以下の運用モデルを例に、コンテンツ配付の運用手順を説明します。
環境 | サーバ名 | ホスト名 | IPアドレス |
---|---|---|---|
イントラネット内 | 運用管理サーバ | OMS.intra.A.com | 192.168.1.10 |
運用管理クライアント | OMC.intra.A.com | 192.168.1.11 | |
Mailサーバ | Mail.intra.A.com | 192.168.1.100 | |
DNSサーバ | DNS.intra.A.com | 192.168.1.50 | |
Firewall | FW | 192.168.1.1 | |
DMZ内 | Firewall | FW | 192.168.2.1 |
Mailサーバ | Mail.A.com | 192.168.2.100 | |
DNSサーバ | DNS.A.com | 192.168.2.50 | |
WWWサーバ | WWW.A.com | 192.168.2.200 | |
PROXYサーバ | PROXY.A.com | 192.168.2.150 |
図5.1 運用モデル
プロキシサーバの設定を確認します。
DMZ上のプロキシサーバは、中継サーバ上の資源配付のポート番号にデータを振り分ける必要があるため、リバースプロキシの設定が必要となります。
プロキシサーバがInterstage Security Director(InfoProxy)の場合は、[リバースWWW]の設定が必要です。
以下にプロキシサーバのリバースプロキシ(InfoProxyの場合はリバースWWW)の設定方法を示します。
通信方法 | 要求種 | 設定項目 | 設定内容 |
---|---|---|---|
サーバ-サーバ間のHTTP通信時の設定 | 要求元 | プロトコル | HTTP |
サーバ名 | プロキシサーバのノード名、またはIPアドレス | ||
ポート番号 | プロキシサーバのポート番号 | ||
ディレクトリ | /drmshs/ | ||
要求先 | プロトコル | HTTP | |
サーバ名 | 中継サーバのノード名、またはIPアドレス | ||
ポート番号 | 資源配付のサーバ-サーバ間HTTPのポート番号(初期値:9394) | ||
ディレクトリ | /drmshs/ |
各サーバのservicesファイルのサービス/エントリを以下のように設定します。
[運用管理サーバ]
drmshs(サーバ-サーバ間:HTTP) プロキシサーバのポート番号 |
[業務サーバ]
drmshs(サーバ-サーバ間:HTTP) 9394 |
注意
WWWサーバへ資源配付を行う場合、ポート番号を80にすることはできません。
運用管理クライアント上の[資源配付]ウィンドウで中継の役割を果たすプロキシサーバを、コンテンツの配付先サーバとして登録します。
業務サーバで、以下のコマンドを実行します。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\drmsmdfy -a sys -k own -n ノード名 -s 自システム名 |
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/drmsmdfy -a sys -k own -n ノード名 -s 自システム名 |
ノード名には運用管理サーバで定義しているプロキシサーバのノード名を指定してください
運用管理サーバからプロキシサーバにコンテンツを配付すると、InfoProxyの場合、リバースWWWの設定にしたがって、中継先のWWWサーバにコンテンツが配付されます。
運用管理クライアント上の[資源配付]ウィンドウからオンライン検索を行い、配付結果状況を確認します。