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Interstage Service Integrator V9.2.0 リファレンス

1.5.1 apfwaddmsgtbl

apfwaddmsgtblコマンドについて説明します。

機能説明

メッセージ格納DBにメッセージ格納領域を追加します。
また、メッセージ格納領域に必要なデータベース容量を見積ります。見積り時には、以下の形式で表示します。

SPACE SIZE:               データベース容量
NSGW SPACE SIZE:          キュー間転送使用時に必要なデータベース容量

形式

メッセージ格納領域を追加
apfwaddmsgtbl -f 環境作成定義ファイル名 [-s スキーマ名] [-n メッセージ格納領域名]
メッセージ格納領域の見積り容量を表示
apfwaddmsgtbl -v -f 環境作成定義ファイル名

オプション

表1.88 オプションの一覧

オプション

説明

-f 環境作成定義ファイル名

メッセージ格納領域用の環境作成定義ファイルの名前を指定してください。

-s スキーマ名

メッセージ格納DBのスキーマ名を指定します。
18バイト以内の文字列を指定してください。大文字小文字は区別されません。
同一の業務データベース内に複数のメッセージ格納DB環境を作成している場合は省略できません。

-n メッセージ格納領域名

メッセージ格納領域の名前を設定してください。
36文字以内の先頭が英字で始まる英数字を指定してください。大文字小文字を区別します。
省略時は、環境作成定義ファイルで指定したデータベーススペース名となります。

-v

メッセージ格納領域の見積り容量を表示する場合に指定してください。

復帰値

表1.89 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

2以上

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

使用例

メッセージ格納領域を追加する場合の使用例
apfwaddmsgtbl -f <INSDIR>\etc\setup\sample\apfwaddmsgdef.xml 
メッセージ格納領域の見積り容量を表示する場合の使用例
apfwaddmsgtbl -v -f <INSDIR>\etc\setup\sample\apfwaddmsgdef.xml

■メッセージ格納領域用の環境作成定義ファイル

メッセージ格納領域用の環境作成定義ファイルについて説明します。

◆雛型ファイル

雛型ファイルは以下に格納されています。必要に応じて、コピーして使用してください。

<INSDIR>\etc\setup\sample\apfwaddmsgdef.xml
◆ファイルの内容

定義ファイルは以下のように定義します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!--
# Copyright(C) 2009 FUJITSU LIMITED
# Environment definition file for apfwaddmsgtbl
-->
<apfwmsgtbldef>
    <spacedef>                                        ・・・(1)
        <dbspace_name>DBSP_1</dbspace_name>           ・・・(2)
        <evtchl_max>1</evtchl_max>                    ・・・(3)
        <message_max>3000</message_max>               ・・・(4)
        <message_len>16</message_len>                 ・・・(5)
    </spacedef>
    <nsgw>                                            ・・・(6)
        <dbspace_name>DBSP_1</dbspace_name>           ・・・(7)
    </nsgw>
</apfwmsgtbldef>

NO

項目

説明

省略値

備考

1

spacedef

必ず記述してください。

省略できません

2

dbspace_name

メッセージ格納領域の格納先

データベーススペース名を指定してください。
36バイト以内の文字列を指定できます。

省略できません

3

evtchl_max

JMS-Rキュー最大数

メッセージ格納領域に作成できるJMS-Rキューの最大数を指定してください。

1~100の範囲で指定できます。

省略できません

4

message_max

メッセージ蓄積最大数

1つのJMS-Rキューに蓄積できるメッセージの最大数を指定してください。
50~10000000の範囲で指定できます。

省略できません

5

message_len

平均メッセージ長

JMS-Rキューに格納するメッセージの平均長を指定してください。単位はKbyteです。
1~2027630の範囲で指定できます。

省略できません

2048KByte以下の値とすることを推奨します。

6

nsgw

必ず指定してください。

ISIを使用する場合は必ず指定してください。

7

dbspace_name

キュー間転送で使用する領域の格納先

データベーススペース名を指定してください。
36バイト以内の文字列を指定できます。

省略できません

No2のメッセージ格納領域の格納先と同じデータベーススペース名を指定することも可能です。