ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

3.6.9 リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル

リカバリ・カタログ・データベースに関する情報を指定する環境設定ファイルを「リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル」と呼びます。

注意

  • クラスタ構成の環境では、環境設定ファイルを直接作成・編集することはできませんので、クラスタ構成の場合の環境設定ファイルに関する説明は省略してあります。

  • リカバリ・カタログ・データベースをすでに作成している場合は、設定内容を変更しないでください。設定内容を変更したい場合は、ファイルを修正する前に、オンラインバックアップを初期化して、リカバリ・カタログ・データベースを削除してください。

リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。

installdir/conf/confname/rmfo_catalog.ini

installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名

リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルには、1行につき1つのパラメーターを指定します。

各行は、パラメーター名とパラメーターを「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。

パラメーター名=パラメーター値

リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルに設定するパラメーターを、以下に示します。

パラメーター名

説明

パラメーター値

R_DB_NAME

データベース名(ORACLE_SID)

リカバリ・カタログ・データベースのデータベース名を指定してください。(※1)
設定可能な文字は半角英数字で、開始文字は英字である必要があります。
最大長は8文字です。

R_ORACLE_HOME

ORACLE_HOME

リカバリ・カタログ・データベースのORACLE_HOMEを絶対パスで指定してください。
指定可能な文字は、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「\」、「'」および空白を除く、半角文字です。
最大長は256文字です。
“/”からはじまる値を指定してください。
パスの最後に「/」を入れないでください。
パスの中に「//」を含まないでください。

LSNR_NAME

リスナー名

リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名を指定してください。(※2)
指定可能な文字は、半角英数字および「_(アンダーバー)」です。
最大長は、64文字です。
英字からはじまる値を指定してください。

PORT

ポート番号

リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号を指定してください。(※3)
指定できる値は、1024~65535です。

R_CAT_DIR

格納先マウントポイント

リカバリ・カタログ・データベース作成用にディレクトリを作成して、作成したディレクトリを絶対パスで指定してください。
指定可能な文字は、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「\」、「'」および空白を除く、半角文字です。
最大長は256文字です。
“/”からはじまる値を指定してください。
パスの最後に「/」を入れないでください。
パスの中に「//」を含まないでください。

R_CAT_VOL

格納先ボリューム

リカバリ・カタログ・データベースを格納する、未使用の物理ディスクのボリュームを指定してください。
指定可能な文字は、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「\」、「'」および空白を除く、半角文字です。
最大長は256文字です。
“/dev/”からはじまる値を指定してください。

R_CAT_FS

格納先ファイルシステム種別

リカバリ・カタログ・データベース格納先のファイルシステム種別を、以下の数値で指定してください。

  • 1 : ufs

R_USER

リカバリ・カタログユーザー名

リカバリ・カタログユーザー名を指定してください。
指定可能な文字は、空白を除く半角文字です。
開始文字は英字である必要があります。
最大長は8文字です。

(※1) リカバリ・カタログ・データベースは Recovery Manager for Oracleが環境設定時に作成します。未使用のデータベース名を指定してください。
(※2) リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーは、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に作成します。未使用のリスナー名を指定してください。
(※3) リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー用のポート番号は、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に割り当てます。未使用のポート番号を指定してください。

注意

  • 「格納先マウントポイント」に指定するディレクトリには、専用のディレクトリを指定してください。指定したディレクトリには、本製品内で作成するファイル以外、何も格納しないでください。

  • すべてのパラメーター名を記載してください。パラメーター値を省略する場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。

  • R_ORACLE_HOME以外は、すべてのパラメーター値を設定してください。

  • 「=」(等号)の前後に空白およびタブを入れないでください。