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Interstage Service Integrator Studio ISI Studio ヘルプ

B.2.2 アウトバウンドのサービスエンドポイント

アウトバウンドサービスを利用する定義について例示します。

JAX-RPCの定義

アウトバウンドキューに格納された共通メッセージを、サービス利用側が取り出すためのサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJAX-RPCを指定します。

画面例

図B.13 図:JAX-RPCの画面例(プロパティビュー)

指定例
表B.10 表:プロパティの項目

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“JAX-RPC”が表示されます。

メッセージング

“非同期”が表示されます。

キュー名

メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。

必須
ESIOutboundQueue

ISIサーバ名

指定不要です。

シーケンス名

指定不要です。

接続先URL、接続タイムアウト時間、メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する、Basic認証、Proxy設定に関するプロパティについては、“JAX-RPCの”を参照してください。

JAXMの定義

SendMessage(メッセージ送信)、およびSOAP Gatewayの送信先にSOAPのメッセージング機能を利用するサービスエンドポイントを定義する場合は、接続方式にJAXMを指定します。JAXMには、同期型、非同期型の2種類の通信方式があり、同期型はSOAP Gatewayのサービスエンドポイントに該当します。

画面例(同期)

図B.14 JAXM(同期)の画面例(プロパティビュー)

画面例(非同期)

図B.15 JAXM(非同期)の画面例(プロパティビュー)

指定例
表B.11 プロパティの項目

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“JAXM”が表示されます。

メッセージング

サービスエンドポイント作成時に指定したメッセージング種別(同期/非同期)が表示されます。

キュー名

キュー名“ESISendQueue”を指定します。
メッセージングが“非同期”の場合、必須です。
“同期”の場合は、指定不要です。

ESISendQueue

ISIサーバ名

指定不要です。

シーケンス名

指定不要です。

レスポンス処理実行

レスポンス処理を実行するかどうかを指定します。メッセージングが“非同期”の場合、指定できます。
レスポンス処理を実行する場合は、[レスポンス処理実行]チェックボックスをオン(チェックつき)にし、[レスポンス処理ヘッダ]、[レスポンス格納先サービスエンドポイント名]を指定してください。

実行する(チェックつき)

レスポンス処理ヘッダ

レスポンス処理を実行する場合に、リクエストメッセージのヘッダ情報からコピーするパラメタ名を指定します。
複数のパラメタ名を指定する場合は、“,”(半角カンマ)で区切って指定してください。

usr.param1,usr.param2

レスポンス格納先サービスエンドポイント名

レスポンスを格納するサービスエンドポイント名を指定します。

EndpointRsp

SOAP Action

接続先のWebサービスが要求するSOAP Actionを指定します。
SOAP Actionが必要かどうかは接続先のWebサービスに確認してください。

SOAPメッセージかどうかを確認する

SOAPメッセージの妥当性検証を行うかどうかを指定します。
SOAPのスキーマ定義でリクエストとレスポンスのSOAPメッセージの妥当性検証を行います。

デフォルトは、“SOAPメッセージかどうかを確認しない”(チェックなし)です。

メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する

メッセージを蓄積するかどうかを指定します。
蓄積する場合は、[メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。

蓄積する(チェックつき)

接続先URL、接続タイムアウト時間、Basic認証、Proxy設定に関するプロパティについては、“JAX-RPCの定義”を参照してください。

JMSの定義

アウトバウンドキューに格納された共通メッセージを、サービス利用側が取り出すためのサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJMSを指定します。

画面例

図B.16 図:JMSの画面例(プロパティビュー)

指定例
表B.12 表:プロパティの項目

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“JMS”が表示されます。

メッセージング

“非同期”が表示されます。

キュー名

メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。

必須
ESIOutboundQueue

ISIサーバ名

指定不要です。

シーケンス名

指定不要です。

JMS-Rの定義

JMS-Rを利用したアウトバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJMS-Rを指定します。

画面例

図B.17 図:JMS-Rの画面例(プロパティビュー)

指定例
表B.13 表:プロパティの項目

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“JMS-R”が表示されます。

メッセージング

“非同期”が表示されます。

キュー名

メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。

必須
ESIOutboundQueue

ISIサーバ名

指定不要です。

シーケンス名

指定不要です。

メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する

メッセージを蓄積するかどうかを指定します。
蓄積する場合は、[メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。

蓄積する(チェックつき)

JCAの定義

JCAを利用したアウトバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJCAを指定します。

画面例

図B.18 JCAの画面例(プロパティビュー)

指定例
表B.14 プロパティの項目

項目

説明

指定例

接続方式

サービスエンドポイント作成時に指定した“JCA”が表示されます。

メッセージング

“同期”が表示されます。

キュー名

指定不要です。
同期の場合、キューに格納されません。

ISIサーバ名

指定不要です。

シーケンス名

指定不要です。

JNDI名

先頭の“java:comp/env/eis/”は、初期値として表示されます。この文字列に続いて、Interstage Application Serverへリソースアダプタ(rarファイル)を配備した時に指定したリソース名を指定します。

必須
java:comp/env/eis/EISVendorConnectionFactory

ConnectionSpec実装クラス名

リソースアダプタが提供しているConnectionSpecの実装クラス名を指定します。
省略した場合は、ConnectionSpecを使用しない接続を行います。(コンテナ管理サインオンと呼びます。)

com.vendor.eis.cci.EISVendorConnectionSpec

ConnectionSpecのパラメタ

ConnectionSpecが提供しているメソッド名とその設定値などを指定します。

メソッド名

ConnectionSpecが提供しているメソッド名を指定します。
以下の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • _(アンダーバー)

setMenu

メソッドに渡す値の型を指定します。以下から選択します。

  • String(デフォルト)

  • boolean

  • short

  • int

  • float

  • long

  • double

String

メソッドに渡す値を指定します。

RDBMS

[追加]ボタン

リストにConnectionSpecのメソッドを追加します。

[削除]ボタン

リストから選択されたConnectionSpecのメソッドを削除します。

InteractionSpec実装クラス名

リソースアダプタが提供しているInteractionSpecの実装クラス名を指定します。

必須
com.vendor.eis.cci.EISVendorInteractionSpec

InteractionSpecのパラメタ

InteractionSpecが提供しているメソッド名とその設定値などを指定します。

メソッド名

InteractionSpecが提供しているメソッド名を指定します。
以下の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • _(アンダーバー)

setFunction

メソッドに渡す値の型を指定します。以下から選択します。

  • String(デフォルト)

  • boolean

  • short

  • int

  • float

  • long

  • double

String

メソッドに渡す値を指定します。

PROCESS

[追加]ボタン

リストにInteractionSpecのメソッドを追加します。

[削除]ボタン

リストから選択されたInteractionSpecのメソッドを削除します。