アーカイブログバックアップ機能について説明します。
アーカイブログバックアップでは、以下の処理が行われます。
データベースファイルの正常性チェック
以下のデータベースリソースが正常かどうかをチェックします。
データベースに異常がある場合、アーカイブログバックアップを行わずに異常終了します。
インスタンス起動状態（すべてのインスタンスがOPEN状態である必要があります）
ログ・モード（アーカイブ・モードである必要があります）
制御ファイル
オンラインREDOログ・ファイル
表領域・データファイル
一時表領域・一時ファイル
アーカイブログのバックアップ
Oracle Recovery Managerを使用して、まだバックアップされていないアーカイブログのバックアップセットを生成します。
環境設定情報のバックアップ基本情報で、バックアップ時にアーカイブログを自動削除するよう設定した場合、バックアップされて不要となったアーカイブログをアーカイブログ出力先から削除します。
注意
データベースを初めてバックアップする場合や、オンラインバックアップ初期化後にバックアップする場合は、オンラインバックアップでデータベース全体をバックアップしてください。アーカイブログバックアップだけでは、データベースの復旧ができません。
アーカイブログバックアップをバックアップ運用で使用する場合、リカバリー時のアーカイブログ出力先領域のサイズに注意が必要です。
長い間オンラインバックアップを行わずにアーカイブログバックアップのみを行っていた場合、データベースを破損直前までリカバリーする際に、最後に取得されたオンラインバックアップとそれ以降に取得されたアーカイブログバックアップがすべてリストアされるため、アーカイブログ出力先に大量のアーカイブログがリストアされることになります。
アーカイブログバックアップをバックアップ運用で使用する場合は、アーカイブログバックアップだけでなく、オンラインバックアップを定期的に取得することを推奨します。
