Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド |
目次
索引
![]() ![]() |
付録E システムの監視対象と方法 |
モニタデーモンが、副系のデータベースを正系に自動で切替える場合や、dxswitchコマンド(オプションなし)で切替える場合、副系のモニタデーモンから正系のSymfoware Serverの強制停止を実行します。
その後、副系のモニタデーモンが正系のSymfoware Serverの強制停止を確認してから、副系のデータベースを正本に切替えます。
モニタデーモンのノード間通信環境は、以下のように設計してください。これにより、ノード間の通信環境の異常が原因で、Symfoware Serverの強制停止の結果が無応答になるのを防ぐことが可能です。
監視や切替えを正しく動作させるために、専用のLANポートを利用したシステム管理用のLANとして、サーバおよびネットワークを専用に接続してください。また、二重化などの対策を必ず設計してください。
正系ノードのデータベースを停止しない状態で副系ノードのデータベースに切替えを行った場合、スプリットブレインが発生する可能性があります。
モニタデーモンによる切替えでは強制停止の待ち合せを行うため、副系ノードのデータベースで業務を開始する時間には、強制停止の待ち合せ時間が含まれます。
待ち合わせ時間は、下記(※)の「Symfoware Serverの強制停止の応答がない原因」が発生した場合に考慮が必要となります。このため、上記で説明したノード間通信環境の対策(専用のLANポートや二重化など)などを実施してください。これらの対策を実施してあれば、待ち合わせ時間の考慮はほとんど必要がありません。(モニタデーモンがダウンした場合は、システムが自動的に再起動を行います)
※:Symfoware Serverの強制停止の応答がない原因
ノード間の通信環境の異常
相手側のモニタデーモンのダウン
OSのダウンおよびスローダウン
ノード切替え時に発生するスプリットブレインについては“運用ガイド”の“ノードの切替え時のスプリットブレイン検知”を参照してください。
目次
索引
![]() ![]() |