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Interstage Service Integrator V9.2.0 導入ガイド

B.3 定義シート

キュー間転送機能の環境を設定するための定義シートには、以下の種類があります。

各定義シートは、以下の形式で記述します。なお、各定義シートのファイル名は、任意です。

ホスト定義シート

ホスト定義シートは、キュー間転送を行うサーバについての情報を、以下の形式で定義します。
作成できるホストIDの最大数は128個です。

形式
ホストID,ホスト名,ネーミングサービスのURL
項目
表B.4 ホスト定義シートの項目

カラムNo.

項目名

説明

指定例

備考

1

ホストID

キュー間転送を行うホストを識別するためのIDを指定します。
キュー間転送を行うシステム内で一意なIDを指定してください。
8文字以内の半角英数字を指定します。

ISISRV01

  

2

ホスト名

キュー間転送を行うホスト名を指定します。
以下の64文字以内の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • -(ハイフン)

  • .(ピリオド)

ISIServer0001

  

3

ネーミングサービスのURL

ホストが使用するネーミングサービスのURLを指定します。
以下の64文字以内の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • -(ハイフン)

  • .(ピリオド)

省略時は、“127.0.0.1”です。

127.0.0.1

使用するポート番号は、“8002”(固定)です。

指定例
ISISRV01,ISIServer0001
SYSTEM01,RemoteSystem0001,localhost

転送定義シート

転送定義シートは、キュー間転送を行うキューの組合せについての情報を定義します。
作成できる定義は、サーバ単位に送信用128個、受信用128個までです。

形式
キュー間転送名,送信側のホストID,送信側グループ名,送信側キュー名,受信側のホストID, 受信側グループ名,受信側キュー名
項目
表B.5 転送定義シートの項目

カラムNo.

項目名

説明

指定例

1

キュー間転送名

キューの組合せを特定するための名前を指定します。
システム内で一意な名前を指定してください。

8文字以内の半角英数字を指定します。

QCNNCT01

2

送信側のホストID

送信側となるホストIDを指定します。

SYSTEM01

3

送信側グループ名

送信側となるキューのグループ名を指定します。esiqueadd_jmsrコマンドを実行してキューを作成した場合、グループ名はキュー名と同じです。
以下の64文字以内の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • _(アンダーバー)


MQDキューを指定する場合、グループ名は指定しないでください。

CNTGRP1

4

送信側キュー名

送信側となるキュー名を指定します。
JMSキューおよびJMS-Rキューの場合はチャネル名を指定してください。
以下の64文字以内の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • _(アンダーバー)


MQDキューの場合はメッセージキュー名を指定してください。

ConnectQueue001

5

受信側のホストID

受信側となるホストIDを指定します。

ISISRV01

6

受信側グループ名

受信側となるキューのグループ名を指定します。esiqueadd_jmsrコマンドを実行してキューを作成した場合、グループ名はキュー名と同じです。
以下の64文字以内の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • _(アンダーバー)


MQDキューを指定する場合、グループ名は指定しないでください。

CNTGRP1

7

受信側キュー名

受信側となるキュー名を指定します。
JMSキューおよびJMS-Rキューの場合はチャネル名を指定してください。
以下の64文字以内の半角文字列を指定できます。

  • 英数字

  • _(アンダーバー)


MQDキューを指定する場合、グループ名は指定しないでください。

ConnectQueue001

指定例
QCNNCT01,SYSTEM01,CNTGRP1,ConnectQue001,ISISRV01,CNTGRP1,ConnectQue001