XML Emergerを使用するには、以下のようにします。
シーケンス定義のシーケンスブロックに、メディエータファンクション(XMLEmergerExt)の呼出しを定義します。
シーケンス定義の実行ステップ情報に、XMLEmergerExtの呼出し情報(メソッド(extract)やパラメタ)を定義します。
指定例
実行ステップ情報の指定例は、以下のとおりです。この例では、現在のペイロードの“com.fujitsu.esi.xpath1”で示される情報を取り出しています。
: <StepInformation stepname="extract"> <MediatorFunction name="XMLEmergerExt"> <Method type="execute" name="extract"> <ParameterList> <ParameterArray name="esi.XmlEmerger.headerList"> <Parameter valuetype="direct">price</Parameter> </ParameterArray> <ParameterArray name="esi.XmlEmerger.XPathList"> <Parameter valuetype="esi.header">com.fujitsu.esi.xpath1</Parameter> </ParameterArray> </ParameterList> </Method> </MediatorFunction> </StepInformation> : |
キー名 | 説明 | 指定例 | |
---|---|---|---|
StepInformation | |||
stepname | ステップ名を指定します。シーケンスブロックに指定したステップ名を指定してください。 | extract | |
MediatorFunction | |||
name | メディエータファンクション名“XMLEmergerExt”を指定します。 | XMLEmergerExt | |
Method | |||
type | 実行種別“execute”を指定します。 | execute | |
name | XMLEmergerExtのメソッド名“extract”を指定します。 | extract | |
ParameterArray | |||
name | “esi.XmlEmerger.headerList”を指定します。取得情報格納先ヘッダキーの配列です。 | esi.XmlEmerger.headerList | |
Parameter | |||
1 | 取得した情報の格納先ヘッダキーを指定します。 | ||
valuetype | パラメタに指定する値のタイプを指定します。 | direct | |
値 | 取得情報格納先ヘッダキー“price”を指定します。 | price | |
ParameterArray | |||
name | “esi.XmlEmerger.XPathList”を指定します。情報取得対象が格納されている位置を指すXPathの配列です。 | esi.XmlEmerger.headerList | |
Parameter | |||
1 | 情報取得対象が格納されている位置を指すXPathを指定します。 | ||
valuetype | パラメタに指定する値のタイプを指定します。 | esi.header(共通メッセージ内のヘッダパラメタ) | |
値 | 情報取得対象が格納されている位置を指すXPathを指定します。 | com.fujitsu.esi.xpath1 |
XPathについて
XPathは、絶対パスで指定してください。相対パスは使用できません。
配列のインデックスを指定しないと、最初に出現した要素が指定されたとみなされます。
以下は、ISI 9.0以前のXPath指定を行う場合に注意してください。
ワイルドカードは指定できません。
軸指定は“/”と“@”だけ使用できます。
XPathの指定例については、“ISI Studio ヘルプ”を参照してください。
なお、ISI 9.0以前のXPath指定を行うかどうかの設定については、“ISI 導入ガイド”を参照してください。