ISIの機能を利用するために、以下の定義を作成し、ISIサーバへ登録します。定義の作成・登録は、ISI Studioを利用します。ISI Studioの操作方法については、“ISI Studio ヘルプ”を参照してください。
なお、コマンドを使用して定義を登録することもできます。コマンドを使用した定義の登録については、“A.2 定義の作成と登録”を参照してください。
サービスエンドポイント定義
サービス提供側やサービス利用側と連携するための情報を定義します。
シーケンス定義
メディエータファンクションの実行順やメディエータファンクション実行時に必要な情報を定義します。
メディエータファンクション定義
メディエータファンクションのインタフェース情報を定義します。
ユーザプログラムを呼び出す場合は、メディエータファンクション定義を追加します。
ルーティング定義
サービス利用側から受信したメッセージの内容によって、接続する受信側サービスエンドポイント、送信側サービスエンドポイント、シーケンスを特定するための情報を定義します。
キュー間転送定義
キュー間転送を行うために必要な情報を定義します。
Systemwalker SQC連携機能利用時に使用するグループ定義は、ISI Studioで作成・登録できません。
ルーティング定義は、インバウンドルーティング、アウトバウンドルーティング、シーケンスルーティングで使用します。なお、インバウンドルーティングでは、JAXM、CORBAを利用してサービス利用側からメッセージを送信する場合に定義します。
ISIでの各定義間のリンク関係は、以下のとおりです。
図A.1 定義間のリンク関係
図A.2 定義間のリンク関係(メッセージによって送受信側サービスエンドポイント、シーケンスを振り分ける場合)
サービスエンドポイント定義には、サービス利用側とISIとの連携を定義する受信側サービスエンドポイント定義、ISIとサービス提供側との連携を定義する送信側サービスエンドポイント定義があります。
図A.3 サービスエンドポイント定義の位置付け