メッセージ作成のAPI一覧を以下に示します。
関数名 | 機能 |
---|---|
opfmt | メッセージを作成、出力し、システム監視エージェントへメッセージを通知します。vopfmtとの違いは、パラメタ数が固定です。 |
opsetcat【UNIX版】 | メッセージカタログの初期値を定義します。 |
opsetlabel | メッセージのラベルの初期値を定義します。 |
vopfmt | メッセージを作成、出力し、システム監視エージェントへメッセージを通知します。opfmtとの違いは、パラメタ数が可変です。 |
メッセージ作成のAPIの動作環境、および必要ファイルについての説明を以下に示します。
動作環境
本APIは、以下のインストール種別で動作します。
運用管理サーバ
部門管理サーバ
業務サーバ
注意事項
LIBファイル、およびINCLUDEファイルは、同じバージョン/レベルで提供されたものを使用してください。
メッセージ作成のAPIは、マルチスレッドプログラミングをサポートしていません。
システム監視のAPIを使用するアプリケーションは、signal を使用しないでください。
Systemwalker Centric Managerのバージョンが異なる環境で作成されたシステム監視のAPIを使用するアプリケーションは動作しません。
動作させるには、動作環境と同じSystemwalker Centric Managerのバージョンの環境下で、アプリケーションのリコンパイルを行ってください。
本APIを使用する場合、SIGPIPEシグナルに対応したシグナルハンドラを無効にするかまたは、変更してください。この処理を実施しないと、Systemwalker停止時に本APIを使用しているプログラムがSIGPIPEシグナルにより終了する場合があります。設定方法の詳細は、OS提供のオンラインマニュアルを参考にしてください。
関連関数:sigset
Linux for Itanium版、Linux for Intel64版で64bitのアプリケーションを作成する場合、コンパイルするときにプリプロセッサオプションとして“-D__LP64__”をつけてください。
必要ファイル
上記メッセージ作成のAPIを使用するには、以下のファイルが必要となります。
【Windowsの場合】
メッセージ作成のAPIはLIBファイルに格納され、各APIで使用する定数、および構造体は、INCLUDEファイルに宣言されています。
【Windows for Itanium版の場合で64ビットのアプリケーションを作成する場合】
INCLUDEファイル
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Include\opfmt.h
リンクするライブラリ
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Lib\mpopfmt_64.lib
使用するDLL
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\bin\mpopfmt_64.dll
上記ライブラリは64bit版製品で利用できます。
32bit版製品には、64bit版モジュールのコンパイル用にヘッダとライブラリ(libファイル)のみ同梱されています。
【Windows x64版の場合で64ビットのアプリケーションを作成する場合】
INCLUDEファイル
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Include\opfmt.h
リンクするライブラリ
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Lib\mpopfmt_x64.lib
使用するDLL
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\bin\mpopfmt_x64.dll
上記ライブラリは64bit版製品で利用できます。
32bit版製品には、64bit版モジュールのコンパイル用にヘッダとライブラリ(libファイル)のみ同梱されています。
【Windows for Itanium、Windows x64以外の場合】
INCLUDEファイル
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Include\opfmt.h
リンクするライブラリ
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Lib\mpopfmt_32.lib
使用するDLL
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\bin\mpopfmt_32.dll
上記ライブラリは32bit版、64bit版製品共に利用できます。32ビットのアプリケーションから使用できます。
【Windows for Itanium、Windows x64以外(V13.1.0以前との互換ライブラリ)】
INCLUDEファイル
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Include\opfmt.h
リンクするライブラリ
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\Lib\mpopfmt.lib
使用するDLL
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\bin\mpopfmt.dll
上記ライブラリは32bit版、64bit版製品共に利用できます。32ビットのアプリケーションから使用できます。V13.1.0以前との互換ライブラリは、time_t型のサイズが32bitでコンパイルされています。新規導入される場合での利用は推奨しません。
【UNIXの場合】
以下のINCLUDEファイルとライブラリが必要です。
INCLUDEファイル
/usr/include/opfmt.h
リンクするライブラリ
OS | リンクするライブラリ |
---|---|
Solaris | /usr/lib/libopagt.so |
Linux(x86版、Intel Itanium版、Intel64版でV13.3.0以前からの互換用) | /usr/lib/libopagt.so |
Linux(Intel64版) | /usr/lib64/libopagt_x64.so |
AIX | /usr/lib/libopagt.so |
HP-UX | /usr/lib/libopagt.so |
コンパイル環境
コンパイル環境は以下のとおりです。
【Windowsの場合】
コンパイラ : Microsoft Visual C++ 2005
ランタイムライブラリ : “マルチスレッド(DLL)”を使用してください。
プリプロセッサ : V13.1.0以前との互換ライブラリを利用する場合は、“_USE_32BIT_TIME_T”を指定してください。また、Windows for Itanium版、Windows x64版で64ビットのアプリケーションを作成する場合は、"_WIN64"を指定してください。
【UNIXの場合】
Solaris : Sun WorkShop 5.0以降
Linux : 動作プラットフォームにバンドルされているコンパイラ (gcc)
HP-UX: HP-UX上で動作するPA-RISCコンパイラ
AIX : AIX上で動作する C for AIX コンパイラ