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Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド

7.3.9 IPv6インタフェースの稼働監視

機能説明

被監視ノード、またはネットワーク機器のIPv6インタフェースに対し、一定間隔でPINGを行い、監視対象のIPv6インタフェースがダウンしていた場合、運用管理サーバ、または部門管理サーバへトラップを通知します。

図7.1 IPv6インタフェースの稼働監視の運用例

サンプルスクリプトファイル

OS種別

格納場所とファイル名

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\snmipchk.swt

Solaris

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmipchk.swt

Linux

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmipchk.swt

HP-UX

提供なし

AIX

提供なし

実行に必要な権限

Windowsの場合、Administrator権限が必要です。

Solaris/Linuxの場合、root権限が必要です。

編集可能な項目

編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。

監視間隔
監視元ホスト

監視時間帯

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重監視

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

被監視サーバ情報

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

項目は以下の通りです。

  • 被監視ホストのIPv4インタフェース

  • 被監視ホストのIPv6インタフェース

  • レスポンス時間

  • リトライ回数

  • トラップ通知先ホスト

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重化

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

注意事項

Enterprise EditionGlobal Enterprise Editionクラスタ運用をしている場合

  • 監視元ホストがクラスタの場合、運用系で監視を行う場合は二重監視の設定をOFFにしてください。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition運用管理サーバ二重化の場合

  • 監視元ホストの設定で主系サーバ、従系サーバのホスト名を空白で区切って指定してください。

パーソナルファイアウォール導入ノードの監視について

  • パーソナルファイアウォールの導入によりICMP応答を抑止している被監視ノードでは、本機能による監視が行えません。監視対象とする場合、ICMPに応答するように設定してください。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition連携型二重化の場合

  • 二重化の設定がONの場合とOFFの場合で、出力されるメッセージが異なります。詳細は“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“MpNmsIP6で始まるメッセージ”を参照してください。

使用例

部門管理サーバ(host1)から被監視ホスト(host2)のIPv6インタフェース(fe80::260:97ff:fe02:6ea5)に対し、稼働状態をチェックし、異常発生時には、運用管理サーバ(host3)へイベント通知を行います。

編集内容

[監視間隔(分) ]

set g(Interval) {60}

[監視元ホスト]

set g(PollingHost) {host1}

[監視時間帯]

set g(TimeRange) {00:00-23:59}

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重監視

set g(Dual) ON

[被監視サーバ情報]

lappend pr(1) host2 fe80::260:97ff:fe02:6ea5 10 3 host3

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition二重化

set g(DuplicateAutoAction) OFF