運用形態名の定義
部門管理サーバに運用形態名を定義することで、[Systemwalkerコンソール]にクラスタ名の代わりに運用形態名を表示することができます。運用形態名の定義を行うことで、クラスタのフェールオーバに連動して、運用形態名を動的に変化させることができます。
注意
設定した運用形態名の定義を有効にするには、設定後、Systemwalker Centric Managerの再起動が必要となります。
PRIMECLUSTER上で、RMS Wizardを使用してサービスを登録した場合、Systemwalker Centric Managerの監視対象となるクラスタサービスに対して、PRIMECLUSTER上で、PRIMECLUSTER対応製品用リソースの登録の作業が必要になります。PRIMECLUSTER対応製品用リソースの登録については、本書の付録およびPRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
PRIMECLUSTERを使用する場合
定義ファイル
/etc/opt/FJSVsagt/oparuntype |
ファイルの形式
DEFRUNTYPE ON | OFF RUNTYPE “運用形態名" GROUP “サービス名" ON | OFF GROUP “サービス名" ON | OFF RUNTYPE “運用形態名"
DEFRUNTYPE
クラスタ名表示を指定します。
ONの場合は、クラスタ名を表示します。
OFFの場合は、クラスタ名は、表示されません。
省略された場合は、ONが指定されます。
RUNTYPE、GROUP
グループの状態が、RUNTYPE行の次の行以降に定義した状態になると、RUNTYPEに定義した運用形態とみなされます。上の行にある定義が優先されます。RUNTYPE定義は、64行まで定義することができます。
グループを定義していない場合は、“ON”でも“OFF”でも一致とみなされます。
最大16バイトの文字列で定義します。
PRIMECLUSTERに登録したサービスのリソース名を最大256バイトの文字列で定義します。
ON:グループの状態が、オンラインです。
OFF:グループの状態が、オフラインです。
表示結果
表示結果を、以下の表に示します。
DEFRUNTYPE | RUNTYPE,GROUP | 表示 |
---|---|---|
ON | 一致する運用形態名なし | クラスタ名 |
一致する運用形態名あり | 運用形態名 | |
OFF | 一致する運用形態名なし | なし |
一致する運用形態名あり | 運用形態名 |
Sun Clusterを使用する場合
運用管理サーバに運用形態名を通知することで、Systemwalkerコンソールにクラスタ名の代わりに運用形態名を表示することができます。
運用形態名は、クラスタのフェールオーバ/フェールバックに連動して動的に変化させることができます。
フェールオーバ/フェールバック時にユーザが作成するリソースグループのメソッドには、以下のコマンドを登録してください。
/opt/systemwalker/bin/opapostr 運用形態名 |
なお、リソースグループのメソッドの登録方法についてはSun Clusterのマニュアルを参照してください。