インバウンドサービスを利用する定義について例示します。
RMIの定義
同期型のインバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にRMIを指定します。
図B.7 図:RMIの画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“RMI”が表示されます。 | |
メッセージング | “同期”が表示されます。 | |
キュー名 | 指定不要です。 | |
ISIサーバ名 | 接続するISIサーバ名を選択します。以下のどちらかの形式で指定してください。
| 必須 |
シーケンスルーティングを使用する | シーケンスで振り分けるかどうかを指定します。 | デフォルトは、“シーケンスで振り分ける”(チェックなし)です。 |
シーケンス名 | 実行するシーケンス名を選択します。 | 必須 |
[参照]ボタン | シーケンスエディタまたは[新規シーケンス]ダイアログボックスを表示します。 |
JAX-RPCの定義
SOAPのRPC機能(JAX-RPC)を利用したインバウンドサービスエンドポイントを定義する場合は、接続方式にJAX-RPCを指定します。JAX-RPCには、同期型、非同期型の2種類があります。
図B.8 JAX-RPC(同期)の画面例(プロパティビュー)
図B.9 図:JAX-RPC(非同期)の画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JAX-RPC”が表示されます。 | |
メッセージング | サービスエンドポイント作成時に指定したメッセージング種別(同期/非同期)が表示されます。 | |
キュー名 | メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。 | ESIInboundQueue |
ISIサーバ名 | 接続するISIサーバ名を指定します。以下のどれかの形式で指定してください。(※1)
| |
シーケンスルーティングを使用する | シーケンスで振り分けるかどうかを指定します。 | デフォルトは、“シーケンスで振り分ける”(チェックなし)です。 |
シーケンス名 | 実行するシーケンス名を選択します。 | 必須 |
[参照]ボタン | シーケンスエディタまたは[新規シーケンス]ダイアログボックスを表示します。 | |
接続先URL | ISIサーバが公開するWebサービス(JAX-RPC用)のURLを指定します。 | 必須 |
接続タイムアウト時間(ミリ秒) | 接続先から応答がない場合、接続を切断するタイムアウト時間をミリ秒で指定します。(※2)
| 60000 |
メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する | メッセージを蓄積するかどうかを指定します。 | 蓄積する(チェックつき) |
Basic認証を実施 | Basic認証を行うかどうかを指定します。 | 行わない(チェックなし) |
Basic認証のログインユーザ名 | Basic認証のログインユーザ名を指定します。 | |
Basic認証のログインパスワード | Basic認証のログインパスワードを指定します。 | |
Proxyサーバを使用 | プロキシサーバを使用するかどうかを指定します。 | 使用する(チェックつき) |
Proxyサーバのホスト名 | プロキシサーバのホスト名を指定します。 | proxy.proxyhost.com |
Proxyサーバのポート番号 | プロキシサーバのポート番号を指定します。 | 最大5バイト |
Proxyを使用しないホスト名 | プロキシを経由せずに接続するホスト名を指定します。 | localhost|*.myhost.com |
Proxyサーバ認証 | プロキシサーバの利用者認証を行うかどうかを指定します。 | 行う(チェックつき) |
Proxyサーバのログインユーザ名 | プロキシサーバのログインユーザ名を指定します。 | proxyUserName |
Proxyサーバのログインパスワード | プロキシサーバのログインパスワードを指定します。 | proxyPassword |
※1:ISIサーバ名で“ESISOAPServer”を指定すると、SOAP受信処理とシーケンス処理を同一のサーバで処理できます。ISI内部でのサーバ間通信が不要になるため、より高速な処理が可能になります。
※2:タイムアウト時間がISIサーバの処理時間より短い場合、接続タイムアウトが発生します。接続タイムアウトが発生すると、ISIクライアント側でエラーになったり、データが消失したりする可能性があるため、タイムアウト時間は、ISIサーバの処理時間より長めに設定してください。
JMSの定義
非同期型のインバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJMSを指定します。
図B.10 図:JMSの画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JMS”が表示されます。 | |
メッセージング | “非同期”が表示されます。 | |
キュー名 | メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。 | 必須 |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンスルーティングを使用する | シーケンスで振り分けるかどうかを指定します。 | デフォルトは、“シーケンスで振り分ける”(チェックなし)です。 |
シーケンス名 | 実行するシーケンス名を選択します。 | 必須 |
[参照]ボタン | シーケンスエディタまたは[新規シーケンス]ダイアログボックスを表示します。 |
JMS-Rの定義
JMS-Rを利用したインバウンドサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式にJMS-Rを指定します。
図B.11 図:JMS-Rの画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“JMS-R”が表示されます。 | |
メッセージング | “非同期”が表示されます。 | |
キュー名 | メッセージ送受信APIの接続先キュー名を指定します。 | 必須 |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンスルーティングを使用する | シーケンスで振り分けるかどうかを指定します。 | デフォルトは、“シーケンスで振り分ける”(チェックなし)です。 |
シーケンス名 | 実行するシーケンス名を選択します。 | 必須 |
[追加]ボタン | シーケンスを追加します。 | |
[参照]ボタン | シーケンスエディタまたは[新規シーケンス]ダイアログボックスを表示します。 | |
[削除]ボタン | シーケンスを削除します。 | |
メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する | メッセージを蓄積するかどうかを指定します。 | 蓄積する(チェックつき) |
SOAP(.NET)の定義
.NETから呼び出しを行うためのSOAPのRPC機能を利用したインバウンドサービスエンドポイントを定義する場合は、接続方式にSOAP(.NET)を指定します。
図B.12 SOAP(.NET)の画面例(プロパティビュー)
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“SOAP(.NET)”が表示されます。 | |
メッセージング | “同期”が表示されます。 | |
キュー名 | 指定不要です。 | |
ISIサーバ名 | 接続するISIサーバ名を指定します。以下のどちらかの形式で指定してください。
| 必須 |
シーケンスルーティングを使用する | シーケンスで振り分けるかどうかを指定します。 | デフォルトは、“シーケンスで振り分ける”(チェックなし)です。 |
シーケンス名 | 実行するシーケンス名を選択します。 | 必須 |
[参照]ボタン | シーケンスエディタまたは[新規シーケンス]ダイアログボックスを表示します。 |