クラスタサービス、およびクラスタシステム上の業務サーバを起動する方法について説明します。
デーモンの起動
クラスタシステム上の業務サーバを起動する手順を以下に示します。
Systemwalker Centric Managerを起動します。
プライマリノードとセカンダリノードで、以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
Systemwalker Centric Managerのサービス(利用者が設定した任意の名前)を起動します。
資源配付サービスの起動
資源配付をクラスタサービスとして運用している場合、各クラスタで資源配付サービスを起動します。以下に、資源配付サービスの起動方法について説明します。
PRIMECLUSTERを使用する場合
PRIMECLUSTERのCluster Admin GUIで、資源配付のサービスを起動します。
Cluster Admin GUIを起動します。
PRIMECLUSTERセットアップ用コンソールが起動していない場合は、PRIMECLUSTERセットアップ用コンソールを起動します。
資源配付のサービスを選択し、[online]を選択します。
資源配付のサービスが起動されたことを確認します。
Sun Clusterを使用する場合
プライマリノードで、以下のコマンドを実行し、クラスタ上のサービスを起動します。
scswitch -Z -g 資源配付で使用するリソースグループ名 |
コマンドの詳細は、Sun Clusterのマニュアルを参照してください。
ポイント
起動処理後には scstatコマンドにより、Systemwalker Centric Managerデータサービスが起動されたことを確認できます。
MC/ServiceGuardを使用する場合
業務アプリケーションで使用する資源配付サービスを起動します。以下のMC/ServiceGuardのコマンドを実行してください。コマンドの詳細は、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。
cmrunpkg -n ノード名 パッケージ名 |
または
cmmodpkg -e パッケージ名 |
HACMPを使用する場合
下記のコマンドを実行し、SMITセッションを開きます。
smitty hacmp |
以下のとおりメニューを選択してください。
[システム管理 (C-SPOC)]-[HACMP リソース・グループおよびアプリケーション管理]-[リソース・グループをオンラインにする]を選択します。
[リソース・グループの選択]画面が表示されますので、資源配付のアプリケーション・サーバーが登録されているリソース・グループを選択します。
[オンライン・ノードの選択]画面が表示されますので、資源配付サービスを起動するノードを選択します。
注意事項
資源配付機能を使用する場合、PRIMECLUSTERのポート番号(9398、9399)と競合します。以下のファイルの“drmshss 9398/tcp”と“drmshsc 9399/tcp”を使用していないポート番号に変更してください。
/etc/services |
使用しているポート番号の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。