名前
rdblog - ログファイルの作成、変更、削除、表示
形式1-1(ロググループ管理ファイルの作成)
rdblog -M
形式1-2(ロググループ管理ファイルの情報表示)
rdblog -V -M
形式1-3(ロググループ管理ファイルの閉塞)
rdblog -H -M
形式1-4(ロググループ管理ファイルをリカバリし閉塞を解除)
rdblog -P -M
形式2-1(ログ管理ファイルの作成)
rdblog -I [ -g ユーザロググループ名 ログ管理ファイルパス名 ]
形式2-2(ログ管理ファイルの再作成)
rdblog -I -r -g ユーザロググループ名 ログ管理ファイルパス名
形式2-3(ログ管理ファイルの削除)
rdblog -D -I -g ユーザロググループ名
形式2-4(ログ管理ファイルの情報表示)
rdblog -V -I
形式2-5(ログ管理ファイルの再登録)
rdblog -A -I ログ管理ファイルパス名
形式2-6(ログ管理ファイルの閉塞)
rdblog -H -I [ -g ユーザロググループ名 ]
形式2-7(ログ管理ファイルをリカバリし閉塞を解除)
rdblog -P -I [ -g ユーザロググループ名 ]
形式3-1(テンポラリログファイルの作成)
rdblog -G -t [ -ftr [sync|async] ] [ -g ロググループ名 ] [ -c リカバリログ量 ] [ -io { 1024 | 2048}] ログインデックス域パス名 { BIログ域パス名 | -in } { AIログ域パス名 | -in | -bi } BIログ域サイズ AIログ域サイズ トランザクションエントリ数
形式3-2(テンポラリログファイルの属性変更)
rdblog -U -t [ -g ロググループ名 ] [ -c リカバリログ量 ] { BIログ域サイズ | - } { AIログ域サイズ | - } [ トランザクションエントリ数]
形式3-3(テンポラリログファイルの削除)
rdblog -D -t [ -e ] [ -g ロググループ名 ]
形式3-4(テンポラリログファイルの情報表示)
rdblog -V -t [ -g ロググループ名 ]
形式3-5(テンポラリログファイルの再登録)
rdblog -A -t ログインデックス域パス名
形式3-6(テンポラリログファイルの再作成)
rdblog -G -t -r [ -ftr [sync|async] ] [ -g ロググループ名 ] [ -c リカバリログ量 ] ログインデックス域パス名 { BIログ域パス名 | -in } { AIログ域パス名 | -in | -bi } BIログ域サイズ AIログ域サイズ トランザクションエントリ数
形式3-7(テンポラリログファイルの閉塞)
rdblog -H -t [ -g ロググループ名 ]
形式3-8(テンポラリログファイルをリカバリし閉塞を解除)
rdblog -P -t [ -g ロググループ名 ]
形式4-1(アーカイブログファイルの作成)
rdblog -G -a [ -g ロググループ名 ] アーカイブログファイル名 アーカイブログファイルサイズ
形式4-2(アーカイブログファイルの追加)
rdblog -U -a [ -g ロググループ名 ] アーカイブログファイル名
形式4-3(アーカイブログファイルの削除)
rdblog -D -a [ -g ロググループ名 ] アーカイブログファイル名
形式4-4(アーカイブログファイルの情報表示)
rdblog -V -a [ -g ロググループ名 ] [ アーカイブログファイル名 ]
形式4-5(アーカイブログファイルのバックアップ)
rdblog -B [ -g ロググループ名 ] アーカイブログ退避先名@デバイス名 [ -y ]
形式4-6(アーカイブログファイルを強制切替え)
rdblog -S -a [ -g ロググループ名 ]
形式4-7(退避動作待ちのアーカイブログファイルの破棄)
rdblog -R -a [ -g ロググループ名 ]
形式4-8(アーカイブログファイルの再登録)
rdblog -A -a アーカイブログファイル名
形式4-9(アーカイブログファイルの閉塞)
rdblog -H -a [ -g ロググループ名 ] アーカイブログファイル名
形式4-10(アーカイブログファイルをリカバリし閉塞を解除)
rdblog -P -a [ -g ロググループ名 ] アーカイブログファイル名
形式5-1(インダウトログファイルの作成)
rdblog -G -i [ -g ロググループ名 ] { インダウトログファイル名 | -in | -bi | -ai } インダウトログファイルサイズ
形式5-2(インダウトログファイルの属性変更)
rdblog -U -i [ -g ロググループ名 ] インダウトログファイルサイズ
形式5-3(インダウトログファイルの削除)
rdblog -D -i [ -e ] [ -g ロググループ名 ]
形式5-4(インダウトログファイルの情報表示)
rdblog -V -i [ -g ロググループ名 ]
形式5-5(インダウトログファイルの再登録)
rdblog -A -i インダウトログファイル名
形式5-6(インダウトログファイルの閉塞)
rdblog -H -i [ -g ロググループ名 ]
