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Interstage Service Integrator V9.2.0 導入ガイド

1.9.1 ディスク容量の見積り

ISIの運用に必要なディスク容量を見積もります。

インストールに必要なディスク容量は、“2.1 ハードウェア環境”を参照してください。

データベーススペース

JMS-R、メッセージ蓄積データベースを使用する場合は、データベース作成時にデータベーススペースファイルを作成します。使用するモデルに応じて、あらかじめディスクに必要な容量が確保されていることを確認してください。

表1.7 データベーススペースファイルの種類とサイズ

データベーススペースファイルの種類

small

moderate

large

super

ログ管理、およびテンポラリログファイル用

129MB

257MB

513MB

1025MB

RDBディクショナリ用

100MB

JMS-Rメッセージ格納DB(システム固有部)用

20MB

JMS-Rメッセージ格納DB(ユーザデータ)用

400MB

10GB

85GB

1000GB

メッセージ蓄積データベース用(注)

3GB

30GB

125GB

500GB

キュー間転送機能のメッセージ保証テーブル用

1.6MB

4.8MB

8MB

24MB

注:メッセージ蓄積データベースを使用しない場合、およびISIサーバをクライアントとして利用する場合は、不要です。

シーケンスログ格納ディレクトリ

ISIを使用した業務を運用すると、以下の位置に、シーケンスログファイルが出力されます。シーケンスログのバックアップファイルは、日単位に作成されます。

<INSDIR>\var\log\sequence 配下

/opt/FJSVesi/var/log/sequence 配下

シーケンスログ格納ディレクトリに必要なディスク容量は、以下のとおりです。

ディスク所要量(単位:Kバイト)
=0.6×(シーケンス定義のステップの数+1)×日単位のトランザクション数×利用日数×安全係数1.2

シーケンスログのバックアップファイルは、日単位に作成されます。シーケンスログは自動的に削除されないため、定期的にバックアップファイルを別のディスクに退避してください。

トレースログ格納ディレクトリ

ISIを使用した業務を運用すると、以下の位置に、トレースログファイルが出力されます。トレースログのバックアップファイルは、トレースログの切り替えサイズを超えた場合に作成されます。

<INSDIR>\var\log\trace 配下

/opt/FJSVesi/var/log/trace 配下

トレースログ格納ディレクトリに必要なディスク容量は、以下のとおりです。

ディスク所要量(単位:Mバイト)=切り替えサイズ×(バックアップ数+1)×1.2(安全係数)

ディスク所要量は、業務データの内容や運用(トレースログの出力レベル、エラー発生回数)によって変わります。
必要とするトレースログの切り替えサイズとバックアップ数はISI運用管理コンソールを使って設定できます。設定方法については、“ISI 運用ガイド”の“ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。