PRIMECLUSTER上で動作するアプリケーション(クラスタサービス)をSystemwalker Centric Managerで監視する場合、本手順を実施してください。
PRIMECLUSTER 4.1A30を使用し、クラスタサービスを登録する手順を以下に示します。
クラスタシステムのどちらかのノードにシステム管理者権限でログインします。
注意
手順1、手順2は、クラスタアプリケーションを構成する任意の1ノードで行います。
クラスタサービスのリソースを登録します。
claddrscコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスのリソースを登録します。登録に成功した場合、標準出力にクラスタサービスのリソースIDが出力されます。
/etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c ClusterService -k クラスタアプリケーション のApplicationName(※) -p 0 -t nocontroler -s -1 -d self -e service |
(※) クラスタアプリケーションの"ApplicationName"は、作成時に設定したクラスタアプリケーションの"ApplicationName" を小文字にした名前を指定します。
(“リソース/クラスタアプリケーションの定義”の手順6.で設定した名前を指定します。)
手順1.でログインしていないノードに、システム管理者権限でログインします。
注意
手順3から手順5は、クラスタアプリケーションを構成するすべてのノードで行います。
自ノードのノード識別番号を確認します。
clgetnodeコマンドを以下の形式で実行し、自ノードのノード識別番号を確認します。
clgetnodeの実行が成功した場合、標準出力に、自ノードのノード識別番号を出力します。
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clgetnode -I |
クラスタサービスインスタンスのリソースを登録します。
claddrscコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスインスタンスのリソースを登録します。登録に成功した場合、標準出力にクラスタサービスインスタンスのリソースIDが出力されます。
/etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c AndBinding -k クラスタアプリケーションのApplicationName(※1) -p クラスタサービスのリソースID(※2) -t nocontroler -s 自ノードのノード識別番号(※3) -d self -e service |
(※1) クラスタアプリケーションの"ApplicationName"は、作成時に設定したクラスタアプリケーションの"ApplicationName" を小文字にした名前を指定します。
(“リソース/クラスタアプリケーションの定義”の手順6.で設定した名前を指定します。)
(※2)“クラスタサービスのリソースID”には、手順2で登録したクラスタサービスのリソースIDを指定します。
(※3)“自ノードのノード識別番号”には、手順4で確認した自ノードのノード識別番号を指定します。
クラスタサービスインスタンスの運用順番を設定します。
注意
手順6は、クラスタアプリケーションを構成する任意の1ノードで行います。
clsetinsorderコマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスインスタンスの運用順番を設定します。
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetinsorder -s クラスタサービスのリソースID(※1) -r クラスタサービスインスタンスのリソースID,クラスタサービスインスタンスのリソースID (※2) -S |
(※1)部門管理サーバの場合は、“クラスタサービスのリソースID”には、“PRIMECLUSTERを使用する場合”、“クラスタサービスの登録【部門管理サーバ/業務サーバ】”の手順2.で登録したクラスタサービスのリソースIDを指定します。
業務サーバの場合は、“クラスタサービスのリソースID”には、“クラスタアプリケーションの作成”、“クラスタサービスの登録【部門管理サーバ/業務サーバ】”の手順2.で登録したクラスタサービスのリソースIDを指定します。
(※2)“クラスタサービスインスタンスのリソースID”には、“クラスタサービスの登録【部門管理サーバ/業務サーバ】”の手順5.で登録した各ノードのクラスタサービスインスタンスのリソースIDを、カンマ(,)区切りで指定します。
クラスタサービスインスタンスのリソースIDは、クラスタアプリケーション作成時(“リソース/クラスタアプリケーションの定義”の手順8~9)に設定したノードの順番で指定します。