Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド
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付録A 資源の見積り> A.4 RLPの資源見積り

A.4.3 RLCファイルの容量見積り

RLCファイルの容量として、以下の2種類の値を決定する必要があります。

RLCファイルの全体容量(RLCファイル数×RLCファイルの容量)を、以下の観点から見積りを行います。

RLCファイル数(3〜64まで定義可能)とRLCファイルの容量については、以下が成り立つように設定してください。なお、一般的には、RLCファイルの枯渇(RLC交替での容量監視)と運用の簡易性(ボリュームの管理など)を考慮して、RLC数は10程度で見積りすることを推奨します。

RLCファイル数×RLCファイルの容量 > 必要な全体容量
必要な全体容量 = 単位時間あたりのRERUNログ量 × 運用時間

■例

以下の条件の見積り例を示します。

  1. 必要なRLCファイル容量

    必要な全体容量 = 5メガバイト/秒×21600秒 ≒ 105ギガバイト

  2. RLCファイル容量の見積り

    RLCファイル数=10のため、以下になります。

    必要な全体容量(105ギガバイト) ÷ RLCファイル数(10) ≒ 12ギガバイト(端数は切上げ)
    RLCファイルの容量は12ギガバイト

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