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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.35 rdbmrinf

名前

rdbmrinf - リカバリ制御ファイルの情報表示

形式

rdbmrinf { -p データベース名.データベーススペース名
           | -t データベーススペースリストファイル名 }
         -f リカバリ制御ファイル配置ディレクトリ名

機能説明

rdbmrdmpコマンドにより作成したリカバリ制御ファイルの情報を表示します。
本コマンドは、Symfoware Server Advanced Backup Controllerの場合に利用できます。

オプション

-p データベース名.データベーススペース名

表示するデータベーススペース名を指定します。

-t データベーススペースリストファイル名

表示するデータベーススペース名をリスト形式で記述したファイルを指定します。
ファイル名に指定できる長さは、OSで定義される最大バイト数までです。
このファイルは、rdbmrdmpコマンドで使用したファイルを流用することが可能です。
この場合、SDXディスク名はコメントとして扱われます。
以下にファイル内の形式を説明します。

# コメント
データベース名.データベーススペース名
<改行>

先頭に“#”がある行は、コメント行として読みとばされます。
このとき“#”は必ず行の先頭に記述する必要があります。
ファイル内には空行を含むことができます。

データベース名.データベーススペース名

表示するデータベーススペース名を指定します。
ファイル内に異なるロググループのデータベーススペースは記述できません。

-f リカバリ制御ファイル配置ディレクトリ名

退避データベーススペースと同時に作成されたリカバリ制御ファイルを配置するディレクトリの絶対パス名を指定します。
リカバリ制御ファイル配置ディレクトリ名に指定できる長さは、144バイトまでです。
このディレクトリ配下には、rdbmrdmpコマンドが作成した以下のファイル名のリカバリ制御ファイルが存在しなければなりません。
  データベース名.データベーススペース名

使用例

リカバリ制御ファイル(在庫管理DB.DBSP_1)の内容を表示します。

rdbmrinf -p 在庫管理DB.DBSP_1 -f /back1

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

表示項目の見出しと意味

Date

rdbmrdmpコマンドにより退避データを作成した年月日

DBspace

バックアップしたデータベーススペース名

EndArcSerial

退避終了アーカイブログ通番(バックアップ処理が終了したときのアーカイブログ通番)

File

リカバリ制御ファイル名

LogGroup

ロググループ名

Mode

バックアップモード
NORMAL : オンラインバックアップモード
REFMODE : リファレンスバックアップモード

Slice

退避データベーススペースのアクセスパス名
(rdbmrdmpコマンドにて-bオプションを利用して採取された場合は“-”が表示されます)

StartArcSerial

退避開始アーカイブログ通番

Status

リカバリ制御ファイルの状態
COMPLETE : 完了
INCOMPLETE : 未完了