運用の機能として、以下があります。
ユーザ管理
IPアドレスによるログオン規制
接続情報ログ
アクセスログ
データ監査機能
辞書ユーティリティコマンド
サーバの切り換え運用
辞書の退避・復元コマンド
ユーザ管理
Navigatorでは、辞書の利用状況の把握、一般利用者へのメッセージ通知、サーバからのアクセスの切断などの機能があります。これにより、辞書の管理者が辞書の管理・運用を円滑に行うことができます。
ユーザ管理には以下の機能があります。
一定時間アクセスがない場合の自動ログオフ
グループ単位/ユーザ単位の接続数の規制
ユーザ情報の表示
メッセージの通知
ログオンの規制
強制切断
IPアドレスによるログオン規制
IPアドレスによるログオン規制を用いると、Navigatorサーバへログオン(接続)できるPCと利用者を限定した運用ができます。これにより、NavigatorサーバにログオンできるPCとユーザを特定することで、セキュリティの強化を図ることができます。
接続情報ログ
接続情報ログでは、Navigatorサーバへのログオン時とログオフ時の情報をファイルに残すことができるため、以下のような効果が期待できます。
Navigatorサーバへのログオンの失敗時の情報も取り出すことができるため、不審なアクセスがないか確認できます。
システム管理者が、日常のNavigatorサーバの使用頻度を把握することができます。
接続情報から、Navigatorサーバの時間単位の稼働状況を把握することができます。
アクセスログ
アクセスログは、利用者がNavigatorからデータベースにアクセスしたときのアクセス記録、およびSQL文をログとして出力する機能です。
アクセスログは、利用頻度の少ないテーブルの調査、データベースのチューニングなどに利用できます。
データ監査機能
データ監査機能は、利用者がNavigatorからの問い合わせによりデータベースに格納してあるデータを抽出する操作をファイルとして出力する機能です。抽出したデータのすべてとそのセッションや操作についての情報は、サーバ側のファイルに保存されます。
このファイルにより、Navigatorの利用者がいつ、どこから、どのような操作をしたかを確認することができます。さらに、接続情報ログ機能と組み合わせて、情報保護を観点としたセキュリティを強化することができます。
辞書ユーティリティコマンド
辞書ユーティリティコマンドでは、スキーマ、テーブル、管理ポイントといった辞書情報に対する、登録や削除などの操作ができます。
テーブルの公開条件の設定は、Navigator辞書管理ツールにより行えますが、一般利用者の数が多い場合や一括して条件を変更する場合、辞書の管理者の負担が大きくなり管理・運用コストも増えます。コマンドを利用することで、テーブルの公開条件の設定をバッチ処理できるようになり、辞書の管理者の作業負担などを軽減することができます。
サーバの切り換え運用
システムのバージョンアップやメンテナンスなど運用を停止しないとできなかったサーバへの作業を、2台のサーバを使用した運用とサーバ切り換え機能を利用することにより、運用を停止しないで作業することができます。
辞書の退避・復元コマンド
Navigatorサーバでは、辞書の退避、復元といった辞書の管理作業をサーバ上からコマンドで行うことができます。これによりバッチ処理による運用が可能になります。
辞書の管理作業のためのコマンドには以下があります。
退避コマンド (運用中の辞書を退避します)
復元コマンド (指定された退避情報から辞書を復元します)
削除コマンド (不要となった辞書を削除します)