ファイルの受信を契機にISIのシーケンスを実行するためのサービスエンドポイントを定義する場合、接続方式“ファイル”を指定します。
画面例
図10.3 ファイルの画面例(プロパティビュー)
指定例
項目 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
接続方式 | サービスエンドポイント作成時に指定した“ファイル”が表示されます。 | |
メッセージング | “非同期”が表示されます。 | |
キュー名 | リクエスト受付キュー名を指定します。 | 必須 ESIInboundQueue |
ISIサーバ名 | 指定不要です。 | |
シーケンスルーティングを使用する | シーケンスで振り分けるかどうかを指定します。 | デフォルトは、“シーケンスで振り分ける”(チェックなし)です。 |
シーケンス名 | 実行するシーケンス名を選択します。 | 必須 |
[参照]ボタン | シーケンスエディタまたは[新規シーケンス]ダイアログボックスを表示します。 | |
監視方法 | 監視方法を指定します。以下から選択します。
“完了ファイル監視”を選択した場合は、[監視完了ファイル名]を指定してください。 | 完了ファイル監視 |
監視ファイル名 | 監視対象のファイル名を指定します。ファイル名は、絶対パスで指定してください。 ファイル名には、ワイルドカードを指定できます。利用できるワイルドカードは、以下のとおりです。
なお、監視ファイル名にワイルドカードを指定した場合、ワイルドカード以外の文字は大文字小文字が区別されますので注意してください。 [監視完了ファイル名]と同じファイル名は指定できません。 監視ファイル名には、他のサービスエンドポイントで指定したと監視ファイル名と同じものを指定しないでください。複数のサービスエンドポイントから同じ監視対象のファイルを共有した場合は、どのサービスエンドポイントから実行されるか保証されません。 | 必須 |
監視完了ファイル名 | [監視方法]に“完了ファイル監視”を指定した場合、監視する監視完了ファイル名を絶対パスで指定します。“完了ファイル監視”を指定した場合必須です。 [監視ファイル名]と同じファイル名は指定できません。 | [監視方法]が“完了ファイル監視”の場合 |
分割 | ファイル分割を行うかどうかを指定します。以下から選択します。
“改行で分割”を指定した場合は、[改行コード]を指定してください。 | 改行で分割 |
改行コード | [分割]に“改行で分割”を指定した場合、監視ファイルの改行コードを指定します。以下から選択します。
| CRLF |
分割サイズ | [分割]に“サイズで分割”を指定した場合、監視ファイルを分割するサイズを指定します。 | 1024 |
メッセージ蓄積DBにメッセージを蓄積する | メッセージング種別が非同期の場合にメッセージを蓄積するかどうかを指定します。 | 蓄積する(チェックつき) |
ファイルベース処理 | ファイルベースでシーケンス処理を行うかどうかを指定します。 | ファイルベースでシーケンス処理を行う(チェックつき) |
データタイプがFLATの場合だけ、ファイルベース処理でシーケンスルーティングを行うことができます。
ファイルベース処理を行う場合、ファイル分割はできません。
ネットワーク切断などでファイル転送が中断すると、ファイル監視サーバは転送途中のデータをファイルが書き込まれたと判断して、シーケンス処理を開始します。確実にファイルの完了をもってシーケンス処理を開始したい場合は、監視完了ファイル名を指定して、完了ファイル監視によるファイルの受信を行ってください。