Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第7部 DB連携定義ツール> 第29章 機能> 29.3 サポート範囲> 29.3.3 留意事項

29.3.3.4 初期連携の抽出定義の留意事項

DB連携定義ツールにて生成する初期連携の抽出定義の留意事項について以下の順に説明します。以下に記載していない事項に関してはグローバルサーバのDB-EXPRESSに準じます。詳細はグローバルサーバの"DB-EXPRESS運用手引書 基本機能編"を参照してください。

なお、DB連携定義ツールではDB-EXPRESSの実行JCLは生成できません。

◆注意

生成する定義に各国語文字が含まれる場合、コード変換の異常により代替文字に置き換わることがあります。生成された定義を確認し、必要に応じて修正してください。

■DB-EXPRESSの実行制御文

DB-EXPRESSの実行制御文の留意事項を"表:DB-EXPRESSの実行制御文の留意事項"に示します。
必要に応じて生成された定義を修正して利用してください。

なお、実行制御文(CNVDB制御文)は1レコードごとに1ファイルを生成すると同時に、最大100レコード分を1ファイル内にまとめて生成します。100レコードを超える場合にはファイルが複数に分かれます。また、これらに対応するADLのPEDコマンドのファイルも同時に生成するため、これらを一組としてDB-EXPRESSの実行JCLに指定することで複数のレコードを利用することができます。

[表:DB-EXPRESSの実行制御文の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

CNVDB

FROM

DFNNDB制御文,DFNRDBII制御文またはDFNSAM制御文(入力用)のメンバ名を自動命名します。命名規約は"表:初期連携定義の命名規約"を参照してください。

TO

DFNSAM制御文(出力用)のメンバ名を自動命名します。命名規約は"表:初期連携定義の命名規約"を参照してください。

RECCNT

生成できません。

CNVEXIT

生成できません。

CLASS

生成できません。

RECPOINT

生成できません。

BUFNUM

生成できません。

■DB-EXPRESSの定義制御文

DB-EXPRESSの定義制御文の留意事項を以下の順に説明します。
必要に応じて生成された定義を修正して利用してください。

◆NDBを抽出する場合

◆RDBを抽出する場合

◆VSAMを抽出する場合

[表:DFNNDB制御文の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

DFNNDB

SCHEMA

 

SUBSCHEMA

 

RECORD

 

CMAP

生成できません。

SELECT

抽出元データベースの項目名と異なる名前で自動生成されることがあります。

SUBRANGE

生成できません。

WHERE

生成できません。

ATTR

生成できません。

INTYPE

生成できません。

DATACHK

生成できません。

INDEX

生成できません。

XIF

生成できません。

SRANDOM

生成できません。

NECESSARY

生成できません。

[表:DFNRDBII制御文の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

DFNRDBII

DSI

生成できません。

WITH

 

AS

 

[表:DFNSAM制御文(入力用)の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

DFNSAM

RECORD

DFNREC制御文のメンバ名を自動命名します。命名規約は"表:初期連携定義の命名規約"を参照してください。

RELATION

生成できません。

REFMODE

生成できません。

SELECT

生成できません。

WHERE

生成できません。

DATACHK

生成できません。

[表:DFNREC制御文の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

DFNREC

FILE

DFNFILE制御文のメンバ名を自動命名します。命名規約は"表:初期連携定義の命名規約"を参照してください。

TYPE

生成できません。

VAL

生成できません。

INTYPE

生成できません。

ITEM

抽出元データベースの項目名と異なる名前で自動生成されることがあります。

[表:DFNFILE制御文(入力用)の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

DFNFILE

TYPE

定義移入時に指定したVSAMのデータセット種別が生成されます。

FILE

生成できません。

ACNAME

DFNSAM制御文(入力用)のメンバ名を自動命名します。命名規約は"表:初期連携定義の命名規約"を参照してください。
DB-EXPRESSの実行JCLには本オペランドに生成された名前をDD名(アクセス名)として指定してください。

USREXIT

生成できません。

[表:DFNSAM制御文(出力用)の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

DFNSAM

FILE

DFNFILE制御文(出力用)のメンバ名を自動命名します。命名規約は"表:初期連携定義の命名規約"を参照してください。

COL

 

EQU

生成できません。

TRNCNT

生成できません。

NULL

 

SFTCODE

生成できません。

OUTTYPE

日時データ出力形式は以下のとおり生成します。
DATE型:BINARY
TIME型:BINARY
TIMESTAMP型(小数秒なし):BINARY
TIMESTAMP型(小数秒あり):ZONE
なお、上記の型が混在する場合は"BINARY"を生成します。

FMTOUT

生成できません。

ITEM

生成できません。

[表:DFNFILE制御文(出力用)の留意事項]

定義

留意事項

制御文

オペランド

DFNFILE

TYPE

 

ACNAME

DFNSAM制御文(出力用)のメンバ名を自動命名します。命名規約は"表:初期連携定義の命名規約"を参照してください。
DB-EXPRESSの実行JCLには本オペランドに生成された名前をDD名(アクセス名)として指定してください。

■DB-EXPRESSが利用するADL定義

DB-EXPRESSが利用するADL定義の留意事項を"表:ADL定義の留意事項"に示します。
DB連携定義ツールではDB-EXPRESSが利用するADL定義としてPEDコマンドおよびSUBSCHEMAコマンドを生成します。DB-EXPRESSが動作するために必要最低限の定義を生成するため、必要に応じて生成された定義を修正して利用してください。
DB-EXPRESSが利用するADL定義としてAPGコマンドがありますが、DB連携定義ツールではAPGコマンドは生成しません。

[表: ADL定義の留意事項]

定義

留意事項

PEDコマンド

PEDコマンドは、1レコードごとに1ファイルを生成すると同時に、最大100レコード分を1ファイル内にまとめて生成します。100レコードを超える場合にはファイルが複数に分かれます。また、生成したファイルに対応するCNVDB制御文のファイルも同時に生成するため、これらを一組としてDB-EXPRESSの実行JCLに指定することで複数のレコードを利用することができます。
なお、VSAMについても上記のレコードの数に計上しますが、DB-EXPRESSではDATASETサブエントリを不要としているためDATASETサブエントリは生成しません。また、VSAMも1レコードごとに1ファイルを生成しますが、DATASETサブエントリを生成しないため、PED名を除きすべてのレコードを同じ定義内容で生成します。

SUBSCHEMAコマンド

SUBSCHEMAコマンドは、スキーマごとに1ファイルを作成します。
項目名は、抽出元データベースの項目名と異なる名前で自動生成されることがあります。


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