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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編

8.6.1 強制配付を行うための動作環境の設定

強制配付を行うために必要な動作環境の設定方法について説明します。


強制配付の情報設定ファイルの定義【Windows版】

強制配付の情報設定ファイルの定義について説明します。この設定は、運用管理サーバだけ必要です。


情報設定ファイル名

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\etc\drmsfsd.ini

情報設定ファイル(drmsfsd.ini)の設定項目および書式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


強制配付指示の対象となるクライアントが200台を超えた状態で強制配付を行う場合には、以下の2ファイルを定義する必要があります。

上記2ファイルを使用することにより、強制配付GUIを使用せずに強制配付グループおよび強制配付システム構成のシステムに関連する情報の追加と削除が可能になります。


強制配付グループ情報ファイル(grpsys)

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\grpsys

本ファイルは、インストール時にすでに存在します。

ファイルの記述形式

システム種別,システム名称↓

↓:改行


強制配付グループ情報ファイルの記述例

1,"グループ管理"
2,"支店グループ"
"cl","新宿支店"
"cl","渋谷支店"
"cl","大阪支店"
"cl","神戸支店"
2,"営業所グループ"
"cl","新宿営業所"
"cl","大阪営業所"

各グループの所属クライアントは、グループ名の下に記述されているクライアントが対象となります。

記述例の場合、“支店グループ”に所属するクライアントは、以下のとおりになります。

強制配付システム構成情報ファイル(clsys.txt)

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\clsys.txt

本ファイルは、インストール時には存在しません。強制配付を実施した場合に、作成されます。

ファイルの記述形式

システム種別,システム名称,IPアドレス↓

↓:改行


強制配付システム構成情報ファイルの記述例

"1","OWN",""

"2","関東地方中継サーバ","1.1.1.1"

"3","東京拠点サーバ","1.1.1.2"

"cl","新宿支店","1.1.1.3"

"cl","渋谷支店","1.1.1.4"

"cl","新宿営業所","1.1.1.5"

"2","関西地方中継サーバ","1.1.1.6"

"3","関西拠点サーバ","1.1.1.7"

"cl","大阪支店","1.1.1.8"

"cl","神戸支店","1.1.1.9"

"cl","大阪営業所","1.1.1.10"

記述例の場合のシステム構成は、以下のとおりです。

1階層

2階層

3階層

OWN

関東地方中継サーバ

東京拠点サーバ

  • 新宿支店(クライアント)

  • 渋谷支店(クライアント)

  • 新宿営業所(クライアント)

関西地方中継サーバ

関西拠点サーバ

  • 大阪支店(クライアント)

  • 神戸支店(クライアント)

  • 大阪営業所(クライアント)


注意事項

サービス・エントリの定義

強制配付では、以下のサービス・エントリを使用します。

サービス名

ポート番号

プロトコル名

備考

drmsfsd

4098

tcp

サーバ-クライアント間

ポート番号を変更する場合は、servicesファイルのdrmsfsdのポート番号を変更してください。変更するポート番号は、ネットワーク内で一意な番号になるように設定してください。なお、変更する場合は、サーバおよびクライアントの値を同時に変更する必要があります。

ポート番号変更後は、強制配付機能を再起動してください。


注意事項