アウトバウンドサービスを利用する定義について例示します。
JAX-RPCの定義
アウトバウンドキューに格納された共通メッセージを、サービス利用側が取り出すためのサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJAX-RPCを指定します。
図B.13 図:JAX-RPCの画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JAX-RPC”が表示されます。 | |
メッセージング | “非同期”が表示されます。 | |
キュー名 | メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。 | 必須 |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンス名 | 指定不要です。 |
接続先URL、接続タイムアウト時間、メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する、Basic認証、Proxy設定に関するプロパティについては、“JAX-RPCの定義”を参照してください。
SendMessage(メッセージ送信)、およびSOAP Gatewayの送信先にSOAPのメッセージング機能を利用するサービスエンドポイントを定義する場合は、接続方式にJAXMを指定します。JAXMには、同期型、非同期型の2種類の通信方式があり、同期型はSOAP Gatewayのサービスエンドポイントに該当します。
SendMessage(メッセージ送信)、およびSOAP Gateway呼出し時の共通メッセージのペイロードに、SOAPメッセージ(XML文書)が格納されている必要があります。
通信先がOneway方式のWebサービスで、レスポンスにSOAPメッセージが返却されない場合は、共通メッセージのペイロードは変更されません。
通信先からのレスポンスのSOAPメッセージがSOAPFaultの場合も、SOAPメッセージを共通メッセージのペイロードに格納し、正常に終了します。
図B.14 JAXM(同期)の画面例(プロパティビュー)
図B.15 JAXM(非同期)の画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JAXM”が表示されます。 | |
メッセージング | サービスエンドポイント作成時に指定したメッセージング種別(同期/非同期)が表示されます。 | |
キュー名 | キュー名“ESISendQueue”を指定します。 | ESISendQueue |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンス名 | 指定不要です。 | |
レスポンス処理実行 | レスポンス処理を実行するかどうかを指定します。メッセージングが“非同期”の場合、指定できます。 | 実行する(チェックつき) |
レスポンス処理ヘッダ | レスポンス処理を実行する場合に、リクエストメッセージのヘッダ情報からコピーするパラメタ名を指定します。 | usr.param1,usr.param2 |
レスポンス格納先サービスエンドポイント名 | レスポンスを格納するサービスエンドポイント名を指定します。 | EndpointRsp |
SOAP Action | 接続先のWebサービスが要求するSOAP Actionを指定します。 | |
SOAPメッセージかどうかを確認する | SOAPメッセージの妥当性検証を行うかどうかを指定します。 | デフォルトは、“SOAPメッセージかどうかを確認しない”(チェックなし)です。 |
メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する | メッセージを蓄積するかどうかを指定します。 | 蓄積する(チェックつき) |
接続先URL、接続タイムアウト時間、Basic認証、Proxy設定に関するプロパティについては、“JAX-RPCの定義”を参照してください。
JMSの定義
アウトバウンドキューに格納された共通メッセージを、サービス利用側が取り出すためのサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJMSを指定します。
図B.16 図:JMSの画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JMS”が表示されます。 | |
メッセージング | “非同期”が表示されます。 | |
キュー名 | メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。 | 必須 |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンス名 | 指定不要です。 |
JMS-Rの定義
JMS-Rを利用したアウトバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJMS-Rを指定します。
図B.17 図:JMS-Rの画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JMS-R”が表示されます。 | |
メッセージング | “非同期”が表示されます。 | |
キュー名 | メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。 | 必須 |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンス名 | 指定不要です。 | |
メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する | メッセージを蓄積するかどうかを指定します。 | 蓄積する(チェックつき) |
JCAを利用したアウトバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJCAを指定します。
図B.18 JCAの画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JCA”が表示されます。 | |
メッセージング | “同期”が表示されます。 | |
キュー名 | 指定不要です。 | |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンス名 | 指定不要です。 | |
JNDI名 | 先頭の“java:comp/env/eis/”は、初期値として表示されます。この文字列に続いて、Interstage Application Serverへリソースアダプタ(rarファイル)を配備した時に指定したリソース名を指定します。 | 必須 |
ConnectionSpec実装クラス名 | リソースアダプタが提供しているConnectionSpecの実装クラス名を指定します。 | com.vendor.eis.cci.EISVendorConnectionSpec |
ConnectionSpecのパラメタ | ConnectionSpecが提供しているメソッド名とその設定値などを指定します。 | |
メソッド名 | ConnectionSpecが提供しているメソッド名を指定します。
| setMenu |
型 | メソッドに渡す値の型を指定します。以下から選択します。
| String |
値 | メソッドに渡す値を指定します。 | RDBMS |
[追加]ボタン | リストにConnectionSpecのメソッドを追加します。 | |
[削除]ボタン | リストから選択されたConnectionSpecのメソッドを削除します。 | |
InteractionSpec実装クラス名 | リソースアダプタが提供しているInteractionSpecの実装クラス名を指定します。 | 必須 |
InteractionSpecのパラメタ | InteractionSpecが提供しているメソッド名とその設定値などを指定します。 | |
メソッド名 | InteractionSpecが提供しているメソッド名を指定します。
| setFunction |
型 | メソッドに渡す値の型を指定します。以下から選択します。
| String |
値 | メソッドに渡す値を指定します。 | PROCESS |
[追加]ボタン | リストにInteractionSpecのメソッドを追加します。 | |
[削除]ボタン | リストから選択されたInteractionSpecのメソッドを削除します。 |