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Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編

クラスタ管理画面と同一IPアドレスでの通信ができない時(通信状態の確認は、下記の“通信状態の確認方法”を参照)、または複数インタフェースを持つシステムを運用管理サーバ上で、1つのIPアドレスしか持たないシステムとして見せる時は、以下の設定を実施してください。

以下のいずれかに一致する場合は、クラスタを構成するそれぞれのノードでopasetipコマンドを使用して、Systemwalker Centric Managerがメッセージ送信先システムと通信する際に使用するIPアドレスを定義してください。

運用管理サーバからPRIMECLUSTERへの通信の状態を、以下の手順により確認できます。

  1. クラスタシステム上で、以下のコマンドを実行し、インタフェース名を獲得します。

    /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvGetparam acsif

    ※インタフェース名は、コマンド結果の“sys:acsif XXXX”の“XXXX”です。

  2. クラスタシステム上で、以下のコマンドを実行し、IPアドレスを獲得します。

    【Solarisの場合】

    /usr/sbin/ifconfig インタフェース名

    【Linuxの場合】

    /sbin/ifconfig インタフェース名

    ※IPアドレスは、コマンド結果の“inet XXX.XXX.XXX.XXX”の“XXX.XXX.XXX.XXX”です。

  3. 運用管理サーバ上で、以下のコマンドを実行します。

    ping XXX.XXX.XXX.XXX

上記操作例

クラスタシステム上で、インタフェース名とIPアドレスを獲得し、運用管理サーバ上で、“ping 123.123.123.1”を実行します。そして、運用管理サーバからクラスタシステムへの通信の状態を確認する例を示します。

  1. クラスタシステム上で、以下のコマンドを実行し、インタフェース名を獲得します。

    # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvGetparam acsif
    sys:acsif hme2

  2. クラスタシステム上で、以下のコマンドを実行し、IPアドレスを獲得します。

    【Solarisの場合】

    # /usr/sbin/ifconfig hme2
    hme2: flags=1000863<UP,BROADCAST,NOTRAILERS,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 1500
    index 2 inet 123.123.123.1 netmask ffffff00 broadcast 123.123.123.255
    ether 1:1:1:1:1:1

    【Linuxの場合】

    # /sbin/ifconfig hme2
    hme2: flags=1000863<UP,BROADCAST,NOTRAILERS,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 1500
    index 2 inet 123.123.123.1 netmask ffffff00 broadcast 123.123.123.255
    ether 1:1:1:1:1:1

  3. 運用管理サーバ上で、以下のコマンドを実行します。

    # ping 123.123.123.1