ある事象が発生した場合に、プロセスを停止し再起動を行う運用形態を説明します。
関連するイベントを待ち合わせ、発生した異常メッセージを自動的に対処済にすることができます。また、イベントを契機に、指定したアクションを実行することもできます。これにより、異常時の復旧作業を自動化することが可能となります。
機能の詳細は、“複数イベントをまとめて監視する(イベントコリレーション)”を参照してください。
この節では以下の監視要件の運用形態について説明します。
運用内容
以下の運用を想定した運用形態です。
以下のプロセス監視 |
監視要件
異常と判断する条件
いずれかのプロセスが以下のメッセージを出力し停止する。
AP:FjzUser: エラー: 114: 業務(FjzUser.exe)で内部異常発生。 |
※FjzUser.exeが異常停止した場合
異常と判断した後の処理
異常と判断する条件が成立した場合、自動的に以下のコマンドを実行し、全プロセスを停止後、プロセスを再起動します。
c:\work\process_restart.bat |
再起動後、全プロセスの起動メッセージ表示を確認します。
メッセージ1
AP:FjMtxCtl.EXE: 情報: 104: 業務(FjMtxCtl.EXE)起動しました。 |
メッセージ2
AP:FjzUser: 情報: 104: 業務(FjzUser.exe)起動しました。 |
メッセージ3
AP:FjObsvG: 情報: 104: 業務(FjzObsvG.exe)起動しました。 |
メッセージ4
AP:FjCMS20: 情報: 104: 業務(FjCMS20.exe)起動しました。 |
異常となってから起動メッセージを表示するまでの時間を確認します。
5分以内:対処済とする
5分以上:対処済としない
ポイント
メッセージの色
メッセージの色は以下を示しており、説明のためで実際に出力される色ではありません。
赤色:基準イベント
青色:関連イベント