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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

4.1.6 EC同期開始

EC同期開始機能について説明します。

EC同期開始では、以下の処理が行われます。

  1. データベースファイルの正常性チェック

    以下のデータベースリソースが正常かどうかをチェックします。
    データベースに異常がある場合、EC同期開始処理を行わずに異常終了します。

    • インスタンス起動状態(すべてのインスタンスがOPEN状態である必要があります)

    • ログ・モード(アーカイブ・モードである必要があります)

    • 制御ファイル

    • オンラインREDOログ・ファイル

    • 表領域・データファイル

    • 一時表領域・一時ファイル

  2. バックアップボリュームのEC同期開始

    次回のオンラインバックアップでバックアップするボリュームのEC同期処理を開始します。

参照

ECの同期処理や等価性維持状態などに関しては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。

注意

オンラインバックアップでバックアップ方法としてECを使用する場合は、オンラインバックアップ前に必ず以下の操作を行ってください。
詳細については、「4.5.6 EC同期開始」を参照してください。

  1. EC同期開始機能を実行

  2. ECボリュームが等価性維持状態になっていることを確認

ポイント

EC同期開始機能は、オンラインバックアップでバックアップ方法としてECを使用する場合のみ必要な機能です。その他のバックアップ方法を選択した場合は、EC同期開始機能を使用しません。