形式5-7(インダウトログファイルをリカバリし閉塞を解除)
rdblog -P -i [ -g ロググループ名 ]
機能説明
ログファイルの作成、変更、削除、表示などを行います。
スケーラブルログ運用を行うために必要なロググループ管理ファイルの操作を行います。ロググループ管理ファイルの操作には、作成、情報表示、閉塞、ファイルのリカバリと閉塞の解除があります。
ログ管理ファイルの操作を行います。ログ管理ファイルの操作には、作成、再作成、削除、情報表示、再登録、閉塞、ファイルのリカバリと閉塞の解除があります。
テンポラリログファイルの操作を行います。テンポラリログファイルの操作には、作成、属性変更、削除、情報表示、再登録、再作成、閉塞、ファイルのリカバリと閉塞の解除があります。
アーカイブログファイルの操作を行います。アーカイブログファイルの操作には、作成、追加、削除、情報表示、バックアップ、強制切替え、破棄、再登録、閉塞、ファイルのリカバリと閉塞の解除があります。
インダウトログファイルの操作を行います。インダウトログファイルの操作には、作成、属性変更、削除、状態表示、再登録があります。
形式1のオプション
ロググループ管理ファイルに関する操作をする場合に指定します。
本オプションのみ指定した場合は、ロググループ管理ファイルの作成を行います。
作成を行う場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
ロググループ管理ファイルの情報を表示する場合に指定します。
ロググループ管理ファイルを閉塞する場合に指定します。
Symfoware/RDB運用中にロググループ管理ファイルをリカバリする場合に利用します。
閉塞状態については、“注意”を参照してください。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
ロググループ管理ファイルをリカバリし、閉塞状態を解除する場合に指定します。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
形式2のオプション
ログ管理ファイルに関する操作をする場合に指定します。
本オプションのみ指定した場合は、ログ管理ファイルの作成を行います。
作成を行う場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
スケーラブルログ運用で、ユーザロググループを削除する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、削除するユーザロググループに属するテンポラリログファイルおよびデータベーススペースが存在する場合は、削除できません。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
ログ管理ファイルの情報を表示する場合に指定します。
スケーラブルログ運用で、すでに作成済みのログ管理ファイルをロググループ管理ファイルに再登録する場合に指定します。
本オプションは、ロググループ管理ファイル破壊のリカバリ時に用います。
ログ管理ファイルを閉塞する場合に指定します。
Symfoware/RDB運用中にログ管理ファイルをリカバリする場合に利用します。
閉塞状態については、“注意”を参照してください。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
ログ管理ファイルをリカバリし、閉塞状態を解除する場合に指定します。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
スケーラブルログ運用で、ユーザロググループ用のログ管理ファイルを再作成する場合に指定します。
本オプションは、ログ管理ファイル破壊のリカバリ時に用います。
本オプションの指定時には、-gオプションで指定するユーザロググループがすでに作成されている必要があります。
スケーラブルログ運用の場合、処理の対象となるユーザロググループ名を指定します。
ユーザロググループ名は、英数字、“_”および各国語文字から構成される18文字以内の文字列です。
ただし、Symfoware/RDBの文字コード系がUNICODEで、各国語文字のみで指定する場合は、12文字以内の文字列です。
ユーザロググループ名はシステム内で一意にする必要があります。
監査ログ用ロググループのログ管理ファイルを作成する場合は、“#RDBII_ADTLOG#”を指定します。
ユーザロググループ名には“system”を指定することはできません。
スケーラブルログ運用を行っていて本オプションを省略した場合、システムロググループが処理の対象となります。
ログ管理ファイルのパス名を指定します。
パス名は英数字255バイトまで指定でき、パス名には絶対パス名のみ指定できます。
パス名には、ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
形式3のオプション
テンポラリログファイルを作成する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
テンポラリログファイルの属性を変更する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
