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Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド

2.3 サンプルスクリプト一覧

インテリジェントサービスが提供するサンプルスクリプトを以下に示します。

サンプルスクリプト

説明

イベント固定テキスト変換

メッセージ監視アクション型

イベントテキストの変換を行います。変換は、1つのスクリプトで1パターンしか行えず、変換の組み合わせが複数ある場合は、その組み合わせの数だけスクリプトを作成する必要があります。

イベント切り分けテキスト変換

メッセージ監視アクション型

複数パターンのイベントテキストの変換を行います。
ライブラリ型のスクリプトで変換の組み合わせを複数定義することで、1つのスクリプトで複数パターンの変換が行えます。

先頭通知コリレーション

メッセージ監視アクション型

発生した複数のイベントに対し、不要なイベントを破棄します。

末尾通知コリレーション

メッセージ監視アクション型

定義した一連のイベントの通知を抑止するとともに、一定時間内にそれらのイベントすべてが発生したかをチェックし、その結果に応じた異常通知を行います。

必要イベント未発生調査

単体起動型

現時刻から一定時間さかのぼってログ内を検索し、正常の場合に出力されるイベントが存在しない場合、イベントを新規発行します。

また、その動作を一定間隔で繰り返すことができます。

大規模同報リモートコマンド

単体起動型

引数で指定されたコマンドを、システム監視を行っている複数システムに対して実行し、その応答結果をレポートします。

メッセージ監視アクション型スクリプト動作テスト

単体起動型

メッセージ監視アクション型サンプルをもとに作成したユーザスクリプトの動作確認テストをします。

稼働状態の監視

単体起動型

被監視ノード、またはネットワーク機器に対し、一定間隔でpingを行い、監視対象がダウンしていた場合、運用管理サーバ、または部門管理サーバへSNMPトラップを通知します。

MIBしきい値監視

単体起動型

被監視ノード、またはネットワーク機器に対し、一定間隔でMIB取得を行い、しきい値を超えた場合、運用管理サーバ、または部門管理サーバへSNMPトラップを通知します。

サービス稼働監視

単体起動型

監視対象ノードで動作するサービス(HTTP/SMTPなど)に対し、一定間隔で稼働状況の監視を行い、指定時間内に応答がない、またはエラーが発生した場合、運用管理サーバへイベントを通知します。

イベント詳細フィルタリング

メッセージ監視アクション型

単一の通知イベントに対して諸情報を解析し、その結果に応じてイベント情報の書き換えを行えるようにします。

切り替え型イベント詳細フィルタリング

メッセージ監視アクション型

イベント詳細フィルタリング相当の処理を“アクティブパターン”と“デフォルトパターン”の2種類持ち、トリガとなるイベントの発生によってどちらを使用するかを動的に切り替えてイベント情報の書き換えをします。

Systemwalkerセルフチェック

単体起動型

下位サーバで動作するシステム監視エージェントに対して、上位サーバから指定された監視間隔でTCP接続を行い、接続可能かどうか監視します。

Webサービス稼働監視

単体起動型

Webサービスを構成するSOAPサーバが停止していないか、また、WebサービスへSOAPメッセージを送信し応答があるかどうかを監視し、停止していた場合は、運用管理へイベントを通知します。

IPv6インタフェース稼働監視

単体起動型

被監視ノード、またはネットワーク機器のIPv6インタフェースに対し、一定間隔でpingを行い、監視対象のIPv6インタフェースがダウンしていた場合は、運用管理サーバ、または部門管理サーバへSNMPトラップを通知します。

ライブラリ型スクリプト動作テスト

単体起動型

ライブラリ型サンプルをもとに作成したユーザスクリプトの動作確認テストをします。

関係イベント自動対処

メッセージ監視アクション型

イベント(異常メッセージと復旧メッセージ)の自動対処をします。

発生イベントしきい値監視

メッセージ監視アクション型

イベントを発生頻度で監視します。

イベントファイル出力

メッセージ監視アクション型

処理対象イベントの情報をファイルに出力します。

自動返答

単体起動型

返答要求メッセージに対して、自動的に返答をします。

注意

メッセージ監視アクション型についての注意事項

  • サンプルスクリプトの中には、スクリプト内で処理対象イベントの情報(重要度など)が参照できるものがありますが、それらの情報は、スクリプトを定義した[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンで表示しる[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックス内の設定に従った変更後のものになります。

  • メッセージ監視アクション型のスクリプトは、イベントの発生を契機に自動的に実行され、スクリプトが実行を完了するまでイベントの通知を待ち合わせます。そのため、スクリプトの最近10メッセージでの平均処理時間が3秒を超えた場合、イベントの停滞を防ぐため、タイムアウトのエラーが発生します。

  • タイムアウトを含め、スクリプトの処理でエラーが発生した場合、処理中だったイベントに対しては、スクリプトによる編集は一切行われません。対象イベントは[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスの[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックスの設定に従って、通知されます。
    このとき、エラーの発生を通知するイベントが、インテリジェントサービスから通知されます。

  • インテリジェントサービス機能が出力するメッセージ(ラベルが UX:MpScsv AP:MpScsvのメッセージ)に対しては、メッセージ監視アクション型スクリプトの実行は行われません。
    これはスクリプト実行により、エラーメッセージが発生した場合に、スクリプト実行とメッセージ発生の間で無限ループになることを回避するためです。