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Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書

2.56 Mpipcmgrで始まるメッセージ【UNIX版】


mpipcmgr: WARNING: 00301: Systemwalker Centric Manager cannot manage IPC resources.

【メッセージの意味】

システムでエラーが発生し、Systemwalker Centric ManagerのIPC資源管理機能が開始しませんでした。そのため、Systemwalker Centric Managerが獲得するIPC資源の管理は行われず、IPC 資源状態表示コマンド(mpipcsc)を使用しても表示されません。

【対処方法】

(システム管理者のみ対処可能)

Systemwalker Centric Managerの運用には影響はありませんが、IPC資源管理機能を開始させるためには、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。Systemwalker Centric Managerの再起動については、“対処方法の各手順”の“Systemwalker Centric Managerの起動/停止”を参照してください。

mpipcmgr: WARNING: 00302: When stopping, Systemwalker Centric Manager could not remove some IPC resources.

【メッセージの意味】

Systemwalker Centric Managerを停止時に、Systemwalker Centric Managerが獲得したIPC資源の一部を回収できませんでした。Systemwalker Centric Managerへの影響はありませんが、不要なIPC資源が未回収のままとなっています。

【対処方法】

(システム管理者のみ対処可能)

Systemwalker Centric Managerの運用には影響はありませんが、以下の手順で、未回収のIPC資源を確認/回収してください。

  1. 以下のコマンドを実行し、IPC資源の状態を表示します。

    /opt/systemwalker/bin/mpipcsc

  2. 実行結果を確認します。

    実行結果(以下のメッセージ)に、回収できなかったIPC資源が表示されます。

    Status of undeletion IPC from <stopping Systemwalker Centric Manager> T ID KEY DATE TIME PID CMD DETECTION DATE

    • T:種別(m:共用メモリ、q:メッセージキュー、s:セマフォ)

    • ID:ID

    • KEY:キー

    • DATE:獲得日付

    • TIME:獲得時刻

    • PID:プロセスID

    • CMD:プロセス名

    • DETECTION DATE:未回収認識日時

  3. システムのコマンド(ipcrm)を使用し、未回収のIPC資源を回収します。

    Systemwalker Centric Managerを停止した状態で、以下の手順を実施してください。

    • 共用メモリの回収

      ipcrm -m shmid

      shmid:回収する共用メモリのidを指定します。

    • メッセージキューの回収

      ipcrm -q msqid

      msqid:回収するメッセージキューのidを指定します。

    • セマフォの回収

      ipcrm -s semid

      semid:回収するセマフォのidを指定します。

なお、本メッセージが通知されても、そのあとの起動/停止で前回解放漏れとなったIPC資源の回収処理が正常に行われた場合は、IPC資源状態表示コマンド(mpipcsc)を実行しても解放漏れの一覧への表示はされません。

mpipcmgr: WARNING: 00303: Systemwalker Centric Manager could not remove the following IPC resource.(TYPE=%1, ID=%2, KEY=%3)

【メッセージの意味】

前回のSystemwalker Centric Managerの停止が正常に行われておらず、前回 Systemwalker Centric Managerが獲得したIPC資源に回収できなかったものがあります。Systemwalker Centric Managerへの影響はありませんが、不要なIPC資源が未回収のままとなっています。

【パラメタの意味】

%1: 未回収IPC資源の種別

  • q (メッセージキュー)

  • s (セマフォ)

  • m (共有メモリ)

%2: 未回収IPC資源のID

%3: 未回収IPC資源のキー

【対処方法】

(システム管理者のみ対処可能)

Systemwalker Centric Managerの運用には影響はありませんが、以下の手順で、未回収のIPC資源を確認/回収してください。

  1. 以下のコマンドを実行し、IPC資源の状態を表示します。

    /opt/systemwalker/bin/mpipcsc

  2. 1.の実行結果を確認します。

    実行結果(以下のメッセージ)に、回収できなかったIPC資源が表示されます。

    Status of undeletion IPC from <stopping Systemwalker Centric Manager> T ID KEY DATE TIME PID CMD DETECTION DATE

    • T:種別(m:共用メモリ、q:メッセージキュー、s:セマフォ)

    • ID:ID

    • KEY:キー

    • DATE:獲得日付

    • TIME:獲得時刻

    • PID:プロセスID

    • CMD:プロセス名

    • DETECTION DATE:未回収認識日時

  3. システムのコマンド(ipcrm)を使用し、未回収のIPC資源を回収します。

    Systemwalker Centric Managerを停止した状態で、以下の手順を実施してください。

    • 共用メモリの回収

      ipcrm -m shmid

      shmid:回収する共用メモリのidを指定します。

    • メッセージキューの回収

      ipcrm -q msqid

      msqid:回収するメッセージキューのidを指定します。

    • セマフォの回収

      ipcrm -s semid

      semid:回収するセマフォのidを指定します。

なお、本メッセージが通知されても、そのあとの起動/停止で前回解放漏れとなったIPC資源の回収処理が正常に行われた場合は、IPC資源状態表示コマンド(mpipcsc)を実行しても解放漏れの一覧への表示はされません。

mpipcmgr: WARNING: 00307: Systemwalker cannot manage IPC resources.

