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Systemwalker Centric Manager 解説書

2.3.2 システムの構成情報を管理する

クライアントやサーバのハードウェア/ソフトウェア構成情報などのシステム構成情報をインベントリ情報といいます。Systemwalker Centric Managerは、システムの構成情報をインベントリ情報として一元管理します。

ただし、Server Core環境では、インベントリ情報を表示することはできません。Server Core環境のインベントリ情報は、運用管理サーバ、または運用管理クライアントで表示してください。インベントリ情報を表示する方法については、"Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編"を参照してください。

また、インベントリ情報の変更履歴は、以下のCSVファイルで参照することができます。

ファイル名

格納先

history.csv

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcompcl\history\drms

なお、CSVファイルの形式は、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"の"インベントリ情報の変更履歴"を参照してください。

インベントリ情報とは

WMI(Windows Management Instrumentation)を使用し、コンピュータのモデル名、シリアル番号など、コンピュータの資産管理に有用な情報が収集できます。収集/一元管理された情報は、資産管理などに利用できます。
インベントリ情報には、以下の情報が含まれます。

インベントリ情報の収集契機

インベントリ情報は、通常スケジュールを設定し、定期的に収集します。
インベントリ情報に関しては、特定のマシンにおける最新の構成情報を知りたいとき、またはトラブル発生時などに、すばやくオンデマンドで最新のインベントリ情報を収集できます。

インベントリ管理

ネットワーク上に接続されているサーバやクライアントのハードウェア構成やソフトウェア構成の情報を、インベントリ情報として一元管理し利用することができます。

以下の情報を収集/管理します。

ノードの自動検出

インベントリ情報が収集されたノードが監視マップ/リスト上に存在しない場合、自動的に監視マップ/リストへ反映することができます。このとき、サブネットフォルダが存在しない場合は、サブネットフォルダも合わせて作成されます。

インベントリ情報の履歴表示

クライアントのインベントリ情報の変更履歴を確認することができます。変更履歴を確認することにより、以下の効果を得ることができます。

インベントリデータのCSV出力

インベントリ情報を条件にして検索したクライアントのインベントリデータをCSVファイルに出力することができます。出力したCSVファイルは、ユーザの用途に合わせてカスタマイズし、活用することができます。

インベントリ情報CSVファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

インベントリ情報の活用

収集されたインベントリ情報は、以下の用途で活用することができます。

資産の管理

ハードウェア情報・ソフトウェア情報をもとに、購入資産の状況を把握することができます。また、収集するインベントリ情報に資産管理に必要となるユーザ固有の情報(資産管理番号、管理者名、管理者連絡先などのユーザ情報)を付加することができます。

個々のシステム状況の把握

クライアントの利用者が個別にインストールしたソフトウェア資産を、システム単位に把握することができます。

収集すべきソフトウェア情報の特定

新しく購入したソフトウェア製品、およびユーザ固有の業務アプリケーションの導入状況を把握するために、インベントリ情報として収集対象となるソフトウェア情報を特定することができます。ソフトウェア情報の特定は、ソフトウェア辞書をカスタマイズし更新されたソフトウェア辞書情報をクライアントに配付します。

ソフトウェア辞書のカスタマイズ方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編”の“ソフトウェア辞書情報のカスタマイズ”を参照してください。

業務アプリケーションの状態確認

システム単位に保持する業務アプリケーションおよび環境設定などの任意の情報を、テキスト情報として収集することができます。収集した情報をもとに、各システムの環境およびアプリケーションの状態を確認することができます。