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Symfoware Server  解説書

3.4.1 格納構造の構成要素

格納構造の2つの要素とその対応関係について、以下に説明します。

3.4.1.1 DSO

DSOは、実表に対してそのデータの格納構造を定義します。DSOには、以下があります。

表のDSO

表のDSOは、データを格納するための格納構造の種類や、データを分割して格納する場合の分割方法を定義します。

表のDSOを定義する場合、ページ長を指定します。ページとは、データベースに対する入出力の最小単位のことをいいます。ページ長は、ページ内に格納する行数などを考慮して決定します。

インデックスのDSO

インデックスのDSOは、表に対してどのようなインデックスを作成するのかを定義します。

3.4.1.2 DSI

DSIは、実表のデータを格納する領域を、データベーススペースに割り付けるために定義します。DSIには、以下があります。

表のDSI

表のDSIは、データを格納する領域を、データベーススペースに割り付けるために定義します。

インデックスのDSI

インデックスのDSIは、表に付加するインデックスのデータを格納する領域を、データベーススペースに割り付けるために定義します。

3.4.1.3 DSOとDSIの対応関係

DSOとDSIの関係は、1:1対応の場合と、1:nの対応の場合があります。1:nの場合は、表のデータを分割して格納する場合であり、DSOにはデータの分割に対する規則を定義します。

表のデータを分割せずに格納する場合の例を図3.5 DSOとDSIが1:1対応の場合の対応づけ例に、また表のデータを分割して格納する場合の例を図3.6 DSOとDSIが1:n対応の場合の対応づけ例に示します。インデックスのDSIは、表のDSIに対して定義します。表のデータを分割して格納する場合には、それぞれの表のDSIに対して、インデックスのDSIを定義する必要があります。

図3.5 DSOとDSIが1:1対応の場合の対応づけ例


図3.6 DSOとDSIが1:n対応の場合の対応づけ例