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Interstage Navigator Server9.2.0 概説書

2.2 Navigator利用による効果

Navigatorを利用すると、以下のような効果が期待できます。

エンドユーザ主体の情報活用を行うことができます

ワープロソフトや表計算ソフトで管理表や分析表を作成しているエンドユーザが、自分自身の手でデータベースからデータを取り込み、報告書などを作成することができるようになります。

また、エンドユーザが、目的に応じて情報の切り口を設定し、情報を取り出したり集計することができるため、利用者独自の視点で、情報を分析・活用することができます。

情報の分析・活用は、Navigatorクライアントを導入しているPC、またはWebブラウザから簡単に行うことができます。

分析的な情報活用を行うことができます

情報の取り出しだけでなく、ドリリング(大分類から中・小分類に対象を絞り込みながらの分析)やスライス&ダイス(異なる視点の組み合わせによる試行錯誤的な分析)など、より分析的な情報の活用が可能になります。

データの見方を統一することができます

部門内での共通の情報の切り口を設定することにより、複数のエンドユーザが、同じ視点、同じ基準で、データを分析・活用することができます。

目的に応じたデータマートが容易に作成することができます

アプリケーションを開発することなく、データウェアハウスから、目的に合わせたデータマートを生成することができます。

リレーショナルデータベースのデータマートだけでなく、多次元データベースのデータマート(Essbase、PowerCube)も生成することができます。

CSVファイルのデータを利用して、情報活用を行うことができます

Navigatorでは、CSVファイルのデータで情報活用が行えます。

CSVファイルのデータが利用できることで、日次、月次バッチなどで更新される確定データ以外に、データウェアハウスに格納される前の速報値などの最新データを使用したレポート作成ができます。

また、データウェアハウスとCSVファイルのデータを組み合わせることもでき、例えば、前日分をDWHから、当日午前中をCSVファイルから取り出し、1つのレポートとして作成することもできます。

簡易なシステムで、手軽に情報活用を行うことができます(DBレスシステム)

CSVファイルのデータを利用した情報活用の場合、基本的な分析の範囲のみ利用する場合には、データベースソフトウェアがなくても、CSVデータのみで情報活用できます。

データウェアハウス、データベースソフトウェア自体が不要なシステムで情報活用が行えるため、持っているファイルのデータをすぐに分析したい、情報活用システムの導入前に効果を確認したいなど、手軽に情報活用ができます。