テンポラリログファイルを削除する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
テンポラリログファイルの情報を表示する場合に指定します。
すでに作成済みのテンポラリログファイルを、ログ管理ファイルに再登録します。
本オプションは、ログ管理ファイル破壊のリカバリ時に用います。
テンポラリログファイルを閉塞する場合に指定します。
Symfoware/RDB運用中にテンポラリログファイルをリカバリする場合に利用します。
閉塞状態については、“注意”を参照してください。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
テンポラリログファイルをリカバリし、閉塞状態を解除する場合に指定します。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
フラッシュトリートメントリカバリ機能を利用する場合に指定します。
同期フラッシュトリートメントリカバリ機能を利用する場合には、“sync”を指定します。
非同期フラッシュトリートメントリカバリ機能を利用する場合には、“async”を指定します。
何も指定しないと“sync”を指定したと解釈します。
従来の“-w”オプションは互換で、本オプションで“async”を指定した場合と同じになります。
本オプションは、ロードシェア運用の場合に指定できます。
テンポラリログファイルに関する操作をする場合に指定します。
スケーラブルログ運用の場合、処理の対象となるロググループ名を指定します。
スケーラブルログ運用を行っていて、本オプションを省略した場合または“system”を指定した場合は、システムロググループが処理の対象となります。
テンポラリログファイルを強制的に削除する場合に指定します。
テンポラリログファイルが破壊されている場合にのみ使用してください。
テンポラリログファイルを再作成する場合に指定します。
本オプションを指定した場合、-ioオプションを指定することはできません。
ダウンリカバリ時のリカバリログ量の設定や変更を行いたい場合に指定します。
リカバリログ量をバイト単位で指定します。
リカバリログ量の最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれ値はキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
AIログ域の大きさよりも大きい値は指定できません。
-Gオプションを指定し、-cオプションを省略した場合は、リカバリログ量をSymfoware/RDBが自動的に設定します。
-Uオプションを指定し、-cオプションを省略した場合は、以前に設定しているリカバリログ量がAIログ域の大きさよりも小さい場合には、その値が引き継がれます。
そうでない場合は、警告メッセージが表示され、リカバリログ量がAIログ域よりも小さくなるようにSymfoware/RDBが自動的に設定します。
テンポラリログファイルのブロック長を指定します。
なお、アーカイブログファイルを作成する予定がある場合、アーカイブログファイルを作成する媒体のブロック長が当テンポラリログファイルを作成する媒体のブロック長を超える場合は、アーカイブログファイルを作成予定の媒体のブロック長を指定します。
本オプションを省略した場合は、512バイトが指定されたものとして動作します。
テンポラリログファイルのログインデックス域のパス名を指定します。
パス名は英数字131バイトまで指定でき、パス名には絶対パス名のみ指定できます。
ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
テンポラリログファイルのBIログ域のパス名を指定します。
パス名は英数字131バイトまで指定でき、パス名には絶対パス名のみ指定できます。
ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
テンポラリログファイルのログインデックス域と同一のUNIX系ファイルまたはローデバイスに割り当てる場合は、パス名または-inを指定します。
テンポラリログファイルのAIログ域のパス名を指定します。
パス名は英数字131バイトまで指定でき、パス名には絶対パス名のみ指定できます。
ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
テンポラリログファイルのログインデックス域と同一のUNIX系ファイルまたはローデバイスに割り当てる場合は、パス名または-inを指定します。
テンポラリログファイルのBIログ域と同一のUNIX系ファイルまたはローデバイスに割り当てる場合は、パス名または-biを指定します。
作成するテンポラリログファイルのBIログ域の大きさをバイト単位で指定します。
大きさの最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれ値はキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
BIログ域サイズには、64K未満の値は指定できません。
-Uオプションを指定している場合にBIログ域サイズとして“-”を指定した場合は、以前の値がそのまま使用されます。
作成するテンポラリログファイルのAIログ域の大きさをバイト単位で指定します。
