ある事象が発生した場合に、別のイベントで通知する運用形態について説明します。イベントコリレーション機能の代表的な運用形態です。
指定したイベントが一定時間内に複数回発生した場合に、新規にイベントを出力します。これにより、発生したイベントの数が少ないときは対処を行わずに、指定数以上のイベントが発生した場合には対処を行う運用が可能となります。
機能の詳細は、“複数イベントをまとめて監視する(イベントコリレーション)”を参照してください。
この節では以下の監視要件の運用形態について説明します。
運用内容
以下の運用を想定した運用形態です。
CPU使用率を監視し、50%超えるとwarning/70%超えるとerror メッセージを出力 |
監視要件
異常と判断する条件
5分以内に以下のwarningメッセージが3回以上発生する。
UX:SSQC: WARNING: 6102:AP:SSQC: warnning: Monitoring value of Object(UserCPU) is above than upper warning level. |
異常と判断した後の処理
以下の新規メッセージで異常を通知します。
UX:性能監視: ERROR: CPU使用率の高負荷状態が多数発生しています。詳細を確認してください。 |
ポイント
メッセージの色
メッセージの色は以下を示しており、説明のためで実際に出力される色ではありません。
赤色:基準イベント
青色:条件成立時に通知されるメッセージ