Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド |
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第2章 セットアップ | > 2.2 動作環境の設定 |
正系ノードおよび副系ノードの各ノードでSymfoware/RDB環境を作成します。
正系ノードと副系ノードのRDBシステム名は、異なる名前で定義してください。
DBミラーリングシステムでは、ノード切替えに備えて両ノードの環境変数やカーネル編集パラメタが一致していることが必要です。
セットアップ時には正系ノードと副系ノード間でデータベース資源を配置するディスク環境を一致させてください。
以降で説明する作業の詳細については“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
以下に、正系ノードのセットアップ手順を示します。
カーネル編集
以下の値を求める概算式に、“同時に実行するMirroring Controllerのコマンド数”を加算してください。
クライアント多重度
クライアントプロセス多重度
同時に実行するMirroring Controllerのコマンドの数は、以下の式から算出します。
同時に実行するMirroring Controllerのコマンド数 = 15 + 監査対象のデータベーススペース数 + 利用者が同時に実行するコマンド数 |
RDB構成パラメタファイルの編集
RDB構成パラメタファイルのRDBCNTNUMに、2.で求めた同時に実行するMirroring Controllerのコマンド数を加算してください。
Symfoware Serverのセットアップ
通常のSymfoware Serverのセットアップ手順と同じです。
正系ノードでのディスク環境の確認
正系ノードのデータベース資源の作成先パス名をRDB構成パラメタファイルの指定値およびRDBコマンドで確認します。その後、権限の設定状況などをOS機能により確認します。
確認する資源とその作成先の確認方法を以下の表に示します。
確認資源 |
作成先の確認方法 |
---|---|
RDBディレクトリファイル |
RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE1パラメタおよびRDBDIRSPACE2パラメタ、またはRDBDIRSPACEパラメタ |
RDBディクショナリ |
Symfoware Serverのrdbprdicコマンドの表示結果 |
すべてのデータベーススペース |
Symfoware Serverのrdbprtコマンドの表示結果 |
監査ログデータベース |
Symfoware Serverのrdbauditコマンドの表示結果 |
以下に、副系ノードのセットアップ手順を示します。
環境変数の設定
正系ノードと同じ設定を行ってください。
カーネル編集
正系ノードと同じ編集を行ってください。
RDB構成パラメタファイルの編集
正系ノードと同じ編集を行ってください。
副系ノードでのディスク環境の設定
正系ノードで確認したディスク環境を元に副系ノードにてディスク環境の設定を行います。
パス名および権限の設定
OS機能により、上記で確認したパス名・サイズ(ローデバイスの場合)および権限を正系ノードと一致するように副系ノードで設定します。
なお、データベーススペースおよび監査ログデータベースをファイルまたはネットワークファイルに作成している場合には、ディレクトリ構成の設定またはネットワークファイルの設定を行ってください。
RDB構成パラメタファイルの設定
RDBディレクトリファイルの配置先パス名は、正系ノードと同じ内容を副系ノードのRDB構成パラメタファイルに設定します。
Symfoware Serverのセットアップ
正系ノードと同じ手順で、Symfoware Serverのセットアップを行ってください。
環境変数の設定の詳細は“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
クライアント多重度および、クライアントプロセスの多重度を求める概算式の詳細は、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
Symfoware Serverのセットアップ手順の詳細は、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE1パラメタ、RDBDIRSPACE2パラメタ、およびRDBCNTNUMの詳細は、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACEパラメタの詳細は、“Symfoware Server セキュリティ運用ガイド”を参照してください。
rdbprdicコマンド、rdbprtコマンドおよびrdbauditコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
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