大きさの最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれ値はキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
AIログ域サイズには、64K未満の値は指定できません。
-Uオプションを指定している場合にAIログ域サイズとして“-”を指定した場合は、以前の値がそのまま使用されます。
テンポラリログファイルで管理するトランザクション情報のエントリ数を指定します。
同時実行するトランザクション数以上の値を指定する必要があります。
ログの情報を管理するため、すでに終了したトランザクションの情報もある程度の期間は残しているため、ここで指定した値のトランザクションを同時実行できるとは限りません。
トランザクションエントリが不足した場合は、トランザクションエントリ不足でSQLエラーとなります。
-Uオプションを指定している場合に、トランザクションエントリ数を省略した場合は、以前の値がそのまま使用されます。
形式4のオプション
アーカイブログファイルを作成する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
アーカイブログファイルを追加する場合に指定します。
アーカイブログファイルを削除する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
アーカイブログファイルの情報を表示する場合に指定します。
アーカイブログファイルの内容をバックアップする場合に指定します。
アーカイブログファイルを強制的に切り替える場合に指定します。
退避動作待ちのアーカイブログファイルを破棄し、使用可能にする場合に指定します。
すでに作成済みのアーカイブログファイルを、ログ管理ファイルに再登録します。
本オプションは、ログ管理ファイル破壊のリカバリ時に用います。
アーカイブログファイルを閉塞する場合に指定します。
Symfoware/RDB運用中にアーカイブログファイルをリカバリする場合に利用します。
閉塞状態については、“注意”を参照してください。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
アーカイブログファイルをリカバリし、閉塞状態を解除する場合に指定します。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
スケーラブルログ運用の場合、処理の対象となるロググループ名を指定します。
スケーラブルログ運用を行っていて、本オプションを省略した場合または“system”を指定した場合は、システムロググループが処理の対象となります。
アーカイブログ退避先名には、リカバリで必要なアーカイブログの退避先となるファイル名を指定します。
退避先のデバイス名は、アーカイブログ退避先名の後を、“@”で区切り指定します。
デバイス名には、文字型特殊装置(/dev/rmt/*、/dev/st*または/dev/nst*)または、UNIX系の一般ファイルのディレクトリへの絶対パス名を指定します。
アーカイブログ退避先名に指定できる長さは、120バイトまでです。
デバイス名に指定できる長さは、120バイトまでです。
アーカイブログファイルに関する操作をする場合に指定します。
アーカイブログファイル名を絶対パス名で指定します。
アーカイブログファイル名に指定できる長さは、131バイトまでです。
アーカイブログファイル名には、ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
アーカイブログファイル名を省略した場合は、アーカイブログファイル全体の情報が表示されます。
作成するアーカイブログファイルの容量を指定します。
大きさの単位はバイトです。
大きさの最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれ値はキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
アーカイブログファイルサイズには、1M未満の値は指定できません。
デバイス名に磁気テープ装置を指定し、かつ、本オプションを指定した場合、入力要求のメッセージを出力せずに、セットされている磁気テープを処理対象として処理を行います。
磁気テープがセットされていない場合は、処理を行わずにコマンドを終了します。
退避データが複数の磁気テープにまたがる場合は、2本目以降の磁気テープがセットされているかの確認が行われます。
形式5のオプション
インダウトログファイルを作成する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
また、テンポラリログファイルを作成している必要があります。
インダウトログファイルの属性を変更する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
また、インダウトログファイルが使用されている場合は、インダウトログファイルの属性変更はできません。
インダウトログファイルを削除する場合に指定します。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
