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Systemwalker Centric Manager 解説書

2.4.3 業務の監視

基幹系業務やOA系業務などは、複数のノードやアプリケーションから構成されているため、業務が正常に稼働するためには、これらすべてが正常に稼働している必要があります。

ここでは、監視対象のノードやアプリケーションなどを管理者が監視する単位でグループ化したものを業務、業務を構成するシステム、ネットワーク、アプリケーションなどをオブジェクトと呼び、業務を構成するこれらのオブジェクトを業務単位で監視できます。

業務単位での監視により、以下のようなことが可能となります。

トラブル発生時の、業務への影響範囲を把握する例を“業務監視の例”に示します。

図2.8 業務の監視の例

業務は以下のオブジェクトと関連する項目で構成されます。

業務の監視では、障害の発生による以下の影響範囲を把握できます。

ワークユニット

Interstage Application Serverと連携することで、Interstageの監視をSystemwalker Centric Managerで行うことができます。詳細については、Systemwalker技術情報ホームページを参照してください。

グローバルサーバ上のワークユニット/オブジェクトの監視

[Systemwalkerコンソール]から、グローバルサーバ上のサブシステムやInterstageのワークユニットなどを、業務として監視することができます。

Systemwalker Centric ManagerではInterstageと連携することにより、ワークユニットおよびオブジェクトについて、以下の機能を使用できます。グローバルサーバの業務を監視できるのは、主監視パスで接続しているときのみです。

グローバルサーバの業務を監視する場合は、Systemwalker Centric Manager GEEで監視することができます。PRIMEQUEST上のLinuxでは監視することはできません。

障害の影響を受ける業務の把握

システムやネットワーク、アプリケーションなどで異常が発生した時、どの業務に影響があるのかを、以下のように簡単に把握できます。

障害の影響を受けるオブジェクトの把握

システムやネットワーク、アプリケーションなどで異常が発生した時、さらに関連して影響を受けるシステムやネットワーク、アプリケーションなどを把握できます。あらかじめ定義された関係により、異常が発生して影響を受ける範囲と、その影響度が監視画面に表示されます。

影響度は以下のように表示されます。

影響度の確認により、障害復旧作業の優先度を判断することができます。