Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド |
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付録A 資源の見積り | > A.4 RLPの資源見積り |
RLCファイルの容量として、以下の2種類の値を決定する必要があります。
RLCファイル1つあたりの容量
RLCファイル数
RLCファイルの全体容量(RLCファイル数×RLCファイルの容量)を、以下の観点から見積りを行います。
一定期間の利用者業務で発生するRERUNログ量
副系ノードの保守作業や副系ノードの異常などにより、データベースの二重化処理が動作できない時間を考慮し、その期間内に発生するRERUNログ量を見積りする必要があります。
利用者業務で長時間にわたるトランザクションがある場合、長時間トランザクションの処理時間が、すべてのRLCファイルを一巡する期間を超えないようにする必要があります。
RLCファイル数(3〜64まで定義可能)とRLCファイルの容量については、以下が成り立つように設定してください。なお、一般的には、RLCファイルの枯渇(RLC交替での容量監視)と運用の簡易性(ボリュームの管理など)を考慮して、RLC数は10程度で見積りすることを推奨します。
RLCファイル数×RLCファイルの容量 > 必要な全体容量 必要な全体容量 = 単位時間あたりのRERUNログ量 × 運用時間 |
以下の条件の見積り例を示します。
単位時間あたりのRERUNログ量:5メガバイト/秒
データベースの二重化処理が停止する最大の時間
副系ノードの保守作業の最大時間を想定:6時間 = 21600秒
RLCファイルの全体容量の枯渇(RLC交替での容量監視)と運用の簡易性(ボリュームの管理など)を考慮して、RLC数は10程度とする。
必要なRLCファイル容量
必要な全体容量 = 5メガバイト/秒×21600秒 ≒ 105ギガバイト |
RLCファイル容量の見積り
RLCファイル数=10のため、以下になります。
必要な全体容量(105ギガバイト) ÷ RLCファイル数(10) ≒ 12ギガバイト(端数は切上げ) RLCファイルの容量は12ギガバイト |
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