データベースリカバリーでRESETLOGSが実行された場合は、すぐにオンラインバックアップを取得してください。
オンラインバックアップを取得していない場合、有効なバックアップファイルが存在しないため、データベースファイルに異常が発生しても復旧できない危険な状態となります。
オンラインバックアップについては、「第4章 オンラインバックアップ」を参照してください。
注意
アドバンスト・コピー機能を使用した複数世代のバックアップ運用時に、リストア・リカバリー処理でRESETLOGSが実行された場合、AdvancedCopy Managerのバックアップ履歴に不整合が発生するため、オンラインバックアップが失敗することがあります。
その場合は、以下の手順で復旧してください。
DBチェックでデータベースファイルに破損がないことを確認
オンラインバックアップ初期化を実行
オンラインバックアップを実行
注意
RMANによるオンラインバックアップ運用時に、リストア・リカバリー処理でRESETLOGSが実行された場合、リストア・リカバリー後の初回オンラインバックアップ時で、過去のバックアップファイルが削除されないことがあります。
その場合は、以下の手順で復旧してください。
DBチェックでデータベースファイルに破損がないことを確認
オンラインバックアップ初期化を実行
オンラインバックアップを実行
注意
アドバンスト・コピー機能を使用したバックアップ運用時、リカバリー直後にバックアップを実施すると、バックアップに失敗するか、リストアの物理コピーがキャンセルされる場合があります。
これは、直前に行ったアドバンスト・コピー(リストア)の物理コピーが完了していないことが原因です。
そのため、アドバンスト・コピー機能を使用したバックアップ運用の際は、以下の手順でバックアップを取得してください。
AdvancedCopy Managerのコマンドを使用して、リストアの物理コピーが完了したことを確認
# /opt/FJSVswsts/bin/swstreststat
オンラインバックアップを実行
参照
AdvancedCopy Managerの物理コピーについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。