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Interstage Service Integrator V9.2.0 導入ガイド

1.5 メディエータファンクションの選択

ここでは、したいことに合わせて、どのメディエータファンクションを使用すれば良いかを説明します。表中のメッセージという用語は、ISI Studioや定義の説明ではペイロードと表現されています。

表1.4 メディエータファンクションの選択と使用方法

したいこと

対応するメディエータファンクションと操作

必要な情報、および定義

必要な作業

サービスを呼び出したい

同期サービス呼出し

同期サービスのサービスエンドポイント定義

ISI Studioでサービスエンドポイント定義を作成します。

ルーティングして同期サービス呼出し

同期サービスを呼び出すルーティング定義

ISI Studioでルーティング定義を作成します。

非同期サービス呼出し

非同期サービスのサービスエンドポイント

ISI Studioでサービスエンドポイント定義を作成します。

ルーティングして非同期サービス呼出し

非同期サービスを呼び出すルーティング定義

ISI Studioでルーティング定義を作成します。

複数の非同期サービス呼出し

非同期サービスのサービスエンドポイント定義

ISI Studioでサービスエンドポイント定義を作成します。

入出力メッセージを変換したい

固定長メッセージの変換

  • 固定長形式またはXML形式のメッセージ

  • Formatmanager(FEDIT/FL-TABLE)で作成した変換パラメタID

FEDIT/FL-TABLEでフォーマット定義、変換定義や運用登録、変換パラメタ登録を作成します。

(注)

XMLメッセージの変換

  • XML形式のメッセージ

  • XSLTスタイルシートファイル名

XSLTスタイルシートファイルを作成します。

(注)

XMLメッセージの妥当性を検証したい

XMLメッセージの検証

  • XML形式のメッセージ

  • XML形式メッセージのスキーマファイル(DTDまたはXML Schema)

スキーマファイル(DTDまたはXML Schema)を作成します。

XMLメッセージを加工・編集したい

XMLメッセージの編集

要素・属性に固定値を追加(add)

  • 追加先となるXML形式メッセージ

  • 追加先のXPath

  • 追加対象が要素か属性の選択

  • 追加する位置(追加先に指定したXPathより前か後ろか)

  • 追加する要素名または属性名

  • 追加する要素または属性の値

(注)

XMLメッセージの編集

要素・属性にXMLデータを追加(addFromXML)

  • 追加先となるXML形式メッセージ

  • 追加先のXPath

  • 追加対象が要素か属性の選択

  • 追加する位置(追加先に指定したXPathより前か後ろか)

  • 追加する要素名または属性名

  • 追加元のXML形式メッセージ

  • 追加する要素または属性の値が格納されているXPath

(注)

XMLメッセージの編集

要素・属性を固定値で更新(modify)

  • 更新先となるXML形式メッセージ

  • 更新先のXPath

  • 更新する要素内容と属性値

(注)

XMLメッセージの編集

要素・属性をXMLデータで更新(modifyFromXML)

  • 更新先となるXML形式メッセージ

  • 更新先のXPath

  • 更新元のXML形式メッセージ

  • 更新元の要素または属性が格納されているXPath

(注)

XMLメッセージの編集

要素・属性の削除(delete)

  • 削除対象となるXML形式メッセージ

  • 削除対象のXPath

(注)

XMLメッセージの編集

要素の挿入(insert)

  • 挿入先となるXML形式メッセージ

  • 挿入先のXPath

  • 挿入する位置(挿入先に指定したXPathより前か後ろか)

  • 挿入元のXML形式メッセージ

  • 挿入する要素が格納されているXPath

(注)

XMLメッセージから情報を取り出したい

XMLメッセージから情報取得

  • XML形式のメッセージ

  • 取り出したい値が格納されているXPath

  • 取り出した値を格納する共通メッセージのヘッダキー名

  • XMLメッセージの構造に対応したXPathを指定します。

  • シーケンス定義にデータを格納するヘッダキー名を定義します。

固定長メッセージから情報を取り出したい

固定長メッセージから情報取得

  • 固定長形式メッセージ

  • 固定長形式メッセージのフォーマットと取り出し位置

  • 取り出すけた数

  • 固定長形式メッセージの文字コード

  • 取り出した値を格納する共通メッセージのヘッダキー名

  • 固定長メッセージに対応した取り出し位置、けた数、文字コードを指定します。

  • シーケンス定義にデータを格納するヘッダキー名を定義します。

SOAPメッセージを作成したい

SOAPメッセージの操作

SOAPメッセージ作成(createMessage)

  • SOAPヘッダとなるXML形式メッセージ

  • SOAPボディとなるXML形式メッセージ

(注)

SOAPメッセージの操作

SOAPメッセージ作成(createMessageWithBody)

  • SOAPボディとなるXML形式メッセージ

(注)

SOAPメッセージからヘッダ要素を取得したい

SOAPメッセージの操作

SOAPヘッダの取得(getHeader)

  • SOAPヘッダを取り出すSOAPメッセージ

(注)

SOAPメッセージからボディ要素を取得したい

SOAPメッセージの操作

SOAPボディの取得(getBody)

  • SOAPボディを取り出すSOAPメッセージ

(注)

シーケンス実行中に外部コマンドを呼び出したい

コマンドの実行

  • 実行するコマンドのフルパス名

  • コマンドを正常終了にする復帰値

  • コマンドに渡すメッセージ

(注)

シーケンス実行中にファイルを読み込みたい

ファイルの入出力

ファイルの読込み(readFile)

  • メッセージとなるデータが保存されているファイル名(フルパス)

シーケンス実行中にファイルへ書き込みたい

ファイルの入出力

ファイルへの書込み(writeFile)

  • 出力対象のメッセージ

  • メッセージを保存するファイル名(フルパス)

(注)

シーケンス実行結果を帳票出力したい

List Creatorとの連携

  • 帳票名

  • 実行環境の文字コード

  • 帳票データの文字コード

  • 帳票データの改行コード

  • 出力先の指定(印刷、電子保存、PDF保存、FAX送信)

  • Interstage List Creatorで帳票を作成します。

  • ISI Studioでサービスエンドポイント定義を作成します。

シーケンス実行中のメッセージをモニタリングしたい

BPM Analyticsとの連携

  • モニタリング対象のメッセージの形式

  • モニタリングするデータの取得位置

  • 取得したデータを格納するモニタリング変数名

Interstage BPM Analyticsでモニタリング定義を作成します。

注:現在実行中のステップ以外のメッセージを使用する場合は、ステップの実行結果の履歴を使用します。ステップの実行結果の履歴を使用する場合の設定については、“ISI Studio ヘルプ”の“ステップ情報を設定する”を参照してください。