【メッセージの意味】

システムでエラーが発生し、Systemwalker Centric ManagerのIPC資源管理機能の一部が開始しませんでした。そのため、Systemwalker Centric Managerが獲得するIPC資源の一部は管理されず、IPC資源状態表示コマンド(mpipcsc または mpipcso)を使用しても表示されません。なお、Systemwalker の運用には影響はありません。

【対処方法】

(システム管理者のみ対処可能)

Systemwalker Centric ManagerのIPC資源管理機能を開始させるためには、Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerを再起動してください。一方の製品のみインストールしている場合は、その製品のみ再起動してください。Systemwalker Centric Managerの再起動については、“対処方法の各手順”の“Systemwalker Centric Managerの起動/停止”を参照してください。Systemwalker Operation Managerを再起動する手順は、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“起動・終了”を参照してください。

mpipcmgr: WARNING: 00308: When stopping, Systemwalker could not remove some IPC resources.

【メッセージの意味】

Systemwalker Centric Manager停止時に、Systemwalker Centric Managerが獲得したIPC資源の一部を回収できませんでした。Systemwalker Centric Managerへの影響はありませんが、不要な IPC 資源が未回収のままとなっています。

【対処方法】

(システム管理者のみ対処可能)

Systemwalker Centric Managerの運用には影響はありませんが、以下の手順で、未回収のIPC資源を確認/回収してください。

  1. 以下のコマンドを実行し、IPC資源の状態を表示します。

    /opt/systemwalker/bin/mpipcsc

  2. 1.の実行結果を確認します。

    実行結果(以下のメッセージ)に、回収できなかったIPC資源が表示されます。

    Status of undeletion IPC from <stopping Systemwalker> T ID KEY DATE TIME PID CMD DETECTION DATE

    • T:種別(m:共用メモリ、q:メッセージキュー、s:セマフォ)

    • ID:ID

    • KEY:キー

    • DATE:獲得日付

    • TIME:獲得時刻

    • PID:プロセスID

    • CMD:プロセス名

    • DETECTION DATE:未回収認識日時

  3. システムのコマンド(ipcrm)を使用し、未回収のIPC資源を回収します。

    Systemwalker Centric Managerを停止した状態で、以下の手順を実施してください。

    • 共用メモリの回収

      ipcrm -m shmid

      shmid:回収する共用メモリのidを指定します。

    • メッセージキューの回収

      ipcrm -q msqid

      msqid:回収するメッセージキューのidを指定します。

    • セマフォの回収

      ipcrm -s semid

      semid:回収するセマフォのidを指定します。

なお、本メッセージが通知されても、そのあとの起動/停止で前回解放漏れとなったIPC資源の回収処理が正常に行われた場合は、IPC資源状態表示コマンド(mpipcsc)を実行しても解放漏れの一覧への表示はされません。

mpipcmgr: WARNING: 00309: Systemwalker could not remove the following IPC resource.(TYPE=%1, ID=%2, KEY=%3)

【メッセージの意味】

前回のSystemwalker Centric Managerの停止が正常に行われておらず、前回 Systemwalker Centric Managerが獲得したIPC資源に回収できなかったものがあります。Systemwalker Centric Managerへの影響はありませんが、不要なIPC資源が未回収のままとなっています。

【パラメタの意味】

%1: 未回収 IPC 資源の種別

  • q (メッセージキュー)

  • s (セマフォ)

  • m (共有メモリ)

%2: 未回収 IPC 資源のID

%3: 未回収 IPC 資源のキー

【対処方法】

(システム管理者のみ対処可能)

Systemwalker Centric Managerの運用には影響はありませんが、以下の手順で、未回収のIPC資源を確認/回収してください。

  1. 以下のコマンドを実行し、IPC資源の状態を表示します。

    /opt/systemwalker/bin/mpipcsc

  2. 1.の実行結果を確認します。

    実行結果(以下のメッセージ)に、回収できなかったIPC資源が表示されます。

    Status of undeletion IPC from <stopping Systemwalker> T ID KEY DATE TIME PID CMD DETECTION DATE

    • T:種別(m:共用メモリ、q:メッセージキュー、s:セマフォ)

    • ID:ID

    • KEY:キー

    • DATE:獲得日付

    • TIME:獲得時刻

    • PID:プロセスID

    • CMD:プロセス名

    • DETECTION DATE:未回収認識日時

  3. システムのコマンド(ipcrm)を使用し、未回収のIPC資源を回収します。

    Systemwalker Centric Managerを停止した状態で、以下の手順を実施してください。

    • 共用メモリの回収

      ipcrm -m shmid

      shmid:回収する共用メモリのidを指定します。

    • メッセージキューの回収

      ipcrm -q msqid

      msqid:回収するメッセージキューのidを指定します。

    • セマフォの回収

      ipcrm -s semid

      semid:回収するセマフォのidを指定します。

なお、本メッセージが通知されても、そのあとの起動/停止で前回解放漏れとなったIPC資源の回収処理が正常に行われた場合は、IPC資源状態表示コマンド(mpipcsc)を実行しても解放漏れの一覧への表示はされません。