ACMバックアップ情報をオンライン環境設定画面で一括登録する場合に使用する、ACMバックアップCSVファイルについて説明します。
ACMバックアップCSVファイルに記述する内容は、「3.5.4 バックアップ基本情報」の「データベースファイル種別」によって異なります。
「ファイルシステムの場合」を参照してください。
「RAWの場合」を参照してください。
ファイルシステムの場合
ACMバックアップCSVファイルは、任意のファイル名で、以下のフォーマットで作成してください。
1行につき、1つの業務ボリュームに対するバックアップ情報を記述します。
データファイルを格納しているすべてのボリューム数分の行を記述してください。
マウントポイント,業務ボリューム,バックアップ1,バックアップ2,バックアップ3 |
注意
ACMバックアップCSVファイルには、空白行を入れないでください。
「バックアップ2」および「バックアップ3」の情報が存在しない場合でも、その前に記述する「,」は省略できません。
CSVファイルの拡張子は、「.csv」にしてください。
CSVファイルに記述する情報は、以下のとおりです。
項目名 | 項目値 |
マウントポイント | ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域のマウントポイントを絶対パスで指定してください。(※1) |
業務ボリューム | ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域の、物理ディスクのボリュームを指定してください。(※2) |
バックアップ1 | 1世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定してください。(※3) |
バックアップ2 | バックアップ管理世代に2世代以上を設定している場合は、2世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定してください。(※3) |
バックアップ3 | バックアップ管理世代に3世代を設定している場合は、3世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定してください。(※3) |
(※1) 制御ファイルやオンラインREDOログ・ファイルなど、データファイル(表領域)以外のデータベースファイルが格納されたボリュームは設定しないでください。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t”コマンドを実行した結果の“Device”列に表示されるボリューム名を設定してください。
(※3) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b”コマンドを実行した結果の“Device”列に表示されるボリューム名を設定してください。
注意
マウントポイント、業務ボリューム、および、バックアップ1には、必ず値を設定してください。
バックアップ2は、バックアップ管理世代を2世代以上に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を1世代に設定する場合は、指定する必要はありません。
バックアップ3は、バックアップ管理世代を3世代に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を2世代以下に設定する場合は、指定する必要はありません。
参照
swstdevdispコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
RAWの場合
ACMバックアップCSVファイルは、任意のファイル名で、以下のフォーマットで作成してください。
1行につき、1つのデータファイル(表領域)に対するバックアップ情報を記述します。
すべてのデータファイルボリューム数分の行を記述してください。
表領域,業務ボリューム,バックアップ1,バックアップ2,バックアップ3 |
注意
ACMバックアップCSVファイルには、空白行を入れないでください。
「バックアップ2」および「バックアップ3」の情報が存在しない場合でも、その前に記述する「,」は省略できません。
CSVファイルの拡張子は、「.csv」にしてください。
CSVファイルに記述する情報は、以下のとおりです。
項目名 | 項目値 |
表領域 | ターゲットデータベースの表領域名を指定してください。(※1) |
業務ボリューム | ターゲットデータベースの表領域に割り当てられたデータファイル(RAWデバイス)に対応するブロック型論理デバイス(/dev/dsk)のボリュームを指定してください。(※2) |
バックアップ1 | 1世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定してください。(※3) |
バックアップ2 | バックアップ管理世代に2世代以上を設定している場合は、2世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定してください。(※3) |
バックアップ3 | バックアップ管理世代に3世代を設定している場合は、3世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定してください。(※3) |
(※1) 表領域には、一時表領域(TEMPFILE)を設定しないでください。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t”コマンドを実行した結果の“Device”列に表示されるボリューム名を設定してください。
(※3) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b”コマンドを実行した結果の“Device”列に表示されるボリューム名を設定してください。
注意
表領域、業務ボリューム、および、バックアップ1には、必ず値を設定してください。
バックアップ2は、バックアップ管理世代を2世代以上に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を1世代に設定する場合は、指定する必要はありません。
バックアップ3は、バックアップ管理世代を3世代に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を2世代以下に設定する場合は、指定する必要はありません。
参照
swstdevdispコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。