また、インダウトログファイルが使用されている場合は、インダウトログファイルの削除はできません。
インダウトログファイルの情報を表示する場合に指定します。
すでに作成済みのインダウトログファイルを、ログ管理ファイルに再登録する場合に指定します。
本オプションは、ログ管理ファイル破壊時のリカバリに用います。
本オプションを指定する場合、Symfoware/RDBは停止している必要があります。
また、テンポラリログファイルを作成あるいは再登録している必要があります。
インダウトログファイルに関する操作をする場合に指定します。
スケーラブルログ運用の場合、処理の対象となるロググループ名を指定します。
スケーラブルログ運用を行っていて、本オプションを省略した場合または“system”を指定した場合は、システムロググループが処理の対象となります。
インダウトログファイルを強制的に削除する場合に指定します。
インダウトログファイル名を絶対パス名で指定します。
パス名は英数字131文字まで指定できます。
インダウトログファイル名には、ファイルシステム上のUNIX系ファイルまたはローデバイスを指定できます。
インダウトログファイルを、テンポラリログファイルのインデックス域と同じデバイス上に作成する場合に指定します。
インダウトログファイルを、テンポラリログファイルのBIログ域と同じデバイス上に作成する場合に指定します。
インダウトログファイルを、テンポラリログファイルのAIログ域と同じデバイス上に作成する場合に指定します。
作成するインダウトログファイルの大きさをバイト単位で指定します。
大きさの最後に“K”、“M”を付加した場合は、それぞれの値をキロバイト指定、メガバイト指定であると解釈されます。
インダウトログファイルには、同時実行するトランザクションで発生するBIログ域サイズに64Kを加算したサイズが必要です。
インダウトログファイルサイズは、“セットアップガイド”を参照して見積もってください。
インダウトログファイルを閉塞する場合に指定します。
Symfoware/RDB運用中にインダウトログファイルをリカバリする場合に利用します。
閉塞状態については、“注意”を参照してください。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
インダウトログファイルをリカバリし、閉塞状態を解除する場合に指定します。
本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。
使用例
ロググループ管理ファイルを作成します。
rdblog -M
ロググループ管理ファイルの情報を表示します。
rdblog -V -M
ロググループ管理ファイルを閉塞します。
rdblog -H -M
ロググループ管理ファイルをリカバリし閉塞を解除します。
rdblog -P -M
ユーザロググループ名“grp1”用のログ管理ファイルを作成します。
rdblog -I -g grp1 /dev/rdsk/c4t0d0s1
ユーザロググループ名“grp1”用のログ管理ファイルを再作成します。
rdblog -I -r -g grp1 /dev/rdsk/c4t0d0s1
ユーザロググループ名“grp1”用のログ管理ファイルを削除します。
rdblog -D -I -g grp1
ログ管理ファイルの情報を表示します。
rdblog -V -I
ログ管理ファイルを再登録します。
rdblog -A -I /dev/rdsk/c4t0d0s1
ユーザロググループ名“grp1”用のログ管理ファイルを閉塞します。
rdblog -H -I -g grp1
ユーザロググループ名“grp1”用のログ管理ファイルをリカバリし閉塞を解除します。
rdblog -P -I -g grp1
/dev/rdsk/c1t1d0s1にテンポラリログファイルを作成します。
rdblog -G -t -c 1M /dev/rdsk/c1t1d0s1 -in -in 45M 45M 500
テンポラリログファイルのリカバリログ量を200キロバイトに変更します。
rdblog -U -t -c 200K - -
テンポラリログファイルを削除します。
rdblog -D -t
テンポラリログファイルの情報を表示します。
rdblog -V -t
テンポラリログファイルを再登録します。
rdblog -A -t /dev/rdsk/c1t1d0s3
テンポラリログファイルを再作成します。
rdblog -G -t -r -c 1M /dev/rdsk/c1t1d0s3 -in -in 45M 45M 500
テンポラリログファイルを閉塞します。
rdblog -H -t
テンポラリログファイルをリカバリし閉塞を解除します。
rdblog -P -t
/dev/rdsk/c1t1d0s3にアーカイブログファイルを作成します。
rdblog -G -a /dev/rdsk/c1t1d0s3 10M
/dev/rdsk/c1t1d0s3にアーカイブログファイルを追加します。
rdblog -U -a /dev/rdsk/c1t1d0s3
/dev/rdsk/c1t1d0s3のアーカイブログファイルを削除します。
rdblog -D -a /dev/rdsk/c1t1d0s3
アーカイブログファイル全体の情報を表示します。
rdblog -V -a
