esibatchsetupコマンドについて説明します。
機能説明
非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成でISIサーバを運用する場合の環境作成を容易に行うためのセットアップコマンドです。本コマンドでは、以下のセットアップを実施します。
なお、本コマンド実行時には、コマンドの実行を確認するための問合せが行われます。セットアップする場合は、「y」、セットアップしない場合は「n」(省略時)を入力してください。
実施するセットアップ | コマンド | 備考 |
---|---|---|
ISIサーバの環境設定 | esisetup | 非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成でセットアップします。 |
メディエータファンクション定義の登録 | esidefadd | |
SOAPの環境設定 | esisetenv_soap | |
Formatmanagerの環境設定 | fmtmgrregistservice | Formatmanagerがすでにインストール済みの場合は実施しません。 |
CORBAの環境設定 | esisetenv_corba |
|
また、Formatmanagerの環境設定で使用するポート番号はインストール方法により以下のようになります。
Interstage Service Integrator 統合インストーラからインストールした場合
インストール時に指定したポート番号を使用して環境設定を行います。
Interstage Service Integrator を個別にインストールした場合
ポート番号に9787を使用して環境設定を行います。
ポート番号を変更したい場合、以下の手順に従って実行してください。
Formatmanagerのポート番号を変更する場合の手順
ファイルを編集
以下のファイルを編集し、「formatmanager=true」を「formatmanager=false」に変更します。
<INSDIR>\etc\setup\esibatchsetup.conf
esibatchsetupの実行
esibatchsetupコマンドを実行します。
Formatmanagerのセットアップ
Formatmanagerをセットアップします。詳細は“ISI 導入ガイド”の“Formatmanagerの設定”を参照してください。
各セットコマンドの実行時の経過が、以下のファイルに出力されます。エラー発生時は、以下のファイルを参照し、各セットアップコマンドのエラーメッセージから原因を特定して対処してください。
<INSDIR>\var\setup\esibatchsetup.log
形式
esibatchsetup [-f]
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-f | 本オプションを指定すると、確認するための問合せを行いません。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
1 | 異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドは、同時に複数実行できません。
本コマンド実行時、Interstage JMXサービスを起動しておく必要があります。
本コマンド実行時、イベントサービスを起動しておく必要があります。
使用例
esibatchsetupコマンドの使用例を示します。
esibatchsetup