名前
rdbtais - Accela BizSearchインデックス作成用定義ファイルの作成
形式(マップファイルおよび収集文書リストを作成する場合)
rdbtais -r { all | diff } -c Textアダプタ定義名 -m マップファイルパス名 -f 収集文書リストファイルパス名 -w ワークディレクトリパス名 [ -e { エラー件数 | all } ] [ -l 抽出定義名 ] [ -g ]
形式(マップファイルのみを作成する場合)
rdbtais -c Textアダプタ定義名 -m マップファイルパス名 -w ワークディレクトリパス名
機能説明
Textアダプタ定義で指定したデータベースの表に対して、Accela BizSearchのインデックスを作成するために必要となる定義ファイルを作成します。
定義ファイルとは、収集文書リストファイルおよびマップファイルを指します。
本コマンドは、Solarisの場合に利用できます。
オプション
Textアダプタ定義で指定されたデータベースの表に格納されているすべてのデータから、Accela BizSearchのインデックスを作成するための定義ファイルを作成します。
Linkexpress Replication optionの機能で抽出した差分ログファイルから、Accela BizSearchのインデックスを作成するための定義ファイルを作成します。
Textアダプタ定義名を指定します。
Textアダプタ定義名は、Textアダプタ定義を記述したファイルのファイル名です。
Textアダプタ定義を記述したファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBTEXTADPパラメタに設定されているディレクトリ配下に格納しておく必要があります。
マップファイル出力先のファイルのパス名を絶対パス名で指定します。
マップファイルパス名に指定できる長さは、224バイトまでです。
収集文書リストファイル出力先のファイルのパス名を絶対パス名で指定します。
収集文書リストファイルパス名に指定できる長さは、224バイトまでです。
本コマンドが利用する作業用領域のディレクトリのパス名を絶対パス名で指定します。
ワークディレクトリパス名に指定できる長さは、224バイトまでです。
作業用領域として必要な容量の見積りを以下に示します。
作業用領域 = 文字を格納する列のサイズ * 2
(複数の列を対象とする場合は、最大のサイズで見積もってください)
インデックスを作成する表に格納されている文書データを、Symfoware/RDBから抽出する処理でエラーが発生した場合、コマンド処理を中断するまでの発生エラー件数の限界値を指定します。
エラー件数に指定した件数に達するまでエラーが発生した場合は、エラーが発生した文書データを無視して処理を継続します。
エラー件数には、1以上の数値を指定します。
エラー件数にキーワード“all”を指定すると、文書データの抽出処理でエラーが発生しても、表の抽出対象となるすべてのレコードから文書データの抽出処理が完了するまで処理を継続します。
本オプションを省略した場合は、文書データの抽出でエラーが発生した時点でコマンドの処理を中断します。
Textアダプタ定義にREPNAMEタグの値を複数記述した場合、どの抽出定義を使って収集文書リストファイルを作成するのかを指定します。
Textアダプタ定義に抽出定義名(REPNAMEタグの値)を複数記述した場合、本オプションを省略することはできません。
文書種別が格納されている列の値がTextアダプタ定義の文書種別規定部に指定されていない場合、文書データの抽出を行いません。
本オプションを省略した場合は、文書種別規定部に指定されていない値を検出した時点でコマンドの処理を中断します。
本オプションは、文書データの抽出を行う列に抽出対象となっていない文書が混在している場合に使用します。
使用例
Textアダプタ定義(isdef01) で指定したデータベースの表に格納されているすべてのデータからAccela BizSearchのインデックスを作成するための定義ファイルを作成します。
rdbtais -r all -c isdef01 -m /home/rdb2/map01 -f /home/rdb2/list01 -w /tmp
差分ログファイルから定義ファイルを作成します。
rdbtais -r diff -c isdef01 -m /home/rdb2/map02 -f /home/rdb2/list02 -w /tmp
マップファイルのみ作成します。
rdbtais -c isdef01 -m /home/rdb2/map03 -w /tmp
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
本コマンド実行前にLinkexpress Replication optionを使用して抽出定義の登録処理(lxrepcreコマンド)により、抽出定義をシステムに登録しておく必要があります。
差分ログファイルから定義ファイルを作成する場合は、抽出定義登録後、差分データの取得開始(lxrepenaコマンド)を宣言しておく必要があります。
本コマンドにより作成される定義ファイルは、本コマンド実行者の許可モードを持つファイルが作成されます。
Textアダプタ定義で指定したデータベースの表にはSELECT権が必要です。
Textアダプタ定義で指定したデータベースの表のDSOがSEQUENTIAL構造である必要があります。
本コマンド実行中にキャンセルした場合、ワークディレクトリパス配下に“TAIS”で始まるファイルが残る場合があります。この場合、ファイルを削除してください。