リカバリ・カタログ・データベースに関する情報を指定する環境設定ファイルを「リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル」と呼びます。
注意
クラスタ構成の環境では、環境設定ファイルを直接作成・編集することはできませんので、クラスタ構成の場合の環境設定ファイルに関する説明は省略してあります。
リカバリ・カタログ・データベースをすでに作成している場合は、設定内容を変更しないでください。設定内容を変更したい場合は、ファイルを修正する前に、オンラインバックアップを初期化して、リカバリ・カタログ・データベースを削除してください。
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。
installdir/conf/confname/rmfo_catalog.ini |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルには、1行につき1つのパラメーターを指定します。
各行は、パラメーター名とパラメーターを「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。
パラメーター名=パラメーター値 |
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルに設定するパラメーターを、以下に示します。
パラメーター名 | 説明 | パラメーター値 |
R_DB_NAME | データベース名(ORACLE_SID) | リカバリ・カタログ・データベースのデータベース名を指定してください。(※1) |
R_ORACLE_HOME | ORACLE_HOME | リカバリ・カタログ・データベースのORACLE_HOMEを絶対パスで指定してください。 |
LSNR_NAME | リスナー名 | リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名を指定してください。(※2) |
PORT | ポート番号 | リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号を指定してください。(※3) |
R_CAT_DIR | 格納先マウントポイント | リカバリ・カタログ・データベース作成用にディレクトリを作成して、作成したディレクトリを絶対パスで指定してください。 |
R_CAT_VOL | 格納先ボリューム | リカバリ・カタログ・データベースを格納する、未使用の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
R_CAT_FS | 格納先ファイルシステム種別 | リカバリ・カタログ・データベース格納先のファイルシステム種別を、以下の数値で指定してください。
|
R_USER | リカバリ・カタログユーザー名 | リカバリ・カタログユーザー名を指定してください。 |
(※1) リカバリ・カタログ・データベースは Recovery Manager for Oracleが環境設定時に作成します。未使用のデータベース名を指定してください。
(※2) リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーは、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に作成します。未使用のリスナー名を指定してください。
(※3) リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー用のポート番号は、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に割り当てます。未使用のポート番号を指定してください。
注意
「格納先マウントポイント」に指定するディレクトリには、専用のディレクトリを指定してください。指定したディレクトリには、本製品内で作成するファイル以外、何も格納しないでください。
すべてのパラメーター名を記載してください。パラメーター値を省略する場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。
R_ORACLE_HOME以外は、すべてのパラメーター値を設定してください。
「=」(等号)の前後に空白およびタブを入れないでください。