TYPE

データベースファイル種別

データベースファイルを配置している領域の種別を、以下の数値で指定してください。

  • 1 : ファイルシステム

  • 2 : RAW

BK_GEN

バックアップ管理世代数

「-1」を指定してください。

LOG_GEN

実行ログ保存期間

本製品の実行ログの保存日数を、1~31で指定してください。

TRC_LVL

トレースレベル

実行ログに出力する情報量を、以下の数値で指定してください。
本製品の通常運用時は、「1 : 標準」を推奨します。

  • 1 : 標準

  • 2 : 詳細

BK_KEEP

バックアップ保存期間

「-1」を指定してください。

ARC_DEL

アーカイブログ自動削除

「-1」を指定してください。

BK_DEL

不要バックアップ削除タイミング

「-1」を指定してください。

CATALOG

リカバリ・カタログ登録

「-1」を指定してください。

(※1) ACM(レプリケーション管理)では、“One Point Copy”(OPC)を使用してコピーします。

注意

  • すべてのパラメーター名を記載してください。パラメーター値を省略する場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。

  • 必ずすべてのパラメーター値を設定してください。

  • 「=」(等号)の前後に、空白およびタブを入れないでください。

ポイント

トレースレベルの設定は、通常運用時は「通常」を選択することを推奨します。「詳細」レベルを選択した場合、ログの出力量が多くなり、本製品のログ出力領域が不足する可能性があります。

  • 「通常」レベル

    通常ログを出力します。

  • 「詳細」レベル

    詳細ログを出力します。「通常」レベルに比べて、ログの出力量が多くなります。バックアップ・リストア中に異常が発生した場合などに、エラー原因調査用の詳細情報を採取するために使用します。

参照

“One Point Copy”については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。