Symfoware Active DB Guard コマンドリファレンス |
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第2章 Symfoware Active DB Guardコマンド |
rdbbcmap -- 資源識別子の抽出、登録、表示および資源名の表示
rdbbcmap -E -p RLP名 [-x 反映対象外の一覧指定ファイル名] 資源識別子抽出ファイル名
rdbbcmap -R -p RLP名 資源識別子抽出ファイル名
rdbbcmap -V [-e] -p RLP名
rdbbcmap -Ni -r 資源識別子
rdbbcmap -Ns -r 資源識別子
Active DB Guardの対象とする資源に対して、複写元システムから資源識別子の抽出および複写先システムへの登録を行います。また、複写先システムに登録した資源識別子の表示および複写元システムでの識別子に対応する資源名の表示を行います。なお、一部の資源を反映対象外にする場合にも本コマンドで設定します。
本コマンドは、Active DB Guardのセットアップまたは運用開始後に対象資源を追加する場合に利用します。
-E資源識別子を資源識別子抽出ファイルに出力します。
スケーラブルログ運用でない場合には、RDBシステムに定義されているすべてのDSIまたは順序が対象になります。
スケーラブルログ運用の場合には、-pオプションに指定したRLPの属するロググループに定義されているすべてのDSIまたは順序が対象になります。
-R資源識別子の登録を行います。
-V資源識別子が登録されている資源の一覧をRLP単位で表示します。
-e-Vで資源識別子が登録されている資源の一覧を表示する場合に、反映対象外の設定内容を表示します。
-Ni資源識別子からDSI名を取得し、表示します。
-Ns資源識別子から順序名を取得し、表示します。
-p RLP名処理対象のRLP名を指定します。
-r 資源識別子資源名を取得する資源識別子を指定します。
-x 反映対象外の一覧指定ファイル名反映対象外とする資源の一覧を記述したファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。ファイルの指定方法を以下に説明します。
### 表01のDSIを反映対象外に設定 ###・・・1 DSI(データベース名.DSI名)・・・21:先頭に“#”を記述することでコメントを記述できます。2:反映対象外にする表のDSI名を先頭に“DSI(データベース名.DSI名)”の形式で指定します。※行の終端は必ず改行を行います。複数行を記述することも可能です。
資源識別子抽出ファイル名バックアップセンタ運用の対象資源名と複写元システムの資源識別子の対応関係を出力する資源識別子抽出ファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。
$ rdbbcmap -V -p rlp001RDBII rdbbcmap DATE:2006/09/11 TIME:17/56/31RLP name : rlp001 (1) Resource kind : DSI (2) (3) (4) (5) No. Dsi name own system other system 1 BACKUPCENTER.TB_DSI 0000006500000006 AS 0000006500000006 Resource kind : Sequence (2) (6) (4) (5) No. Sequence name own system other system 1 BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ01 000000650000000c AS 000000650000000c 2 BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ02 000000650000000d AS 000000650000000d 3 BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ03 000000650000000e AS 000000650000000e rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00(1) RLP名 (2) 資源種別 DSI : DSI Sequence: 順序 (3) DSI名 -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する表のDSI名 (4) 自システムの資源識別子 (5) 相手システムの資源識別子 (6) 順序名 -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する順序名
$ rdbbcmap -V -e -p rlp001RDBII rdbbcmap DATE:2007/03/07 TIME:17/54/27RLP name : rlp001 (1) Resource kind : DSI (2) (3) (4) (5) (6) No. Dsi name own system other system Ref type 1 BACKUPCENTER.TB_DSI 0000006400000006 AS 0000006400000006 Yes 2 TESTDB1.BI_SCM1_1_1 0000006600000006 AS 0000006600000006 No 3 TESTDB1.BI_SCM1_1_2 000000660000000b AS 000000660000000b Yes Resource kind : Sequence (2) (7) (4) (5) No. Sequence name own system other system 1 BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ1 000000640000000c AS 000000640000000c 2 TESTDB1.SCM1.SEQ1 0000006600000010 AS 0000006600000010 rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00(1) RLP名 (2) 資源種別 DSI: DSI Sequence: 順序 (3) DSI名 -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する表のDSI名 (4) 自システムの資源識別子 (5) 相手システムの資源識別子 (6) 反映対象種別 Yes:反映対象 No :反映対象外 (7) 順序名 -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する順序名
$ rdbbcmap -Ni -r 0000006500000006RDBII rdbbcmap DATE:2006/09/11 TIME:17/56/25Resource identify : 0000006500000006 (1) Resource kind : DSI (2) Resource name : BACKUPCENTER.TB_DSI (3) rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00(1) 資源識別子 (2) 資源種別 DSI:DSI (3) DSI名
$ rdbbcmap -Ns -r 000000640000000cRDBII rdbbcmap DATE:2006/09/19 TIME:11/42/39Resource identify : 000000640000000c (1) Resource kind : Sequence (2) Resource name : BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ01 (3) rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00(1) 資源識別子 (2) 資源種別 Sequence:順序 (3) 順序名
例1rlp001に属する資源識別子を抽出し、/home/backup/identify.datに出力します。rdbbcmap -E -p rlp001 /home/backup/identify.dat
例2rlp001に属する資源識別子を抽出し、/home/backup/identify.datに出力します。このとき、データベース名DB01のDSI01およびDSI2を反映対象外に指定します。入力ファイルを/home/backup/NoRef.txtとします。rdbbcmap -E -p rlp001 -x /home/backup/NoRef.txt /home/backup/identify.dat/home/backup/NoRef.txtの内容
### 反映対象外の設定 ### DSI(DB01.DSI01) DSI(DB01.DSI02)
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
資源識別子の抽出、資源識別子に対応する順序名の表示および資源識別子に対応するDSI名の表示は、複写元システムのみ実行可能です。
資源識別子の登録および資源識別子の登録状態の表示は、複写先システムのみ実行可能です。
資源識別子の登録は、Symfoware Serverが起動中かつ、指定したRLPが以下の状態で実施する必要があります。
初期状態
切り替えオフライン
資源識別子の抽出および資源識別子の登録状態の表示は、Symfoware Serverが起動中かつ、指定したRLPが以下の状態のときに実行可能です。
初期状態
休止オフライン
切り替えオフライン
オンライン
資源識別子に対応するDSI名の表示および資源識別子に対応する順序名の表示は、Symfoware Serverが起動中に実行可能です。
資源識別子に対応するDSI名の表示および資源識別子に対応する順序名の表示は、複写先システムでrdbbcrefコマンドが異常となったRLPに対応する複写元システムのロググループが存在するRDBシステムで実施する必要があります。
資源識別子を抽出する場合、事前に抽出対象のデータベースの資源が複写元システムに定義されていなければなりません。
資源識別子を登録する場合、資源識別子抽出ファイルに抽出した複写元システムのデータベース資源に対応する資源が複写先システムに定義されていなければなりません。
資源識別子の抽出では、以下を検出した場合、本コマンドは異常終了します。ただし、反映対象外の設定を行った資源は異常にならず、反映対象外の情報とともに資源識別子が抽出されます。
未サポートの表(格納構造)が対象のロググループに含まれている
一意性制約のない表が対象のロググループに含まれている
資源識別子の登録では、以下を検出した場合、本コマンドは異常終了します。
複写元システムと複写先システムのデータベース定義が異なる
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