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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

6.6.5 メディアリカバリーのカスタム詳細設定

「メディアリカバリー」タブで設定する、メディアリカバリーのカスタムリカバリー詳細設定について説明します。

メディアリカバリーのカスタムリカバリー詳細設定は、以下のリカバリー方法で設定することができます。

メディアリカバリーのカスタムリカバリー詳細設定内容は、以下のとおりです。

入力項目

設定値

説明

実行する

チェックあり

メディアリカバリーを行います。(※1)

リカバリー方法

オフラインリカバリー

ターゲットデータベースを停止してリカバリーを行います。

オンラインリカバリー

ターゲットデータベースを停止せずにリカバリーを行います。
データベースリカバリーの場合は選択できません。
表領域リカバリーで以下の設定を行っている場合、オンラインリカバリーは指定できません。

  • 「表領域」タブでSYSTEM表領域またはUNDO表領域を含む表領域を指定してRMANリストアを行う

  • 「表領域」タブでボリューム指定のACMリストアを行う

  • 環境設定情報のデータベースファイル種別が「RAW」の場合に、「表領域」タブでSYSTEM表領域またはUNDO表領域を含む表領域を指定してACMリストアを行う

  • 「一時表領域」タブで一時ファイルを再作成する

復元ポイント

復元ポイント種別

設定された復元ポイント種別でデータベースの復旧地点を判断します。
デフォルトでは、「破損直前」に設定されています。

指定ポイント

復元ポイント種別が「破損直前」以外の場合、指定ポイントまでデータベースを復旧します。

(※1) 「実行する」チェックボックスのチェックをはずすことはできません。メディアリカバリーは、必ず実行する必要があります。

ポイント

復元ポイントの設定方法について

「メディアリカバリー」タブの「復元ポイント」内の「設定」ボタンをクリックすると、復元ポイント設定画面が表示されます。
復元ポイントを指定して、「設定」ボタンをクリックしてください。

図6.11 復元ポイント設定画面

復元ポイント

説明

破損直前

すべてのログを適用し、破損直前までデータベースを復旧します。
オンラインREDOログやアーカイブログが欠損している場合、正常に復旧できません。

バックアップ履歴で指定する

データベースの復旧地点を、オンラインバックアップ履歴の世代で指定します。
指定する世代を、プルダウンから選択してください。
指定した世代のバックアップ取得が完了した時点までデータベースを復旧します。

ログ順序番号で指定する

データベースの復旧地点を、スレッド番号とログ順序番号で指定します。
指定するスレッド番号とログ順序番号を、数値で入力してください。
ログ順序番号には、「データベースを復旧したいログ順序番号+1」を指定してください。
シングルサーバ構成の場合とHAクラスタ構成の場合は、スレッド番号に必ず「1」を指定してください。
「指定したログ順序番号-1」までログを適用し、データベースを復旧します。

時刻で指定する

データベースの復旧地点を、時刻(年月日時分秒)で指定します。
指定する時刻を、数値で入力してください。
指定した時刻まで、データベースを復旧します。

復元ポイント設定画面の「バックアップ履歴」には、オンラインバックアップ(データベースバックアップ)とアーカイブログバックアップの履歴情報が表示されます。