Linkexpress Transactional Replication option説明書 |
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第6部 クラスタシステム | > 第28章 TJNL | > 28.3 クラスタシステム(SafeCLUSTER編) | > 28.3.1 環境設定 | > 28.3.1.4 TRM環境の作成 |
クラスタアプリケーションを使用する場合、TRM環境定義にクラスタシステム用としてClusterセクションを追加します。また、環境定義に指定するすべてのファイルは、クラスタアプリケーションに登録した切替えディスクを指定する必要があります。クラスタアプリケーションを使用する場合のTRM環境定義の記述形式は以下のとおりです。なお、Clusterセクション以外の指定内容については、"環境定義の記述"を参照してください。
[MQDConfiguration] |
TRM用のクラスタサービスが使用するシステムファイルを格納するディレクトリを指定します。記述内容を、"表:Clusterセクションの記述内容"に示します。
キーワード |
省略 |
記述方法 |
記述内容の説明 |
---|---|---|---|
SystemDirectory |
不可 |
絶対パス名で指定します。 |
TRM用のクラスタサービスが使用するシステムファイルを格納するディレクトリを指定します。 |
以下に、Clusterセクションの記述例を示します。
[Cluster] |
TRMをクラスタアプリケーションで使用する場合、共用ディスク上に"ファイル容量の見積り"に示すファイル容量が必要です。
必要なファイル容量を確保してから以降の操作を行ってください。
運用ノード上でTRM環境を作成します。TRM環境の作成は、通常の環境作成と同様に、trmqdsetupコマンドを使用します。trmqdsetupコマンドを実行する際には-pを指定してください。
以下に、trmqdsetupコマンドの実行例を示します。
trmqdsetup -p -f setup.def |
待機ノード上でTRM環境を作成します。このとき、切替えディスクにアクセスできるようにする必要はありません。TRM環境の作成は、trmqdsetupコマンドを使用します。運用ノード上に環境を作成したときと同一内容のTRM環境定義、および待機ノード上での環境作成を意味する-hオプションを指定します。
以下に、trmqdsetupコマンドの実行例を示します。
trmqdsetup -p -f setup.def -h |
切替えディスクにアクセス可能なノード上で、TRMを起動します。
TRMの起動については、"TRMの起動"を参照してください。
TJNLおよびJournalTransferが使用するメッセージキューを作成します。
メッセージキューの作成は、trmqdcrtqコマンドで行います。trmqdcrtqコマンドの詳細については、"trmqdcrtq"を参照してください。また、オプションの指定方法については、"TRMのメッセージキュー環境"を参照してください。
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