格納構造の2つの要素とその対応関係について、以下に説明します。
表のDSO
表のDSOは、データを格納するための格納構造の種類や、データを分割して格納する場合の分割方法を定義します。
表のDSOを定義する場合、ページ長を指定します。ページとは、データベースに対する入出力の最小単位のことをいいます。ページ長は、ページ内に格納する行数などを考慮して決定します。
インデックスのDSO
インデックスのDSOは、表に対してどのようなインデックスを作成するのかを定義します。
表のDSI
表のDSIは、データを格納する領域を、データベーススペースに割り付けるために定義します。
インデックスのDSI
インデックスのDSIは、表に付加するインデックスのデータを格納する領域を、データベーススペースに割り付けるために定義します。
DSOとDSIの関係は、1:1対応の場合と、1:nの対応の場合があります。1:nの場合は、表のデータを分割して格納する場合であり、DSOにはデータの分割に対する規則を定義します。
表のデータを分割せずに格納する場合の例を図3.5 DSOとDSIが1:1対応の場合の対応づけ例に、また表のデータを分割して格納する場合の例を図3.6 DSOとDSIが1:n対応の場合の対応づけ例に示します。インデックスのDSIは、表のDSIに対して定義します。表のデータを分割して格納する場合には、それぞれの表のDSIに対して、インデックスのDSIを定義する必要があります。
図3.5 DSOとDSIが1:1対応の場合の対応づけ例
図3.6 DSOとDSIが1:n対応の場合の対応づけ例