Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド
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第2章 セットアップ> 2.2 動作環境の設定

2.2.7 Symfoware/RDB環境の作成

正系ノードおよび副系ノードの各ノードでSymfoware/RDB環境を作成します。

[図:Symfoware/RDB環境作成の流れ]

以降で説明する作業の詳細については“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。

■正系ノードでのセットアップ手

以下に、正系ノードのセットアップ手順を示します。

  1. カーネル編集

    以下の値を求める概算式に、“同時に実行するMirroring Controllerのコマンド数”を加算してください。

    同時に実行するMirroring Controllerのコマンドの数は、以下の式から算出します。

    同時に実行するMirroring Controllerのコマンド数  = 15 + 監査対象のデータベーススペース数
       + 利用者が同時に実行するコマンド数
  2. RDB構成パラメタファイルの編集

    RDB構成パラメタファイルのRDBCNTNUMに、2.で求めた同時に実行するMirroring Controllerのコマンド数を加算してください。

  3. Symfoware Serverのセットアップ

    通常のSymfoware Serverのセットアップ手順と同じです。

  4. 正系ノードでのディスク環境の確認

    正系ノードのデータベース資源の作成先パス名をRDB構成パラメタファイルの指定値およびRDBコマンドで確認します。その後、権限の設定状況などをOS機能により確認します。
    確認する資源とその作成先の確認方法を以下の表に示します。

    [表:確認資源と作成先の確認方法]

    確認資源

    作成先の確認方法

    RDBディレクトリファイル

    RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE1パラメタおよびRDBDIRSPACE2パラメタ、またはRDBDIRSPACEパラメタ

    RDBディクショナリ

    Symfoware Serverのrdbprdicコマンドの表示結果

    すべてのデータベーススペース

    Symfoware Serverのrdbprtコマンドの表示結果

    監査ログデータベース

    Symfoware Serverのrdbauditコマンドの表示結果

■副系ノードでのセットアップ手

以下に、副系ノードのセットアップ手順を示します。

  1. 環境変数の設定

    正系ノードと同じ設定を行ってください。

  2. カーネル編集

    正系ノードと同じ編集を行ってください。

  3. RDB構成パラメタファイルの編集

    正系ノードと同じ編集を行ってください。

  4. 副系ノードでのディスク環境の設定

    正系ノードで確認したディスク環境を元に副系ノードにてディスク環境の設定を行います。

    1. パス名および権限の設定

      OS機能により、上記で確認したパス名・サイズ(ローデバイスの場合)および権限を正系ノードと一致するように副系ノードで設定します。
      なお、データベーススペースおよび監査ログデータベースをファイルまたはネットワークファイルに作成している場合には、ディレクトリ構成の設定またはネットワークファイルの設定を行ってください。

    2. RDB構成パラメタファイルの設定

      RDBディレクトリファイルの配置先パス名は、正系ノードと同じ内容を副系ノードのRDB構成パラメタファイルに設定します。

  5. Symfoware Serverのセットアップ

    正系ノードと同じ手順で、Symfoware Serverのセットアップを行ってください。


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