ユーザ資源を適用する場合、資源の種類によって以下のように適用方法を選択してください。
IPL適用または後刻適用を使用します。
即時適用を使用します。
手動適用を使用します。
業務に影響を与える可能性のある資源の適用方法
適用に際して業務に影響を与える可能性のあるバイナリ・ファイルを適用する際に、これらのプログラムが停止していることを保障したい場合は、あらかじめ以下の設定を行ってください。
適用するファイルに関係するプログラム(サービス)は、システムの設定で自動起動しない設定にしてください。
Windows(R)の資源配付は、適用の結果に応じて以下のバッチプログラムを実行します。運用に応じてそれぞれのバッチプログラムに、必要なプログラム(サービス)の起動コマンドを記述してください。
NSTART.BAT(パス名は“Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\nstart.bat”)
ASTART.BAT(パス名は“Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\astart.bat”)
適用を行う日程をスケジューリングしたい場合は、IPL適用または後刻適用を使用します。
IPL適用または後刻適用を使用した場合、資源配付はシステム起動の一環として資源配付の起動から適用、システムの再起動までを自動的に行います。したがって、適用のための特別な操作は必要ありません。適用結果は、システムが立ち上がる段階で運用管理サーバに通知されます。または、スケジュール情報ファイルの設定に従い通知されます。
“IPL適用と後刻適用”に、IPL適用と後刻適用について示します。
図10.9 IPL適用と後刻適用
業務に影響を与えない資源の適用方法
適用に際して業務に影響しないユーザ資源については、即時適用を使用します。即時適用を使用した場合は、資源配付が運用管理サーバから受信したあと続けて適用を行うため、適用のための特別な操作は必要ありません。
“即時適用”に、即時適用について示します。
図10.10 即時適用
適用の前後に特別な操作を行う必要のある資源の適用方法
配付したあとの適用の前後で、適用システム上で特別な操作を行う必要のある資源については、手動適用を使用します。
手動適用の場合、IPL適用と後刻適用と同様に、適用結果は基本的にはシステムが立ち上がる段階またはスケジュール情報ファイルの指定により、運用管理サーバへ通知されます。しかし、ユーザ資源を手動適用する場合は、システム起動が完了した状態でも適用可能なため、適用を完了したあと、資源配付の適用完了通知コマンドを投入することにより資源の適用後、即座に適用結果を運用管理サーバに通知することが可能です。またはスケジュール情報ファイルの指定で通知されます。
“ユーザ資源の手動適用”にユーザ資源の手動適用について示します。
図10.11 ユーザ資源の手動適用