フェールオーバ発生時、各機能の設定により表示されるエラーメッセージ、および対処方法について説明します。
メッセージ1
Systemwalkerコンソールが自動再接続機能を使用しないで起動している場合、以下のメッセージボックスが表示されます。
[OK]ボタンをクリックし。自動再接続機能の設定をしてください。設定方法については、“Systemwalkerコンソールの設定と起動”を参照してください。
メッセージ2
サーバとの通信に失敗しました、Systemwalkerコンソールが終了しました |
構成情報のアクセスに失敗しました |
これらのメッセージを出力したままの状態で、運用管理サーバのサービスの自動切り替えが行われた場合、クラスタ共有ディスクの所有権も変更となり、[Systemwalkerコンソール]の終了に失敗する場合があります。
また、以下の条件でフェールオーバが発生したとき、以後の処理の場合に、異常を発生するときがあります。その場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスを再起動したあと、[Systemwalkerコンソール]を再起動してください。
ツリー切り替え中
ツリー削除中
フォルダ削除中
ルートフォルダ配下を監視中
メッセージ3
フェールオーバが発生したとき、セカンダリノードのsyslogに、以下の警告メッセージが出力されることがあります。
Access control information was restored incompletely. For details, see %s. |
%s : エラー原因が記載されたファイル
このメッセージは、以下の場合に出力されます。
プライマリノードで画面のアクセス権を定義したが、定義したユーザと同じOSユーザをセカンダリノードに登録していない。このため、セカンダリノードに登録されていないユーザの画面のアクセス権を引き継ぐことができない。
画面のアクセス権の定義でアクセス権を定義したユーザが、セカンダリノードのOSに直接ログインしている。このため、このユーザの画面へのアクセス権定義がセカンダリノードで更新できない。
上記メッセージが出力された場合、画面へのアクセス権定義の一部がセカンダリノードに引き継がれません。プライマリノードの画面へのアクセス権定義をすべてセカンダリノードに引き継ぐには、以下の手順で定義情報を移行してください。
作業は、スーパーユーザで実行してください。
エラー原因が記載されたファイルを確認し、エラーとなった原因を取り除きます。
プライマリノードで、定義情報を抽出します。
以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVfwsec/bin/dmmkbat -d -f 格納するファイル名 |
→抽出した情報は、定義情報を反映するコマンド列を記述したシェルスクリプトとして抽出されます。
抽出したシェルスクリプトを、移行先のノードに、FTPで転送します。
シェルスクリプトの転送先および実行は、任意のディレクトリを使用してください。
セカンダリノードで、転送したバッチファイルを実行します。