Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド
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第1章 セットアップの準備> 1.2 運用の設計> 1.2.2 データベースサーバの設計

1.2.2.2 システムの監視方法の決定

DBミラーリングシステムは、正系ノードのデータベースに異常が発生した場合、副系ノードを正系ノードに昇格させることで利用者業務を継続します。
利用者業務の継続を行うにあたり、運用ポリシーを策定し、業務要件に合ったデータベースの監視方法およびノード切替えの方法を設計する必要があります。

システムの監視方法の概要を、以下に示します。

[表:監視方法の概要]

監視対象

監視方法

Symfoware Serverのダウン有無

DBミラーリングシステムをセットアップすると自動的に監視します。

Symfoware Serverの無応答

DBミラーリング動作環境ファイルのデータベース無応答監視の設定で、監視の有無および監視方法を指定することができます。

  • Symfoware Serverのシステム環境の異常(テンポラリログファイル、RDBディクショナリなど)

  • データベースの異常
    (表、インデックスなど)

Symfoware Serverのメッセージ監視で異常検知した場合に切替えを行うことが可能です。

ノード間の通信異常

ノード間の送受信動作において異常検知した場合にメッセージを出力することが可能です。


DBミラーリングシステムでは、監視対象の異常を検知すると正系のデータベースを停止させるとともに、副系のデータベースを正系に昇格させて、業務継続を可能とします。

システムの監視方法の詳細は、“システムの監視対象と方法”を参照してください。

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