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Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド

8.7 ポリシーの設定

[Systemwalkerコンソール]で以下の操作を行い、ポリシーの設定をします。

スクリプトの自動起動機能の設定

[Systemwalkerコンソール]で以下の操作を行い、運用管理サーバ上またはポリシー配付先で単体起動型スクリプトを自動起動させる設定をします。

  1. 設定を行うダイアログボックスを起動します。

    1. [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[監視ポリシー]を選択します。

      →[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。

    2. [オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択した後、[設定対象]-[スクリプト]-[動作設定]を選択し、[操作]-[新規作成]メニューまたは[操作]-[更新]メニューを選択します。

    3. [ポリシー名]、[コメント名]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

      →[スクリプト(動作設定)]画面が表示されます。

  2. [登録スクリプト一覧]から自動起動させるスクリプトを選択し、[自動起動する]のチェックボックスをチェックします。

    自動起動を指定できるスクリプトは、最大10個です。

  3. 自動起動の詳細な設定をする場合は、[詳細設定]ボタンをクリックし、[スクリプト自動起動設定]ダイアログボックスを起動します。

  4. 以下の項目を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    [パラメタ]
    自動起動時にスクリプトに指定する[パラメタ]を255バイト以内で入力します。

    [起動時のディレクトリ]
    自動起動時にスクリプトが動作するディレクトリを動作システムがWindowsの場合、UNIXの場合でそれぞれ指定します。

    [ディレクトリを指定]を選択した場合は、ディレクトリ名を255バイト以内のフルパスで入力します。

  5. [スクリプト(動作設定)]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。
    →運用管理サーバ上の設定に起動されていた場合は、運用管理サーバで動作中のSystemwalkerに対して即時適用をするかどうかを問い合わせるダイアログボックスが表示されます。

本機能により自動起動されたスクリプトが標準出力・標準エラー出力へ出力した情報は、スクリプトが動作したシステム上の以下のファイルへ格納されます。

【Windows版】

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\log\at_実行名0.log
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\log\at_実行名1.log

【UNIX版】

/var/opt/FJSVssc/log/at_実行名0.log
/var/opt/FJSVssc/log/at_実行名1.log

※"実行名"の部分は自動起動対象のスクリプトに定義された実行名に置き換えられます。

※ファイルは"~0.log"と"~1.log"がスクリプトごとにサイクリックに使用され、ファイルサイズが50KBを超えたら切り替わります。

※自動起動されたスクリプトが標準出力・標準エラー出力へ出力した情報は、1行のデータ長が4096バイトより大きい場合、取得できた文字列の最後に"\"(円記号)をつけて複数行に分けて出力します。

出力情報の各行(改行ごと)の先頭には出力された日時および出力先(標準出力の場合"STDOUT"、標準エラー出力の場合"STDERR")の情報が付加されます。

[出力例]

Wed Jan 16 16:05:36 2002 STDOUT ユーザスクリプト01の処理を開始します。
Wed Jan 16 16:05:37 2002 STDERR ファイルオープンに失敗しました。処理続行します。
Wed Jan 16 16:05:38 2002 STDERR ユーザスクリプト01の処理を完了しました。

自動起動されたスクリプト内で、execを使用して、バックグラウンドで実行したコマンドが標準出力・標準エラー出力へ出力した情報も、ログファイルへ格納されます。ただし、そのコマンドが、バッファに残っているすべてのデータをファイルに強制的出力(フラッシュ)していない場合は、ログファイルへの書き込みが遅れる場合があります。

注意

  • 運用管理サーバに対する設定の即時適用時およびポリシー配付先に対するポリシーの即時適用時は、即時適用する内容にかかわらず、該当システムの自動起動対象スクリプトはすべて再起動されます。

  • 自動起動したスクリプトは、定義適用による再起動時、およびSystemwalkerのサービス/デーモンの停止時には、強制終了されます。その際、同スクリプト内からexecされたプログラムやさらにそのプログラムから起動されたプログラムなど、スクリプトのプロセスから派生した子プロセスもすべて同時に強制終了されます。

[UNIX版]

自動起動スクリプトのパラメタにUTF-8固有文字を使用する場合は、以下の手順で設定してください。

  1. Systemwalkerスクリプトを起動するコンピュータ上に、swctclshコマンドを使用して、UTF-8固有文字をパラメタとして、起動したいSystemwalkerスクリプトを起動するシェルスクリプトを作成します。

  2. 1.で作成したシェルスクリプトをexecコマンドで起動するように設定したSystemwalkerスクリプトを作成します。

  3. 2.で作成したスクリプトを自動起動するように設定します。