アーカイブログファイルの内容を/backup/rdb、アーカイブログ退避先名arc0001にバックアップします。
rdblog -B arc0001@/backup/rdb
アーカイブログファイルを強制的に切り替えます。
rdblog -S -a
退避動作待ちのアーカイブログファイルを破棄し、使用可能にします。
rdblog -R -a
/dev/rdsk/c1t1d0s1に作成されていたアーカイブログファイルを再登録します。
rdblog -A -a /dev/rdsk/c1t1d0s1
アーカイブログファイルを閉塞します。
rdblog -H -a /dev/rdsk/c1t1d0s1
アーカイブログファイルをリカバリし閉塞を解除します。
rdblog -P -a /dev/rdsk/c1t1d0s1
インダウトログファイルを作成します。
rdblog -G -i /home/rdb2/indoubt 30M
インダウトログファイルサイズを33Mに変更します。
rdblog -U -i 33M
インダウトログファイルを削除します。
rdblog -D -i
インダウトログファイルの情報を表示します。
rdblog -V -i
インダウトログファイルを再登録します。
rdblog -A -i /home/rdb2/indoubt
インダウトログファイルを閉塞します。
rdblog -H -i
インダウトログファイルをリカバリし閉塞を解除します。
rdblog -P -i
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
ロググループ管理ファイルとログ管理ファイルは同一のローデバイスに作成することができます。ロググループ管理ファイルと同一のローデバイス上に作成することができるのは、1つのユーザロググループのログ管理ファイルのみです。
ログ管理ファイルとテンポラリログファイルは同一のローデバイスに作成することができます。その場合は、ログインデックス域を含まなければなりません。
アーカイブログ退避先名には、“@”は使用できません。
-Rオプションを使用して破棄したアーカイブログを使用するメディアリカバリは実行できません。したがって、-Rオプションを使用した場合は、必ずすべてのデータベースのバックアップ操作を行ってください。
指定するローデバイス名の最後の“/(区切り文字)”以降の文字列に、“fpd”、“mt”、“8mm”、“tpld”、“molb”、“mo”、“dat”を含む文字列は指定できません。
デバイス名に磁気テープ装置を指定した場合は、コマンド開始時に磁気テープが巻き戻されている必要があります。
閉塞状態について
閉塞状態のログファイルをリカバリして閉塞状態を解除するには、メモリ上の情報を使用します。
そのため、ログファイルが閉塞状態のままSymfoware/RDBを停止すると、-Pオプションによるリカバリを行うことはできません。
必ず、Symfoware/RDBを停止する前に-Pオプションによりログファイルをリカバリしてください。
なお、-Pオプションによりログファイルをリカバリする前にSymfoware/RDBを停止してしまった場合は、Symfoware/RDB停止時における、それぞれのログファイルのリカバリ方法にしたがってリカバリしてください。
また、Symfoware/RDB起動中において閉塞状態の各ファイルに対して実行可能な操作は以下のように制限されます。
ロググループ管理ファイル Symfoware/RDB起動中は、正常な状態の時と同様に操作を実行できます。
ログ管理ファイル Symfoware/RDB起動中は、正常な状態の時と同様に操作を実行できます。
テンポラリログファイル閉塞状態になったあとの新規のトランザクションにおいて、更新を行うSQL文はエラーとなります。閉塞状態になった時に実行中のトランザクションにおいて、更新を行うSQL文の実行ではテンポラリログは収集されません。そのため、トランザクションがロールバックすると、トランザクション中で更新されたデータベース資源はロールバック不可で閉塞されます。また、データベースに対する更新はコミット時に媒体に書き込まれます。
アーカイブログファイル閉塞状態のアーカイブログファイルは使用不可となり、正常なアーカイブログファイルの範囲で運用可能です。
フラッシュトリートメントリカバリ機能(同期・非同期の指定に関わらず)を使用する場合は、BIログ域、AIログ域およびトランザクションエントリ数をフラッシュトリートメントリカバリ機能を利用しない場合の2倍の値を指定してください。
同一のRDBシステム内では、フラッシュトリートメントリカバリ機能の指定の有無、およびフラッシュトリートメントリカバリ種別(同期・非同期)は、ロググループ間で混在しないでください。なお、混在して指定した場合は、クラスタアプリケーションが起動できません。
“-w”オプションを指定した場合に、テンポラリログファイルの状態を表示すると、Typeには“FTR Async Recovery”と表示されます。
以下のコマンド実行中に、切替えたアーカイブログファイルを、退避(-Bオプション)または破棄(-Rオプション)することはできません。
rdbdmpコマンドの-Nオプション未指定時
rdbdmpdicコマンド
rdbmrdmpコマンド(Symfoware Server Advanced Backup Controllerのコマンド)
