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Interstage Service Integrator Studio ISI Studio ヘルプ

B.1.2 メッセージを送信する

メッセージ送信では、以下の操作ができます。

ルーティングなし

ルーティング機能を使用しないで、指定したサービスエンドポイントにメッセージ送信する場合のステップ情報(詳細)の指定例は、以下のとおりです。

この例では、アウトバウンド同報を利用し、サービスエンドポイント“send01”、“send02”、“send03”に同じメッセージ送信しています。

■画面例

図B.2 ルーティングなし送信の画面例(プロパティビュー)

■指定例
表B.2 プロパティの項目

項目

説明

指定例

アウトバウンド同報での動作

エラー発生時に処理を継続するかどうかを指定します。
複数のサービスエンドポイントに送信する場合だけ、指定します。

  

以降の送信を

複数のサービスエンドポイントに送信する際、途中のサービスエンドポイントで送信エラー(キューへの格納失敗など)が発生した場合に、後続の送信を継続するかどうかを指定します。以下から選択します。

  • 継続する
    送信を継続します。

  • 中断する
    送信を中断します。

(注)アウトバウンド同報で送信エラーが発生した場合、“継続する”を指定した場合でも、[以降のステップを]に“中断する”が指定されている場合、同報送信は行われません。

継続する

以降のステップを

アウトバウンド同報で送信エラーが発生した場合に、後続のステップを継続するかどうかを指定します。以下から選択します。

  • 継続する
    後続のステップを実行します。

  • 中断する
    シーケンスを中断し、後続のステップを実行しません。

中断する

サービスエンドポイント名

1

送信先のサービスエンドポイント名を指定します。

値の種別

パラメタに指定する値のタイプを指定します。以下から選択します。

  • 選択
    定義済みの送信用サービスエンドポイントから選択します。

  • ヘッダキー
    サービスエンドポイント名が格納されたヘッダキーを指定します。

選択

サービスエンドポイント名

サービスエンドポイント名を指定します。

send01

2

アウトバウンド同報を利用する場合、2つめのサービスエンドポイントを指定します。

値の種別

パラメタに指定する値のタイプを指定します。以下から選択します。

  • 選択
    定義済みの送信用サービスエンドポイントから選択します。

  • ヘッダキー
    サービスエンドポイント名が格納されたヘッダキーを指定します。

選択

サービスエンドポイント名

サービスエンドポイント名を指定します。

send02

3

アウトバウンド同報を利用する場合、3つめのサービスエンドポイントを指定します。

値の種別

パラメタに指定する値のタイプを指定します。以下から選択します。

  • 選択
    定義済みの送信用サービスエンドポイントから選択します。

  • ヘッダキー
    サービスエンドポイント名が格納された共通メッセージ内のヘッダパラメタを指定します。

選択

サービスエンドポイント

サービスエンドポイント名を指定します。

send03

[追加]ボタン

送信先を追加します。

[削除]ボタン

送信先を削除します。

ファイルベース処理

ファイルベースでシーケンス処理を行うかどうかを指定します。
ファイルベースでシーケンス処理を行う場合は、[ファイルベース処理]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。
送信先のサービスエンドポイントが1つの場合だけ、指定できます。

ルーティングあり

ルーティング機能を使用して、条件に合ったサービスエンドポイントにメッセージ送信する場合のステップ情報(詳細)の指定例は、以下のとおりです。

■画面例(ルーティング定義を使用する)

この例では、ルーティング“rout-1”で指定した条件に従って、メッセージを送信します。

図B.3 ルーティングあり送信(ルーティング定義を使用する)の画面例(プロパティビュー)

■画面例(ルーティング定義を使用しない)

この例では、ヘッダ“price”の値が“1000”の場合は、サービスエンドポイント“endpointA”で定義された送信先にメッセージを送信します。
この条件を満たさず、ヘッダ“company”の文字列が“Fujitsu”の場合は、サービスエンドポイント“endpointB”で定義された送信先にメッセージを送信します。
どちらの条件も満たさない場合は、サービスエンドポイント“endpoint1”で定義された送信先にメッセージを送信します。

図B.4 ルーティングあり送信(ルーティング定義を使用しない)の画面例(プロパティビュー)

■指定例
表B.3 プロパティの項目

項目

説明

指定例

ルーティング定義

ルーティング定義を指定するかどうかを指定します。以下から選択します。

  • 使用する
    ルーティング定義を指定します。

  • 使用しない
    条件式と送信先サービスエンドポイントを指定します。

使用しない

ルーティング名

送信する条件を指定したルーティングを指定します。
ルーティング作成時に指定する[ルーティング種別]が、“アウトバウンド”のルーティング定義を指定します。

rout-1

ファイルベース処理

ファイルベースでシーケンス処理を行うかどうかを指定します。
ファイルベースでシーケンス処理を行う場合は、[ファイルベース処理]チェックボックスをオン(チェックつき)にしてください。

ファイルベースでシーケンス処理を行わない(チェックなし)

下記条件以外の送信先

どの条件式にも当てはまらなかった場合の送信先サービスエンドポイントを指定します。

endpoint1

条件

1

条件式と送信先サービスエンドポイントを指定します。

条件式

条件式を指定します。詳細は、“条件式”を参照してください。

$price == 1000

サービスエンドポイント名

サービスエンドポイント名を指定します。

endpointA

2

条件式と送信先サービスエンドポイント名を指定します。

条件式

条件式を指定します。詳細は、“条件式”を参照してください。

$company @EQUAL@ "Fujitsu"

サービスエンドポイント

サービスエンドポイント名を指定します。

endpointB

[追加]ボタン

条件を追加します。

  

[編集]ボタン

送信条件を指定するダイアログボックスが表示されます。

  

[削除]ボタン

条件を削除します。

  

図B.5 [送信条件]ダイアログボックスの画面例