Symfoware Active DB Guard コマンドリファレンス
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第2章 Symfoware Active DB Guardコマンド

2.6 rdbbcmap

■名前

rdbbcmap -- 資源識別子の抽出、登録、表示および資源名の表示

■形式1(資源識別子の抽出)

rdbbcmap -E -p RLP名
[-x 反映対象外の一覧指定ファイル名]
資源識別子抽出ファイル名

■形式2(資源識別子の登録)

rdbbcmap -R -p RLP名 資源識別子抽出ファイル名

■形式3(資源識別子の登録状態の表示)

rdbbcmap -V [-e] -p RLP名

■形式4(資源識別子に対応するDSI名の表示)

rdbbcmap -Ni -r 資源識別子

■形式5(資源識別子に対応する順序名の表示)

rdbbcmap -Ns -r 資源識別子

■機能説明

Active DB Guardの対象とする資源に対して、複写元システムから資源識別子の抽出および複写先システムへの登録を行います。また、複写先システムに登録した資源識別子の表示および複写元システムでの識別子に対応する資源名の表示を行います。なお、一部の資源を反映対象外にする場合にも本コマンドで設定します。
本コマンドは、Active DB Guardのセットアップまたは運用開始後に対象資源を追加する場合に利用します。

■オプション

-E
資源識別子を資源識別子抽出ファイルに出力します。
スケーラブルログ運用でない場合には、RDBシステムに定義されているすべてのDSIまたは順序が対象になります。
スケーラブルログ運用の場合には、-pオプションに指定したRLPの属するロググループに定義されているすべてのDSIまたは順序が対象になります。
-R
資源識別子の登録を行います。
-V
資源識別子が登録されている資源の一覧をRLP単位で表示します。
-e
-Vで資源識別子が登録されている資源の一覧を表示する場合に、反映対象外の設定内容を表示します。
-Ni
資源識別子からDSI名を取得し、表示します。
-Ns
資源識別子から順序名を取得し、表示します。
-p RLP名
処理対象のRLP名を指定します。
-r 資源識別子
資源名を取得する資源識別子を指定します。
-x 反映対象外の一覧指定ファイル名
反映対象外とする資源の一覧を記述したファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。ファイルの指定方法を以下に説明します。
### 表01のDSIを反映対象外に設定 ###・・・1
DSI(データベース名.DSI名)・・・2
1:先頭に“#”を記述することでコメントを記述できます。
2:反映対象外にする表のDSI名を先頭に“DSI(データベース名.DSI名)”の形式で指定します。
※行の終端は必ず改行を行います。複数行を記述することも可能です。
資源識別子抽出ファイル名
バックアップセンタ運用の対象資源名と複写元システムの資源識別子の対応関係を出力する資源識別子抽出ファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。

■形式3の表示形式

$ rdbbcmap -V -p rlp001
RDBII rdbbcmap DATE:2006/09/11 TIME:17/56/31
RLP name : rlp001                   (1)
Resource kind : DSI                 (2)
           (3)                                                                                                            (4)                 (5)
No.        Dsi name                                                                                                       own system          other system
1          BACKUPCENTER.TB_DSI                                                                                            0000006500000006 AS 0000006500000006
Resource kind : Sequence            (2)
           (6)                                                                                                            (4)                 (5)
No.        Sequence name                                                                                                  own system          other system
1          BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ01                                                                                      000000650000000c AS 000000650000000c
2          BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ02                                                                                      000000650000000d AS 000000650000000d
3          BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ03                                                                                      000000650000000e AS 000000650000000e
rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00
(1) RLP名
(2) 資源種別
    DSI     : DSI
    Sequence: 順序
(3) DSI名
    -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する表のDSI名
(4) 自システムの資源識別子
(5) 相手システムの資源識別子
(6) 順序名
    -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する順序名

■形式3の-e指定時の表示形式

$ rdbbcmap -V -e -p rlp001
RDBII rdbbcmap DATE:2007/03/07 TIME:17/54/27
RLP name : rlp001            (1)
Resource kind : DSI          (2)
           (3)                                                                                                            (4)                 (5)              (6)
No.        Dsi name                                                                                                       own system          other system     Ref type
1          BACKUPCENTER.TB_DSI                                                                                            0000006400000006 AS 0000006400000006 Yes
2          TESTDB1.BI_SCM1_1_1                                                                                            0000006600000006 AS 0000006600000006 No
3          TESTDB1.BI_SCM1_1_2                                                                                            000000660000000b AS 000000660000000b Yes
Resource kind : Sequence     (2)
           (7)                                                                                                            (4)                 (5)         
No.        Sequence name                                                                                                  own system          other system
1          BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ1                                                                                       000000640000000c AS 000000640000000c
2          TESTDB1.SCM1.SEQ1                                                                                              0000006600000010 AS 0000006600000010
rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00
(1) RLP名
(2) 資源種別
    DSI: DSI
    Sequence: 順序
(3) DSI名
    -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する表のDSI名
(4) 自システムの資源識別子
(5) 相手システムの資源識別子
(6) 反映対象種別
    Yes:反映対象
    No :反映対象外
(7) 順序名
    -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する順序名

■形式4の表示形式

$ rdbbcmap -Ni -r 0000006500000006
RDBII rdbbcmap DATE:2006/09/11 TIME:17/56/25
Resource identify : 0000006500000006            (1)
Resource kind : DSI                             (2)
Resource name : BACKUPCENTER.TB_DSI             (3)
rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00
(1) 資源識別子
(2) 資源種別
    DSI:DSI
(3) DSI名

■形式5の表示形式

$ rdbbcmap -Ns -r 000000640000000c
RDBII rdbbcmap DATE:2006/09/19 TIME:11/42/39
Resource identify : 000000640000000c            (1)
Resource kind : Sequence                        (2)
Resource name : BACKUPCENTER.STOCKS.SEQ01       (3)
rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00
(1) 資源識別子
(2) 資源種別
    Sequence:順序
(3) 順序名

■使用例

例1
rlp001に属する資源識別子を抽出し、/home/backup/identify.datに出力します。
rdbbcmap -E -p rlp001 /home/backup/identify.dat
例2
rlp001に属する資源識別子を抽出し、/home/backup/identify.datに出力します。このとき、データベース名DB01のDSI01およびDSI2を反映対象外に指定します。入力ファイルを/home/backup/NoRef.txtとします。
rdbbcmap -E -p rlp001 -x /home/backup/NoRef.txt /home/backup/identify.dat
/home/backup/NoRef.txtの内容
### 反映対象外の設定 ###
DSI(DB01.DSI01)
DSI(DB01.DSI02)

■終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了

■注意


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