swstbackupコマンド(AdvancedCopy Managerのコマンド)
表示項目の見出しと意味
◆ロググループ管理ファイルの状態を表示した場合
ロググループ管理ファイルのパス名
ロググループ管理ファイルの状態
--- : 正常
trouble : 異常
(本コマンドの-Hオプションにより閉塞した場合、troubleの後ろに“(CMD)”が表示されます)
◆ログ管理ファイルの状態を表示した場合
アーカイブログファイルの状態(利用可能性/ログの出力モード)
利用可能性
(アーカイブログファイルが利用可能かどうかを示します)
---- : 作成されていない
avail : 利用可能な状態
unavail : 利用不可能な状態(すべてのアーカイブログファイルが満杯またはいずれかのアーカイブログファイルが異常)
unknown : 不明(Symfoware/RDB停止時でログ管理ファイルの状態が“failure”の場合に表示されます)
ログの出力モード
(アーカイブログファイルを出力するかどうかを示します。アーカイブログファイルが作成されている場合のみ表示されます。 現在はすべて、“on”で表示されます)
on : オンライン状態(アーカイブログファイルを出力する)
インダウトログファイルの状態
---- : 作成されていない
avail : 正常に作成されている
failure : ファイルが破壊されている、または入出力障害
(本コマンドの-Hオプションにより閉塞した場合、failureの後ろに“(CMD)”が表示されます)
unknown : 不明(Symfoware/RDB停止時でログ管理ファイルの状態が“failure”の場合に表示されます)
ロググループ名
“system”はシステムロググループを示します。
スケーラブルログ運用を行っていない場合も、“system”で表示されます。
ログ管理ファイルのパス名
ログ管理ファイルの状態
avail : 正常に作成されている
failure : ファイルが破壊されている または 入出力障害
(本コマンドの-Hオプションにより閉塞した場合、failureの後ろに“(CMD)”が表示されます)
テンポラリログファイルの状態
---- : 作成されていない
avail : 正常に作成されている
failure : ファイルが破壊されている または 入出力障害
(本コマンドの-Hオプションにより閉塞した場合、failureの後ろに“(CMD)”が表示されます)
unknown : 不明(Symfoware/RDB停止時でログ管理ファイルの状態が“failure”の場合に表示されます)
◆テンポラリログファイルの状態を表示した場合
AIログ域サイズおよびAIログ域パス名
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
BIログ域サイズおよびBIログ域パス名
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
テンポラリログファイルのブロック長(単位はバイト)
テンポラリログファイルの作成、再登録を行った日付および時刻
トランザクションエントリ数およびログインデックス域パス名
リカバリログ量
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
テンポラリログファイルの状態
--- : 未使用
active : 使用中(Symfoware/RDB運用中)/リカバリ必要(Symfoware/RDB停止中)
trouble : 異常
(本コマンドの-Hオプションにより閉塞した場合、troubleの後ろに“(CMD)”が表示されます)
同期フラッシュトリートメントリカバリ機能が有効になっている場合には“FTR Sync Recovery”
非同期フラッシュトリートメントリカバリ機能が有効になっている場合には“FTR Async Recovery”
(無効のときは表示項目自体が表示されません)
(ロードシェア運用の場合に表示されます)
◆アーカイブログファイルの状態を表示した場合
アーカイブログ域の空き容量
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
常にハイフン(“-----”)が表示されます。
アーカイブログ域の使用率
アーカイブログ域パス名
アーカイブログ通番
アーカイブログファイルの状態
using : 使用中
full : 退避待ち状態
empty : 未使用状態
inh : 異常
(本コマンドの-Hオプションにより閉塞した場合、inhの後ろに“(CMD)”が表示されます)
switch : 強制切替え
icoff : 破棄
アーカイブログ域サイズ
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
アーカイブログ域の使用量
単位がない場合 : バイト
単位がKの場合 : キロバイト
単位がMの場合 : メガバイト
単位がGの場合 : ギガバイト
◆インダウトログファイルの状態を表示した場合
インダウトログファイルの作成を行った日付および時刻
インダウトログファイルのサイズおよびファイル名
インダウトログファイルの状態
--- : 未使用
active : 使用中
trouble : 異常
インダウトログファイルの使用率および使用量