コマンドを使用して、オンラインバックアップを行う手順を説明します。
ポイント
クラスタ環境の場合は、プライマリノードで実行してください。
オンラインバックアップを行う前に、「4.3 オンラインバックアップの前に」を参照して、準備作業をすべて完了してください。
注意
以下の場合は、バックアップができません。
ターゲットデータベースが、オープン状態でない場合
データベースをオープンしてから、オンラインバックアップを行ってください。
クラスタ構成の運用環境で、PRIMECLUSTERが正常に動作していない場合
PRIMECLUSTERを正常に動作させてから、オンラインバックアップを行ってください。
RAC構成の運用環境で、クラスタを構成する一部のノードが停止している場合
クラスタを構成するすべてのノードを起動させてから、オンラインバックアップを行ってください。
OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベース環境でバックアップを実行した場合は、すべての表領域がONLINE状態になります。
オンラインバックアップを実行する前に、バックアップを実行するノードで、クラスタノードのアーカイブログ出力領域をリモートマウントして、すべてのクラスタノードのアーカイブログ出力領域が参照できるようにしてください。運用環境設定のアーカイブログ出力先に指定されたマウントポイントを参照できない場合、正しくバックアップを取得できません。
バックアップ方法にECを選択している場合は、オンラインバックアップ実行前に、必ずEC同期開始処理を行ってください。EC同期開始の運用方法については、「3.7.2 ECバックアップを行う場合のバックアップ運用」を参照してください。EC同期開始については、「4.5.6 EC同期開始」を参照してください。
rootユーザーでログインします
データベースサーバにrootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することもできます。
オンラインバックアップコマンドを実行します
以下のようにオンラインバックアップコマンドを実行してください。
オンラインバックアップが実行されます。
# installdir/bin/rmfobackup confname |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
実行結果を確認します
コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージが表示されます。
コマンド終了ステータス、および、処理終了メッセージで、コマンドの処理結果を確認してください。コマンド終了ステータスについては、「第10章 コマンドリファレンス」を参照してください。処理終了メッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。
実行ログを確認して、エラーが発生していないことを確認してください。実行ログについては、「第11章 実行ログ」を参照してください。