資源配付をクラスタサービスとして運用している場合のリストア手順を以下に示します。
注意
ディスク破損で共有ディスクを交換したなど、共有ディスクの内容が刷新されている場合は、配付系のリストアを実施する前に、“共有ディスクを交換した場合”の手順を行ってください。
資源配付以外のリストアは、プライマリノード、セカンダリノードそれぞれで行います。資源配付のリストアは、プライマリノードだけで行います。
リストア手順を以下に示します。
Systemwalker Centric Managerの停止
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
配付系以外のリストア
資源配付に関する資源以外をリストアするために、以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/mprsc -b 退避先ディレクトリ -FS |
退避先ディレクトリは、フルパスで指定してください。
クラスタサービスの停止
クラスタ運用管理ビューを起動し、業務アプリケーションで使用するクラスタサービスを停止します。停止方法については、各クラスタのマニュアルを参照してください。
共有ディスクのマウント
PRIMECLUSTER、またはMC/ServiceGuardを使用する場合、以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをマウントします。
mount /クラスタ設定時に指定した共有ディスクのマウントポイント |
以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをマウントします。
デバイス:/dev/vg02/lvol1
マウントポイント:/disk1
上記の場合のコマンド実行例を以下に示します。
vgchange -c y /dev/vg02 |
varyonvg ボリューム名 |
配付系のリストア
資源配付に関する資源をリストアするために、以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/mprsc -b 退避先ディレクトリ -FD |
退避先ディレクトリは、フルパスで指定してください。
共有ディスクのアンマウント
PRIMECLUSTER、またはMC/ServiceGuardを使用する場合、以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをアンマウントします。
[PRIMECLUSTERを使用する場合]
umount /クラスタ設定時に指定した共有ディスクのマウントポイント |
[MC/ServiceGuardを使用する場合]
以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをアンマウントします。
デバイス:/dev/vg02/lvol1
マウントポイント:/disk1
上記の場合のコマンド実行例を以下に示します。
umount /dev/vg02/lvol1 /disk1 |
[HACMPの場合]
umount /クラスタ設定時に指定した共有ディスクのマウントポイント |
クラスタサービスの起動
クラスタ運用管理ビューを起動し、業務アプリケーションで使用するクラスタサービスを起動します。起動方法については、各クラスタのマニュアルを参照してください。
Systemwalker Centric Managerの起動
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |